あかりとアリオスは星宿達に出会いを話す。

クロスベルの結界が解けて、アリオスがシズクに頼んだ後に、今度はあかりを呼び出すのであった。bgmは碧の軌跡「突きつけられた現実 」である。
「あかり、俺と2人きりで話すぞ。」
「ええ、わかりました。誰も見ていない所でお願いします。」
アリオスの言葉にあかりも了承するのであった。その後、別の場所に移動するあかりとアリオスであった。国防軍はアリオスがいれば、あかりを見張る必要はないと安心するのであった。
「アリオス長官、お疲れ様です。竈門あかりとは二人きりで話すのですね?」
国防軍がアリオスに声を掛ける。
「ああ、彼女は逃げるつもりはないぞ?見張りは俺がいるからなしだ。」
「了解しました。」
アリオスの言葉に国防軍も納得するのであった。
「あかり、お前がセーラーサンになったかを話してくれ。」
「わかりました。アリオスさんに話します。少し長くなりますがお願いします。」
アリオスの言葉にあかりも自身の過去を話そうと決意するのであった。
「ああ、頼んだぞ。」
あかりの言葉にアリオスも了承するのであった。bgmは碧の軌跡「 月下の想い」である。
「私は一度目の人生で、幸人さんと共に鬼舞辻無惨に家族を殺されました。妹の禰豆子が無惨に鬼にされ、私が気が付いた時には禰豆子は水柱の富岡義勇さんに斬られ、そのまま亡くなりました。」
あかりが辛い思いをして、悲しそうな表情をするのであった。
「そうか、あかり辛かったな。お前も無惨のせいで冷酷になったのだな?」
「ええ、私と幸人さんに取って無惨は仇です。シルフィアからセーラーサンになってほしいと頼まれ、セーラーサンに変身し、情けをかけないで鬼を殺して生きてきました。」
あかりも無感情になり、話すのであった。
「そうか、お前と幸人は俺以上に心の闇を抱えていたのだな?」
「ええ、当たり前です。私と幸人さんは無惨が憎かった!怒りと悲しみを背負って鬼を殺して返り血も浴びて正義とは程遠かったです。」
アリオスの言葉にあかりも無惨が憎かったことを告げるのであった。
「そうか、俺もサヤを失って悲しんだが、お前と幸人の方が絶望を味わったのだな?」
「ええ、そんなの言える訳ないじゃないですか!血塗られて生きていた私と幸人さんが、闇を抱えて生きていた私なんかが幸せになれるはずがありません!」
アリオスの言葉にあかりも悲痛な思いを告げるのであった。
「悲しいことを言うな。お前と幸人は今はもう自由の身だ。よく頑張ったな。今でも泣きそうな表情をしているぞ。」
「ええ、本当は家族と仲良くすごしたかったです。無惨のせいで私と幸人さんの人生が台無しになりました。幸人さんが無惨に殺された後、私も鬼殺達の人達に未来を託し、プリンセスフローラの姿になって無惨を浄化することに成功しましたが、代償に私の寿命が亡くなりました。うううう……あああああっ……。うわあああああああああん……!」
あかりは自身の感情を押し殺したが、アリオスがあかりを気に掛けた為、あかりも感情が爆発し、涙を流し泣きだすのであった。
「あかり、今は泣きたいだけ泣け。俺がお前を見守るぞ。」
「ええ、ありがとうございます。」
あかりが泣き出したことに気が付いたアリオスはあかりの頭を撫で、あかりも感謝するのであった。あかりが泣き止んだころ、あかりが声を掛ける。
「アリオスさん、すみません。無様な姿を見せてしまって申し訳ないです。」
「気にするな。お前は人一倍傷ついたはずだ。それよりもお前の変身ブローチを返すぞ。受け取るがいい。」
「え?アリオスさんが持っていたのですか?」
「ああ、お前が逃げられないようにするためだったが、大統領に強姦されたせいで、お前の心に傷を負わせて自殺するまでに追い詰めてしまった。すまなかったな、あかり。」
あかりの言葉にアリオスもあかりを激励するのであった。
「いいえ、気にしないでください。アリオスさんありがとうございます。私を励まして頂いて感謝しています。」
「あかり、礼には及ばないな。今度会う時は俺とあかりは敵同士だ。幸人達と共に俺に勝負を挑んでくるんだな。」
「ええ、わかりました。今度会う時は私もアリオスさんとは敵同士ですね?私も貴方にもう一度勝負を仕掛けますので覚悟してください。」
アリオスの言葉にあかりもアリオスと敵同士になり、幸人達と共に勝つことを決意するのであった。
紅南国の宮殿。bgmは空の軌跡「王城」である。
「そうか、あかりは2度目の人生で、敵に強姦されたのだな?」
「星宿様、俺はアリオスから聞いているので知っています。」
「あかり、あんた辛い思いをしたのね?」
「あかりちゃん、おいらと一緒で自殺しようとしたのだね?」
「あかり、辛い思いをしたんやな?」
「アリオス、その後、あかりとは和解したんだろ?」
「あかりさん、アリオスさん、よく頑張りましたね。」
星宿、鬼宿、柳宿、井宿、翼宿、軫宿、張宿があかりとアリオスの過去を聞いて受け入れるのであった。
「ええ、ありがとう。」
「ああ、礼を言う。」
あかりとアリオスは星宿達に感謝するのであった。その後、井宿が宮殿に残り、あかりとアリオスは星宿達と共に神座宝を手に入れようと決意するのであった。
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