一方、藍染たちの謀反に護廷十三隊の隊長、副隊長が集まっていた。bgm「荒野に潜む影」である。
「これまでじゃの。」
夜一が藍染に声を掛ける。
「何だって？」
藍染が驚く。
「わからぬか藍染？最早おぬしらに逃げ場がないということが」
夜一が藍染を逃がさないように声を掛ける。
山本総隊長と浮竹が藍染に声を掛ける。
「藍染、おぬしが旅禍の少女を狙おうとしたこと最早見過ごせぬ。」
「藍染、お前は彼女を手に入れるために旅禍を侵入させたということか？」
山本総隊長と浮竹が藍染に怒りを見せる。しかし藍染は不適に笑った。
「何がおかしい？」
夜一が藍染に聞く。
「……ああ済まないが時間だ。」
藍染の言葉に藍染の所に光がやってくる。それに気が付いた夜一。
「離れろ！砕蜂！」
夜一の言葉に砕蜂は離れる。空から光がやってきて藍染を包む。空の裂け目から大虚（メノスグランデ）がいた。
「馬鹿な…！」
護廷十三隊の全員が驚き。
「大虚！」
砕蜂が驚き。
「ギリアンか…！一体何体いやがんだ…！」
大前田も驚き。
「いや奥に…まだ何かあるぞ…？」
檜佐木が奥にいることに気が付き。
藍染の強力者である市丸と東仙も光に包まれる。
「…ちょっと残念やったな。…もう少しあかりちゃんのことを捕まえるとこやったのに、さいなら乱菊。」
市丸が乱菊に別れをつげ。
「御免な」
光に足場が浮いた。
「逃げんのかこの…」
射場が３人が逃げようとするのを斬りかかりそうになる。
「やめんか」
山本総隊長が射場を止める。
一方、狛村は東仙に声を掛けていた。
「降りて来い、東仙！！！解せぬ！貴公は何のために死神になった亡き友のためではないか！正義を貫くためではなかったのか！！貴公の正義はどこに消え失せたのだ！！それに旅禍の少女を拘束したこと許さぬぞ！！」
狛村が東仙に怒りを見せ、そばにいたあかりと幸人も東仙に声を掛ける。
「狛村さんの言う通りよ！復讐から何が生まれるの？あんたの親友はそれを望んでいなかったはずよ。」
「東仙要、お前のやっていることは正義ではない悪だ！」
あかりと幸人も東仙に声を掛ける。
「あかりと幸人の言う通りだ。これは正義ではないのだ。」
星宿も東仙の事が正義でないと告げるのであった。
「言っただろう、狛村。私のこの目に映るには、最も血に染まぬ道だけだ。正義は常に其処に在る。私も歩む道こそ正義だ。夕城あかり、君は私と同じ正義感の強い女性だな。君とは気が合いそうだよ。地場幸人、君こそ正義の為に戦っていることは悪いことではないが、私のことを悪といううのは気に食わないな。星宿、君は夕城あかりに片想いをしているようだね。精々守ることだ。」
東仙の正義はあかりや幸人と朱雀七星士とは違うやり方であった。あかり達セーラー戦士は愛と正義の為に戦っている。朱雀七星士もあかりと幸人を守るために正義の為に戦っている。東仙は死神に復讐するために護廷十三隊の隊長になった。狛村もどちらかというとあかりと幸人の正義に近いため、狛村は藍染に狙われているあかりを守ろうとしていた。
「夕城あかり僕は君を本気で手に入れるよ。いつか君を犯して身も心を手に入れるから覚悟するのだね。」
藍染があかりに声を掛ける。
「藍染、私はあんたの妻にはならないわよ。」
あかりが藍染に声を掛ける。
「本当は君を一緒に連れて行こうと思ったが、後にするよ。」
藍染があかりをいつか手に入れることを言う。
浮竹があかりを守るためにそばに行き、藍染に声を掛ける。
「大虚まで手を組んだか？彼女には指一本触れさせないぞ？」
あかりを守ろうと浮竹が藍染に言う。
「何のためにだ。」
「高みを求めて。」
浮竹の言葉に藍染が答える。
「地に落ちたか藍染…！」
浮竹が険しい表情で藍染に言う。
「傲りが過ぎるぞ、浮竹。最初から誰も天には立ってはいない。君も、僕も、神すらも」
藍染が眼鏡を外して破壊して前髪を上げてオールバックにする。
「だがその耐え難い天の座の空白が終わる。これからは私が天に立つ。さよなら死神の諸君。そしてさよならセーラー戦士と朱雀七星士と旅禍の諸君。そして夕城あかり、いつか私の妻として君を迎える。それまで待っててほしい。」
藍染が護廷十三隊の隊長、副隊長、セーラー戦士と朱雀七星士に別れを告げ、あかりにはいつか迎えに行くという。それに対してあかりは反論する。
「ふざけないで！誰があんたの妻にならないといけないの！私の彼氏は幸人さんよ！」
「あかりはお前なんかに渡さないぞ、藍染！」
「てめえだけは許さねえぞ！」
「あかりはお前の者ではないのだ藍染！」
あかりと幸人と鬼宿と星宿が藍染を睨みつけ、怒りを見せる。その後、藍染、市丸、東仙は尸魂界去り、虚圏に向かうのであった。