あかりと幸人は転移装置を使って、原作版の四神転地書の世界に向かい、そこで、美朱、星宿、柳宿、井宿と出会うのであった。
「初めまして、私はかつて２１世期の朱雀の巫女である黒崎あかりと言います。」
「初めまして、俺はかつて２１世紀の朱雀の守護者である地場幸人と申します。」
あかりと幸人が美朱達に自己紹介するのであった。
「あたしは20世紀の朱雀の巫女の夕城美朱よ。」
「そなたらが、美朱とは別の世界から来た者なのだな？私は朱雀七星士の星宿だ。」
「あんた達が別の世界の朱雀の巫女と朱雀の守護者だったのね。あたしは朱雀七星士の柳宿よ。」
「おいらは朱雀七星士の井宿なのだ。」
井宿もあかりと幸人に自己紹介するのであった。
その後、あかりと幸人がこれまでの出来事を話し、美朱達もそれに驚くのであった。
その後、あかりと幸人は美朱の為に残りの朱雀七星士を探す旅に協力することになった。
あかり、幸人は変身し、空を飛ぶ道具を使い、美朱は柳宿の馬に乗り、旅に向かうのであった。
一方、残った星宿と井宿は、あかりのことで話をした。
「井宿、私は美朱以上にあかりの方を好きになったのだ。あかりには幸人と恋仲同士なのだ。」
「星宿様、おいらも幸人君を気に掛けていますのだ。あかりちゃんを一番に守りたいという幸人君の気持ちがわかりますのだ。そこで、おいらがしばらく身代わりになりますのだ。」
星宿は美朱よりも、あかりの方が美しく凛としたタイプであることを知り、あかりの方を好きになってしまったのであった。美朱には鬼宿と幸せになってほしいと願うのであった。その後、井宿は星宿に変身し、星宿が自分の美しさとあかりの美しさを語り、井宿は呆れるのであった。
一方、あかり、幸人、美朱、柳宿は有る食堂にいて、美朱が大食いであるため、メニューのすべてを注文するのであった。
「美朱、星宿が折角の旅の資金を無駄にしないでくれるかしら？」
「あかりの言う通りだ。お前は緊張感が足りんぞ？」
あかりと幸人は美朱に呆れるのであった。
「あかりと幸人の方がまともね。」
柳宿は美朱に注意しようと思ったが、あかりと幸人が美朱に注意をしたため、一目を置くのであった。
その後、注文した料理がくるが、美朱が全部食べてしまったため、あかりと幸人と柳宿は呆れるのであった。
「馬鹿ー！あたし達の分までー。」
「柳宿、あとで私と幸人さんが料理を作るから安心して？」
「今は敵を殲滅するぞ。あかり変身だ。」
柳宿が美朱に注意し、あかりが柳宿を気に掛け、幸人も敵を倒そうと決意するのであった。
「ええ、ゴールドサンクリスタルパワーメイクアップ！」
「地球の騎士クリスタルパワーメイクアップ！」
あかりと幸人はセーラー戦士になるのであった。
「私達を暗殺するなんて許さないわよ！あんた達を殲滅するわ！」
「お前達山賊だな！真の絶望を持って無明の闇へと消えるがいい！」
あかりと幸人は冷酷な目で山賊を睨みつけるのであった。
「あかり、幸人、あんたたち冷酷なのね？」
柳宿はあかりと幸人の冷酷な表情に驚くのであった。
その後、あかりと幸人は八葉一刀流を披露するのであった。
「八葉一刀流弐の型疾風！」
「八葉一刀流壱の型螺旋！」
あかりと幸人が八葉一刀流の技を使い、山賊に攻撃をし、柳宿もあかりと幸人の援護し、山賊に攻撃をするのであった。
「斬……！」
「雷光剣！」
あかりが衝撃波を放ち、幸人が雷を剣先で飛ばし、山賊が気絶するのであった。残り一人が、あかりに攻撃しようとするが、星宿が剣で山賊を刺すのであった。
「皆の者無事か？」
「ええ、大丈夫よ。」
「ええ、美朱が食べ物を食べたせいで、苦しんでいます。」
「あかりと幸人のおかげで、山賊を倒せました。」
星宿があかり達に聞き、あかり、幸人、柳宿は無事だと告げるのであった。
その後、美朱は毒ではなく、食べ過ぎだったため、あかりと幸人が呆れるのであった。
「美朱、あなたはもう少し場の空気を呼んでほしいわよ。」
「美朱、お前がしっかりしてくれないと俺達が困るぞ。」
あかりと幸人は美朱に注意をした。
「あかりと幸人の時は毒が入っていたのね。」
「ええ、そうよ。私と幸人さんが別の四神天地書で、暗殺しようと料理に毒を入れたのに気が付いたおかげで、全員無事だったわよ。」
「ああ、その通りだ。山賊がそれに気が付いて金を奪おうとしていたぞ。」
柳宿は驚き、あかりと幸人も過去の出来事を話すのであった。
「そうか、あかりお前が無事でよかったのだ。私の美しさに相応しいのはあかりお前なのだ。」
星宿は美朱よりもあかりの方を心配し、あかりが星宿の美しさに相応しいと答えるのであった。
「星宿、シリアスの場面でふざけたことを言わないで！」
「あかりの言う通りです、シリアスの場面が台無しです。」
あかりと幸人は星宿のナルシストさに呆れ、注意をするのであった。
「星宿様、空気を呼んでください。」
柳宿も星宿にナルシストさに呆れるのであった。
「星宿、あかりちゃんの方が好きになったのね。」
「美朱、お前は鬼宿と幸せになるのだ。私はあかりの方が好きになったのだ。」
美朱が星宿の思いがあかりの方に向いていることに驚き、星宿はあかりを一人の女として好きになるのであった。
その後、あかり達は外に出て、木のある場所に移動するのであった。あかりと幸人は変身を解くのであった。星宿は美朱に手紙を渡し、鬼宿の美朱に対する思いを告げるのであった。
美朱は内心では鬼宿がいないと寂しいことに気が付くのであった。美朱は罠にひっかかりそうになったが、あかりが結界を出し、美朱を助けていた。
「サンライトシールド！」
あかりが結界を出し、山賊の仕掛けた罠を弾き飛ばすのであった。
「え？あかりちゃん？」
「ええ、美朱、私もかつて転びそうになって敵の罠に引っ掛かったことがあったから、二度と同じ経験をしてほしくないと思ったからよ。」
美朱はあかりの結界に驚いた。あかりの美朱には自分とは同じ行動をしてほしくないと告げるのであった。
「あかり、大丈夫か？」
「ええ、私の結界で罠を弾き飛ばしたわよ。」
「そうか、お前が無事でよかったのだ。あかり好きだ。」
星宿はあかりを抱きしめ、キスをするのであった。
「え？」
あかりが驚き、美朱もあかりと星宿のキスシーンを見てしまい、唖然とするのであった。
「星宿、あかりちゃんにキスをしたのね？」
美朱も驚いた。その後、あかり、星宿、美朱が背後から攻撃を受け、気絶するのであった。幸人と柳宿もあかり達を駆け付けたが、背後から攻撃を受け、気絶するのであった。その後、あかり達は山賊のアジトに連れていかれるのであった。そして、山賊のアジトでは、気絶したあかり達が目を覚ますのであった。
「ここが山賊のアジトみたいね？」
「ああ、どうやらそのようだな？」
あかりと幸人は山賊のアジトだと気が付くのであった。
「あたしと幸人が背後で気絶したことは覚えているわよ。」
柳宿も幸人と会話していることに背後から気絶したことを覚えていた。
「よお、目が覚めたみたいやな？」
「何者だ！」
山賊の声に星宿も声を掛ける。
「なんや、俺らのことを知らんのかいな！ほな教えたる！俺らはこの厲閣山の山賊や！通行料としてお前らの荷物はもろといたぞ！」
山賊があかり達に荷物を預かったことを告げるのであった。
「くっ！」
あかりが悔しそうになる。
「まずいな？」
幸人も拘束されているため、どうすべきか考えるのであった。
美朱が山賊の服を口で破いたため、あかり達は唖然とするのであった。
「美朱やめさない、はしたないわよ！」
柳宿が美朱に注意するのであった。
その後、山賊の一人が、あかりの前に現れ、声を掛けたのであった。