その後、夜一が現れ、あかりに声を掛けた。
「あかり、喜助がおぬしに用があるのじゃ？」
「ええ、わかりました。浦原商店に向かいます。」
「あかり、私も行くぞ。」
「ルキアだけでなく、俺も行くぞ。」
ルキアと恋次もあかりと共に浦原商店に向かうと告げるのであった。
その後、あかり、ルキア、恋次は浦原の所に向かうのであった。
「黒崎さん、しばらくここから離れてください。」
「蒲原さん、もしかして私が愛染に狙われているから、私をこの戦いから外そうとしているのですね？」
「そうです。あなたは確かに強い。しかし、愛染があなたを狙っている以上、しばらくは異世界に向かってください。カシウスさんとアリオスさんには事前にあたしの方から話ましたので、カシウスさんとアリオスさんと共にしばらく異世界に向かってください。」
「そうですか。失礼します。」
あかりが悲しそうな表情で浦原商店を去るのであった。
「浦原貴様、あかりになんてことを言ったのだ！あかりは八葉一刀流弐の型皆伝だぞ！」
ルキアはあかりを傷つけた蒲原に怒っていた。
「ルキア、よせ。浦原さんが正しいぜ。あかりは強いが、藍染に狙われている。カシウスとアリオスに頼んだ方がいいぜ。」
「あかり、すまぬ。」
恋次はあかりが異世界に行くことを賛成するのであった。ルキアはこの場にいないあかりに謝罪するのであった。
一方、あかりは一人で行動していた。
「蒲原さんの言葉ショックだったな？」
あかりは泣きそうな表情をするのであった。その後、カシウスとアリオス、朱雀七星士からは鬼宿と星宿が現れ、あかりに声を掛けた。
「あかり、辛いかもしれんが、俺達の世界に来るんだ。」
「カシウスさんの言う通りだ。俺が幸人の代わりにお前を守るつもりだ。」
「あかり、カシウスとアリオスに任せたほうがいいぜ。」
「幸人には私が話したのだ。幸人も納得していたぞ。」
カシウス、アリオス、鬼宿、星宿はあかりを励まそうとしていた。
「カシウスさん、アリオスさん、鬼宿、星宿、私、本当は藍染との戦いに参加したかったです。うううう……あああああっ……。うわあああああああああん……！」
あかりは自身が戦いから外されたことにショックを受け、泣き出すのであった。カシウスとアリオスと鬼宿は泣くあかりを見守り、星宿は泣いているあかりを抱きしめ慰めるのであった。
「あかり、辛かったな？」
「今は泣きたいだけ泣くといい。」
「この世界は幸人と俺達に任せてくれ。」
「あかり、私が側にいるのだ。」
カシウスとアリオスと鬼宿と星宿はあかりが泣き止みまで、そっと見守るのであった。
あかりは織姫とルキアに会うのであった。
「織姫、私クロスベルに向かうわ。織姫も戦闘から外されたんでしょ？カシウスさんが織姫の面倒を見るそうだから、リベール王国に行ったらどうかしら？」
「あかりちゃん、うんわかった。あたしもカシウスさんから鍛えて貰おうかな？それに椿君が破壊されたのにハッチさんが治してくれても、あたしは弱い。シルフィアちゃんからセーラーアースになるブローチを受け取ったから、セーラーアースに覚醒していつか黒崎君を守れるように戦いたい。」
あかりが織姫を心配し、織姫も強くなろうと決意するのであった。
「あかり、案ずるな。私がカシウス殿の所に向かうのだ。井上を鍛えて貰うつもりだ。」
「ルキア、藍染は私だけでなく、織姫の能力にも目をつけているから、織姫を守って。」
ルキアの言葉にあかりもルキアに織姫を守れと伝えるのであった。
「そうか、わかった。私もリベール王国に向かうのだ。井上、カシウス殿の所に向かうのだ。」
「朽木さん、わかった。」
ルキアの言葉に織姫も了承するのであった。
その後、あかり、織姫、ルキアはカシウスとアリオスの所に向かうのであった。朱雀七星士の星宿もその場にいた。
「星宿、どうして？貴方も私と一緒にクロスベルに向かうの？」
あかりが星宿に聞く。
「あかり、私がカシウスとアリオスに頼んだのだ。私もお前を守り、クロスベル自治州に向かうのだ。」
「あかり、星宿の頼みだぞ。」
「カシウスさんの言う通りだ。あかりを守るのは俺と星宿で十分だ。」
カシウスが星宿の頼みだと告げ、アリオスもあかりを守るのが自身と星宿だとあかりに告げるのであった。
「カシウスさん、アリオスさん、ありがとうございます。星宿、よろしくね。」
「「「ああ。」」」
カシウス、アリオス、星宿はあかりに返事をしたのであった。その後、カシウスとアリオスの世界にあかりと星宿は転移装置を使ってクロスベルに向かうのであった。一方、織姫、ルキア、カシウスは転移装置を使って、リベール王国に向かうのであった。