あかりと星宿と泰虎、織姫、香蓮、巧、朱雀七星士と共にセーラー戦士の本部大ホールの前で演劇をしようと決意し、演劇はエステルとヨシュアとクローゼが演じた『白き花のマドリガル』を演じようと決意するのであった。セシリア姫があかりで、平民騎士オスカーが星宿で、貴族騎士ユリウスがアリオスであった。他のメンバーもそれぞれ自分の役を演じることになった。服装については、クローゼとエステルとヨシュアを呼び出し、参考にしようとするのであった。
「あかり、あんたがヨシュアが演じたセシリア姫なのね？」
「ええ、話し合いをした結果そうなりました。」
エステルが驚き、あかりもセシリア姫だと告げるのであった。
「星宿さん、貴方が私が演じた平民騎士オスカーなのですね？」
「ああ、クロ―ディア殿下の演じた平民騎士に渡しが演じようと思ったのだ。」
クローゼが驚き、幸人もオスカーを演じようと決意するのであった。
「アリオスさん、貴方がエステルが演じた貴族騎士ユリウスですね？」
「ああ、俺が星宿とは恋の好敵手で演じるつもりだ。」
ヨシュアが驚き、アリオスも演劇をしようと決意するのであった。その後、衣装を採寸してもらい、雨竜が作るのであった。織姫も衣装係であるため、あかりのドレスを特に刺繍するのであった。ナレーターは香蓮であった。メイド役は麻美、レイラ、まどか、美沙であった。巧はユリウスの父親役であった。泰虎は議長役である。鬼宿達はグランセル決闘広場の観客役であった。
あかり達は瀞霊廷に向かい、演劇の衣装に着替えるのであった。
「緊張するわね。」
「ああ、本番では悔いの残らない演劇をするしかないぞ。」
「私もこの日の為に、練習をしたのだ。」
あかりが緊張し、アリオスと星宿も演劇をしようと決意するのであった。
青龍七星士とうさぎ達セーラー戦士月組も集まっていた。
「まもちゃん、あたしあかりちゃんと星宿さんの演劇楽しみよ。」
「うさこ、そうだな。あかりが姫で星宿が騎士だぞ。」
うさぎと衛もあかりと星宿を見守るのであった。
「心宿、朱雀の巫女と朱雀の守護者と星宿の演劇楽しみですね？」
「私も朱雀の巫女の姫君の姿が楽しみです。」
「朱雀の巫女が姫で、朱雀の守護者と星宿が騎士だ。」
房宿と氏宿と心宿はあかりと星宿とアリオスの演劇が楽しみである。
「あかりさんが王女みたいだよ。星宿さんも騎士みたいだよ。」
「兄貴、朱雀の守護者が騎士だぜ。」
亢宿と角宿はあかりと星宿とアリオスの演劇が楽しみである。その後、あかり達の演劇が始まるのであった。
「大変お待たせしました。ただいまより、セーラー戦士と朱雀七星士による『白き花のマドリガル』をします。」
香蓮がナレーターを努めるのであった。
「時は七耀歴1100年代……100年前のリベールではいまだ貴族制が残っていました。一方、商人たちを中心とした平民勢力の断頭も著しく……貴族勢力と平民勢力の対立は日増しに激化していったのです。王家と教会による仲裁も功を奏しませんでした……」
ナレーターの香蓮の言葉が終わり、あかりが演じるセシリア姫の登場である。
「そんな時代……時の国王が病で崩御されて一年が過ぎたくらいの頃……早春の晩、グランセル城の屋上にある空中庭園からこの物語は始まります……」
香蓮がその後去り、あかりが姫として演じようとするのであった。
「街の光は、人々の輝き……あの一つ一つにそれぞれの幸せがあるのですね。ああ、それなのにわたくしは……」
あかりはセシリア姫として見事演じるのであった。
「姫様……こんな所にいらっしゃいましたか。」
「そろそろお休みくださいませ。あまり夜更かしをされてはお体に障りますわ。」
「わたくしたちも姫様が心配です。」
「姫様も悩みがあるのですね？」
麻美、レイラ、、まどか、美沙が演じるメイドも演劇をするのであった。
「いいのです。わたくしなど病にかかれば……そうすれば、このリベールの火種にならずに済むのですから。」
「まあ、どうか、そんな事を仰らないでくださいまし！」
「姫様はリベールの至宝……よき旦那様と結ばれて王国を統べる方なのですから。」
「わたくし、結婚などしません。亡きお父様の遺言とはいえ、こればかりはどうしても……」
「どうしてでございますか？あのように立派な求婚者が２人もいらっしゃるのに……」
「１人は侯爵家の嫡男にして近衛騎士団団長のユリウス様……」
「もう１人は、平民出身ながら帝国との紛争で功績を上げられた猛将猛将オスカー様……」
「「「「はあ～どちらも素敵ですわ♡」」」」
「…………………………………彼らが素晴らしい人物であるのはわたくしが一番良く知っています。ああ、オスカー、ユリウス……わたくしは……どちらを選べばいいでしょう？」
あかりがセシリア姫としてオスカーかユリウスをどちらを選ぶべきかを悩む演劇をするのであった。