あかりが朱雀召喚に成功する。

次の日、あかりとアリオスは宮殿の外に出ていた。あかりとアリオスを見守ろうと星宿、鬼宿、柳宿、井宿、翼宿、軫宿、張宿、そして、鬼宿の妻美朱と鬼宿の家族もあかりとアリオスが元の世界に帰るために見送りに来た。
「皆、今までありがとう。」
「俺達は元の世界に帰っても仲間だ。いつか現世で再会するぞ。」
あかりとアリオスは星宿達に声を掛けた。
「あかり、星宿、達者でな。私も後から追いかけるのだ。」
「あかり、アリオス、元気でな。」
「あかり、アリオスさん、あんた達なら大丈夫よ。」
「あかりちゃん、アリオス殿、さらばなのだ。」
「お前ら、元気でやっていくんやで。」
「あかり、アリオス、気を付けてくれ。」
「あかりさん、アリオスさん、お元気で。」
星宿、鬼宿、柳宿、井宿、翼宿、軫宿、張宿があかりとアリオスに声を掛けた。
「あかりちゃん、星宿様、幸せになってね。」
「朱雀の巫女様、朱雀の守護者様、この世界を救っていただいてありがとうごさいます。お元気で。」
唯と鬼宿に父親もあかりとアリオスに声を掛けた。
「あかり、そろそろ帰るぞ。」
「ええ、"開神"…!私とアリオスさんを元の世界に帰して。後、星宿を私の世界に転生して。」
アリオスがあかりに声を掛ける。あかりも最後の願いで自身とアリオスを元の世界に帰ることを願い、あかりとアリオスが赤い光に包まれ、消えるのであった。星宿もあかりの世界に転生するために四神天地書の世界から消えるのであった。
「星宿様、あかりの世界に行ったな?」
「ええ、これでよかったのよ。」
「星宿様はあかりちゃんの世界で幸せになるのだ。」
「俺らもいつか転生するで。」
「俺もいつか少華と再会できることを祈るぞ。」
「僕もあかりさんといつか再会したいです。」
鬼宿、柳宿、井宿、翼宿、軫宿、張宿は星宿があかりの世界に転生したことに驚くのであった。
一方、星宿もあかりの世界に生まれ変わり、宿南星哉として生まれ変わるのであった。いつかあかりと再会できることを信じて、星宿はあかりの住む空座町の世界に転生するのであった。
(あかり、私はお前の世界に転生できたのだ。いつか再会しよう。)
星宿もあかりといつか再会しようと決意するのであった。
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