あかりが１７歳で、星宿が20歳で、巧が１９歳の時に、クロスベルが今大変なことが起きていた。シルフィアからクロスベルに向かってほしいと依頼され、あかりと巧は朱雀七星士を呼び出すのであった。
「皆、クロスベルでは今大変なことが起きたの。」
「シルフィアからの報告で、エリュシオンの仕業だそうだぜ。お前達もクロスベルに来てくれ。」
あかりと巧はクロスベルの出来事を星宿達に告げる。
「あかり、巧、俺達も大丈夫だ。」
「案ずるな、エステル達にはあかりを助けてもらった借りがあるのだ。」
「あたしも行くわ。ロイド達も心配だわ。」
「おいらも行くのだ。あかりちゃんを助けたエステルちゃんとロイド君には感謝しているのだ。」
「俺も行くで！カシウスとアリオスには感謝しているんや！」
「俺も行くぞ。今度は俺達がエステル達を助ける番だ。」
「僕も大丈夫です。エステルさんやロイドさんを助けましょう。」
鬼宿、星宿、柳宿、井宿、翼宿、軫宿、張宿もあかりと幸人と共にクロスベルに向かうことに賛成した。それぞれの家族もあかりと巧の為だと知り、納得し、見送るのであった。その後あかり達は転移装置を使ってクロスベルに向かうのであった。
「クロスベル久しぶりね。」
「そうだな。あかりと私がクロスベルに向かったことあるのだ。」
あかりの言葉に星宿もあかりを守る為に一度クロスベルに向かったため、懐かしく思うのであった。
「あかりがディーター・クロイスの命令でアリオスさんに捕縛された後にオルキスタワーにあかりが１か月間軟禁され、その後、あかりがディーター・クロイスに強姦されたぜ。ディーター・クロイスは中年の男でロリコンだ。」
「ええ、そうね。私は２度目のディーター・クロイスに強姦された後に、自殺しようと手首を切ったことがあるわ。アリオスさんがそれに気が付いて、私の手当てをした後に、私が泣き出した後にアリオスさんに慰めてもらったの。」
巧もあかりから聞いていた為知っていた。あかりは２度目の人生で、クロスベルに行った出来事で、あかりがアリオスに捕縛され、ディーター・クロイスに強姦されたことを鬼宿達に告げるのであった。
「まじかよ！あかり２度目の人生で、ディーター・クロイスに強姦されたのかよ！」
「あかり、よく頑張ったな。ディーター・クロイスに強姦されて辛い思いをしたのだな。」
「あかり、アリオスに慰めてもらったのね。アリオスがあんたを立ち直らせたのね。」
鬼宿が驚き、星宿があかりを心配し、柳宿もアリオスがあかりを立ち直らせたことに納得した。
「ええ、その後、私はアリオスさんと二人きりで、今までの過去を私が話したの。２度目の人生で、東仙さんを救えなかったことを話したことがあるわ。東仙さんとアリオスさん似ていたわ。大切な人を亡くしたこととそれが原因で心の闇ができて、黒幕の協力者になったことが似ていたわ。」
「あかりは東仙さんとアリオスさんを重ねていたぜ。アリオスさんは後戻りできたが、東仙さんは最後まで藍染に忠誠を誓っていたから、後戻りできなかったそうだぜ。」
あかりがアリオスと会話したことを話し、巧もアリオスと東仙の出来事を鬼宿達に話すのであった。
「あかりは東仙を慕っていたのだな？」
星宿があかりに東仙の事を聞く。
「ええ、私が東仙さんの未来を変えたかった。東仙さんの親友歌匡さんが生きていれば、東仙さん、藍染の部下にならないで幸せになったのに。仮に藍染の野望が成功しても東仙さん死のうとしていたみたいなの。」
あかりは東仙を救えなかったことに後悔するのであった。
「俺も市丸さんを救えなかった。乱菊さんのために汚れ役を買った市丸さんが藍染に恨みがあったのに、結局暗殺に失敗し、市丸さんは藍染に殺された。乱菊さんの為に俺が市丸さんを救いたかったぜ。」
巧も市丸を救いたかったことを鬼宿達に告げるのであった。
「巧、お前市丸を気に掛けたんだな。」
鬼宿は幸人が市丸を救いたかったことを驚くのであった。
「ああ、俺は市丸さんが決して悪人には見えなかった。護廷十三隊を離れたのもすべては乱菊さんの為だ。あの二人は両思いなのに何で、市丸さんと乱菊さんが結ばれないんだ。」
巧も市丸と乱菊が両思いなのに結ばれなかったことに後悔するのであった。
「あかりちゃん、巧君、東仙さんと市丸さんは安らかに眠っているのだ。きっと来世では幸せになっているのだ。」
「井宿、そうね。いつか東仙さんと市丸さんが私の世界に転生すれば幸せになれるかもしれないわね。」
「そうだな、東仙さんは歌匡さんと幸せになるべきだし、市丸さんも乱菊さんと幸せになってほしいな。」
井宿は東仙と市丸の冥福を祈り、あかりも巧もいつか東仙と市丸を転生させ、東仙が歌匡と市丸が乱菊と幸せになってほしいと願うのであった。