一方、あかりはドロシーと対峙し、あかりがレイピアで、ドロシーがフェンシング用の剣を構えるのであった。
「黒崎あかり、覚悟しなさい。」
ドロシーが防護服を着て、顔をガードするヘルメットをかぶり、あかりに攻撃するのであった。
「ドロシー・カタロニア、甘いわよ！八葉一刀流弐の型疾風！」
あかりが素早くよけ、ドロシーにダメージを与えるのであった。
「うっ！」
ドロシーが悲鳴を上げる。
「斬……！」
あかりが衝撃波をドロシーに放ち、さらにダメージを与えるのであった。
「そんな！」
ドロシーが悔しそうになるのであった。
「あんたの負けよ！」
「あかりの言う通りだ。君は本当は戦争が嫌いなんじゃないかい？」
あかりとカトルがドロシーに降伏するよう声を掛ける。
「黙りなさい。カトル・ラバーバ・ウィナー！」
激高したドロシーがカトルに攻撃をしようとしたが、あかりがそれに気が付き、結界を出そうとした。
「サンライトシールド！」
あかりが結界を出し、あかりとカトル自身を包むのであった。
「なっ！結界ですって！」
ドロシーが結界に驚くのであった。
「あかり、ごめん。」
「カトルさん、いいえ気にしないでください。後は私に任せてください。ドロシー・カタロニア、よくもカトルさんを攻撃したわね許さないわよ！」
カトルが申し訳ない顔をして、あかりはカトルに攻撃をしたドロシーに対して冷酷な表情で睨み付けるのであった。
「貴女、冷酷な表情であたしを倒そうとしているのね？いいわよ、勝負よ黒崎あかり。」
ドロシーもあかりの冷酷さに驚くのであった。
「いいわよ、ドロシー・カタロニアああああああ！覚悟しなさい！光の太刀よ！……はああああああ……奥義光皇剣！」
あかりがSクラフトを使い、ドロシーが戦闘不能になるのであった。
「ドロシーカタロニア、あんたのせいで、戦争が起きてしまった。あんたを殲滅するわ。死になさい。」
あかりはドロシーを悪と判断し殺そうとした。
「あかり、やめるんだ。」
カトルが戦闘不能になったドロシーを殺そうとしたあかりを止めるのであった。
「カトルさん、止めないでください。この女のせいで、今での罪のない人が亡くなったのですよ？これは許される行為でありません。」
あかりもドロシーの身勝手な行動のせいで、罪のない人が殺されたことに怒りをドロシーに見せるのであった。
「黒崎あかり、あたしを殺して頂戴。あたしの身勝手な行動で戦争を引き起こしてしまったのは事実よ。ミリアムド様に伝言を伝えてくれるかしら？『ドロシーは先に死にますと。』」
ドロシーがあかりに伝言を伝えるのであった。
あかりがドロシーに近づき、ビンタしたのであった。
「甘ったれんじゃないわよ！死にたいなんて簡単に言うんじゃないわよ！あんた、私に殺されそうになった時に怯えていたわよ。あんたは生きて償う時よ。リリーナさんがあんたを気に掛けていたわよ。」
あかりがドロシーに説教するのであった。
「リリーナ様があたしを？黒崎あかり、悪かったわね。リーブラを今から脱出して頂戴。あたしもいずれ、脱出するから安心して？」
ドロシーもあかりとカトルに脱出するよう忠告するのであった。
「ええ、わかったわ。カトルさん、リーブラを脱出しましょう。」
「あかり、そうだね。君は凄いよ。あのドロシー・カタロニアを一喝するなんて僕も驚いたよ。」
あかりが了承し、カトルもあかりがドロシーに一喝することに驚き、一目を置くのであった。その後、トロワがいて、あかりとカトルに声を掛けた。
「あかり、見事だ。カトル、お前が無事でよかった。」
「トロワさん、ええなんとか勝ちました。」
「トロワ、あかりのおかげで無傷だったよ。リーブラを脱出しようか？」
「ああ。」
あかりとカトルの言葉にトロワも了承するのであった。
少し遠くから、ミリアムドがあかりがドロシーを倒したことに驚いた。
「成程、どうやら、黒崎あかりがドロシーを倒すとは。黒崎あかりは冷酷なようだな。私も目をつけられそうだな。」
ミリアムドはあかりの冷酷さに驚くのであった。その後、幸人と星宿、鬼宿の場所に移動するミリアルドであった。