その後、太極山の大陸に到着するのであった。あかり達は食堂で食事をするのであった。
「あかり、あんた小食なのね？」
「ええ、あまり大量に食べないように気をつけているの。」
「美朱なんて大食いだぜ。」
「あかりは華奢だぞ。俺も男子の食べる量だぞ。」
柳宿が驚き、あかりも女子よりも食べる量が少な目で、鬼宿が愚痴り、幸人も男子と同じ食べる量であった。その後、あかりは外に出て草むらに座るのであった。その後、星宿もあかりの隣に座るのであった。
「星宿、私に何かようなの？」
「あかり、そなたは父子家庭なのだな？」
あかりが驚き、星宿もあかりに聞くのであった。
「ええ、そうよ。私は母さんを５年前に亡くしているの。私が母さんの代わりに家族を支えたの。」
「そうか、お前は母親を亡くしたのだな？私は１４の頃に母の命で帝になったのだ。」
「え？」
星宿の言葉にあかりも驚く。
「今思えば操り人形だったかもしれぬ。でもその母が亡くなり、私の周りには不気味なほど静かになったのだ。まるで鳥が籠に買われているかのようにだ。」
「そんな、悲しいことを言わないで。星宿は私と幸人さんと出会う前から一人だったのね。貴方はよく頑張ったわ。」
星宿の言葉にあかりも心配するのであった。
「あかり、お前は素直でいい女だ。私の理想の女だ。あかり、私は初めて会った時からお前が好きだ。」
星宿はあかりを抱きしめ、キスをするのであった。
あかりと星宿のキスシーンを幸人、鬼宿が見かけるのであった。ちなみに柳宿は化粧をしていたため、全く気がつかなかったのであった。
「幸人、お前星宿様に嫉妬しているんだろ？」
「ああ、俺は星宿様に嫉妬してしまった。すまないな無様な姿を見せて。」
鬼宿の言葉に幸人も星宿に嫉妬するのであった。
「気にすんな、お前があかり一筋だってことがわかったから俺はお前とあかりの中を応援するぜ。」
「鬼宿、すまない。ありがとう。」
鬼宿があかりと幸人の仲を応援し、幸人も感謝するのであった。一方、あかり達の様子を見ていた。太一君はあかりと幸人は２度目の人生で、東仙と市丸を救えなかったことを知っていた。
「朱雀の巫女、朱雀の守護者。おぬしらには死神と戦ってもらうぞ。出でよ東仙要、市丸ギン。」
「君が太一君だな？」
「天帝さんは僕と東仙さんに用があるのやね？」
東仙と市丸は太一君に声を掛ける。
「そうじゃ。おぬしらにはあかりと幸人と戦ってもらうぞ。良いな東仙要、市丸ギン。」
「ああ。」
「了解しましたわ。」
太一君の言葉に東仙と市丸も了承するのであった。一方、あかり達は霧の中に入るのであった。