「あかりちゃん、幸人君、剣術の師匠がカシウスさんとアリオスさんだね。」
「唯、ええそうよ。もうすぐ来るそうよ。」
「ああ、俺の師匠のカシウスさんとあかりの師匠のアリオスさんが、俺達に用があるそうだ。」
唯の言葉にあかりも幸人もカシウスとアリオスを紹介しようと決意するのであった。
その後、カシウスとアリオスはあかりの世界に到着し、あかり達のいる喫茶店に向かうのであった。
「初めまして、あたしは本郷唯と言います。」
「お前さんが唯だな。俺は幸人の師匠のカシウス・ブライトだ。」
「俺はアリオス・マクレインだ。」
カシウスとアリオスは唯に自己紹介するのであった。
「唯、あかりと幸人をどう思っている？」
「ええ、あかりちゃんと幸人君は苦労人です。美朱に振り回されているあたしをフォローしたり、美朱に食べ物を作ってほしいとねだられているのに、あかりちゃんと幸人君は嫌な顔もしないで、料理を作っていました。」
アリオスの言葉に唯もあかりと幸人が苦労人であることを話すのであった。
「そうか、あかりと幸人は今まで、一度目の人生で、無惨に家族を殺されて辛い思いをしていたぞ。」
「カシウスさんの言う通りだ。あかりと幸人はそれが原因で心の闇ができ、冷酷なセーラー戦士として生きていたぞ。」
カシウスとアリオスもあかりと幸人の辛さを聞いていた為、驚かなかった。
「ええ、あたしも心宿から聞いています。あたしが目先に捕らわれて、美朱を恨んでいたのに、あかりちゃんと幸人君はあたしが心宿に騙されていることを教えてくれました。」
「そうか、あかりと幸人は洞察力と観察力に優れているぞ。」
「あかりと幸人の頭脳はロイド以上だ。」
唯の言葉にカシウスとアリオスはあかりと幸人が洞察力と観察力に優れていることを話すのであった。
「ええ、そうですね。勉強もあたし以上にあかりちゃんと幸人君の方が優れています。あかりちゃんと幸人君は学年首席で、高校に合格しました。」
唯も自分よりもあかりと幸人の方が勉強ができることを告げるのであった。
「唯も頭もいいから優秀だと思います。」
「唯も心宿に騙された被害者です。俺とあかりが美朱と唯を和解させました。」
あかりと幸人も唯の長所を言うのであった。
その後、あかりと唯が注文したケーキが到着し、あかりが唯に声を掛けるのであった。
「唯はケーキどっちがいいかしら？」
「あかりちゃん、そうね。ショートケーキにしようかな？」
「そうね、私はチョコレートケーキにしようかな。」
あかりが気を使い、唯もあかりに感謝するのであった。ちなみに幸人とカシウスとアリオスは甘いものが嫌いであるため、ブラックコーヒーを飲むのであった。あかりも唯もケーキを食べ、満足するのであった。
「あたし、あかりちゃんと幸人君がいてよかったわ。美朱なんて、いつもあたしの分を食べるから、困っていたのよ。」
「ええ、そうね。美朱は痩せの大食いだから仕方ないわよ。」
「そうだな。鬼宿も大変だな。今度、俺とあかりが美朱にスイーツを作る予定だぞ。」
唯の言葉にあかりも幸人も美朱が痩せの大食いであることを知っても、慣れるのであった。
「あかりちゃんと幸人君が美朱に甘いんだけど？まあ、あたしをフォローしてくれるから助かるわ。」
唯もあかりと幸人が美朱に甘いことに呆れるが、自身をフォローしているから満足するのであった。
「カシウスさん、あかりと幸人と唯は似たもの同士ですね？」
「ああ、そのようだな。鬼宿の恋人に美朱にいつも振り回されているようだな。」
アリオスもカシウスもあかりと幸人と唯が美朱に振り回されていることに驚くのであった。
その後、カシウスとアリオスは元の世界に帰り、あかりと幸人と唯も会計を済ませ、喫茶店後にするのであった。
「あかりちゃん、幸人君、ありがとう。美朱に対する愚痴も聞いてくれてすっきりしたわ。」
「どういたしまして、唯いつでも相談してね。」
「唯、気にするな。俺もお前を心配だからな。」
唯の感謝にあかりと幸人も唯を気に掛けるのであった。
後日、セーラー戦士本部に、あかり、幸人、朱雀七星士、青龍七星士、美朱、唯が集まり、あかりと幸人が甘さ控えめのスイーツを作るのであった。コーヒーゼリーを全員分作り、美朱だけは多めに作るのであった。
「あかりちゃん、幸人君、あたしだけは多めに作ったんだね。ありがとう。」
「どういたしまして、美朱だけは多めに作って正解ね。」
「礼には及ばん。お前だけは特別食べる量を多くして正解だな。」
美朱が感謝し、あかりと幸人も美朱だけのコーヒーゼリーを多めにするのであった。
「あかり、幸人、すまねえな。美朱が迷惑を掛けて。」
鬼宿が申し訳ない顔をした。
「気にしないで、私は大丈夫よ。」
「鬼宿、気にするな。俺も大丈夫だ。」
あかりも幸人も鬼宿を気に掛けるのであった。その後、あかり達はコーヒーゼリーを食べるのであった。
「あかり、幸人、甘さ控えめでうまいのだ。」
「朱雀の巫女、朱雀の守護者。丁度いい味付けだぞ。」
「朱雀七星士は前世では朱雀の巫女と朱雀の守護者の手料理を食べていたんだね。」
星宿、心宿はあかりと幸人の料理を絶賛するのであった。房宿もあかりと幸人が料理がうまいことに驚くのであった。
「あかりさんと幸人さんは料理が上手なんですね？」
「俺も朱雀の巫女と朱雀の守護者が料理できるなんて驚いたぜ。」
亢宿と角宿もあかりと幸人が料理が上手であることに驚くのであった。
「朱雀の巫女と朱雀の巫女と朱雀の守護者は将来いい夫婦になりそうですね？」
氏宿もあかりと幸人が料理ができて、将来いい夫婦になることに期待するのであった。
「あたし、あかりちゃんと幸人君に料理を教えてもらおうかな？」
「美朱、あんたねえ。あかりちゃんと幸人君に教えてもらうのに絶対につまみ食いをしないで！」
美朱の言葉に唯も呆れるのであった。
「ええ、いいわよ。私と幸人さんが教えるから安心して。」
「ああ、一つ忠告するが、俺とあかりの教え方は厳しいぞ。後、味見はいいが、つまみ食いは絶対にするな。」
「ええ、私も幸人さんも美朱の為に厳しくいくから覚悟して。」
あかりと幸人は料理が苦手な美朱の為に厳しく教えようと決意するのであった。
「あかりと幸人は剣術を教える時にも、厳しいぞ。」
「星宿様、ええそのようですね。あかりと幸人は八葉一刀流の師範として、門下生に教えているそうです。」
「真選組もあかりと幸人には一目を置いていました。」
星宿の言葉にあかりも幸人も剣術を教えるのは厳しいと鬼宿が思い、柳谷ども真選組には会っており、あかりと幸人に一目を置いたのが近藤と土方と沖田であった。その後、近藤、土方、沖田が表れるのであった。
「あかりちゃん、幸人君、星宿君、鬼宿君、柳宿ちゃん、井宿君、翼宿君、軫宿君、張宿君、久しぶりだな。」
「あかり、幸人、星宿、鬼宿、柳宿、井宿、翼宿、軫宿、張宿、久しぶりだな。」
「あかり、幸人、星宿さん、鬼宿、柳宿さん、井宿さん、翼宿、軫宿さん、張宿、久しぶりでさー。」
近藤、土方、沖田があかり、幸人、朱雀七星士に声を掛けた。
「近藤さん、土方さん、沖田さん、お久しぶりです。沖田さんには辛いコーヒーゼリーを作りましたので、どうぞ。」
「近藤さん、土方さん、沖田さん、お久しぶりです。コーヒーゼリーを作りましたので、どうぞ。後、土方さんだけはマヨネーズを掛けましたので、是非どうぞ。」
「あかりちゃん、幸人君、頂くよ。」
「あかり、幸人、俺だけマヨネーズコーヒーゼリーを作ってありがとな。」
「あかり、幸人、俺だけ辛いコーヒーゼリーを作ってありがとうでさー。」
近藤、土方、沖田があかりと幸人に感謝をした。
その後、土方がマヨネーズコーヒーゼリーを食べ、美朱、唯、青龍七星士は土方にドン引きするのであった。
「土方さん、マヨラーなんですね？」
「あかりちゃんから聞きましたが、土方さん変わった方ですね？」
「そうか、あかりと幸人だけは俺がマヨネーズを好きだと知って、気をつかっているぜ。」
「土方さんは、あかりと幸人にあまえているでさー。犬の餌を食べるなんて普通の人はドン引きですぜ？」
「総悟、てめえ余計なことを言うんじゃねえ！」
土方と沖田は喧嘩するのであった。
「二人とも喧嘩しないでください。」
「土方さんと沖田さんが犬猿の仲だと言う事は知っています。近藤さんがいつも二人に一喝しているので、俺とあかりが貴方方の喧嘩を止めます！」
あかりと幸人は仲裁に入り、土方と沖田の喧嘩を止めようとするのであった。
「トシ、総悟！いい加減にしろ！あかりちゃん達に迷惑を掛けるな！」
「すまねえ！」
「すいませんでした。」
近藤が土方と沖田を一喝し、土方と沖田もあかり達に謝罪するのであった。
「あかりちゃんと幸人君、すごいね。」
「土方さんと沖田さんの喧嘩を止めるなんて凄いわね。」
美朱と唯はあかりと幸人に一目を置くのであった。