あかりと星宿は神座宝を探す前に井宿の過去の話を聞く。

あかりが荷物整理が終わり、星宿と共に神座宝の事で話し合い、ある程度終わった所で、井宿があかりと星宿にある話をすることになった。
「あかりちゃん、星宿様、おいらの過去の話をするのだ。」
「井宿、貴方が常に糸目の仮面を被っている理由が辛い過去があったからだときがついたの。」
「井宿、あかりがお前をいつも気を使っているのだ。お前の過去を話してほしいのだ。」
「ええ、8年前の洪水が起き、そこで、おいらは許嫁と親友をなくしましたのだ。」
「え?」
「そうか、お前も辛い思いをしたのだな。」
井宿の言葉にあかりと星宿も驚くのであった。
「ええ、洪水の川があまりにも強く、おいらは親友の手を離し、見殺しにしてしまったのです。」
「井宿、あれは災害のせいよ。貴方の責任ではないわ。」
「あかりの言う通りだ。お前が悪いわけではないのだ。」
井宿の言葉にあかりと星宿も気に掛けるのであった。
「おいらは親友に許嫁を取られたのだ。許嫁もおいらの側にいる資格はないと悲しそうな顔をしていましたのです。」
「え?そんなことがあったのね。井宿、貴方は今まで一人で抱え込んだのね。」
「あかりちゃん、君には星宿様が付いているのだ。君は星宿様を決して裏切ないでほしいのだ。」
「ええ、そうね。星宿一筋よ。」
「案ずるな、私もあかりを守るのだ。」
井宿の言葉にあかりと星宿も愛しあおうと決意するのであった。
「井宿、よく頑張ったわね。貴方の過去の話を聞いて、同情したわ。」
「あかりちゃん、君はおいらの話を聞いてもらい泣きをしているのだ。泣かないでほしいのだ。」
「あかり、井宿の言う通りだ。お前は他人の過去の話しになると涙脆くなるのだ。泣くな、あかり。」
あかりが井宿の過去の話を聞き、もらい泣きをし、井宿も星宿もあかりに泣かないで欲しいと告げるのであった。
「星宿、井宿が泣けないから、私が代わりに涙を流すの。井宿にとって、心の闇が親友に婚約者を取られたことなのよ。井宿は今でも辛いはずよ。」
「あかりちゃん、ありがとうなのだ。君は優しい子なのだ。星宿様があかりちゃんを好きになる気持ちがわかるのだ。」
「井宿、そうだな。私があかりを好きになった理由は凛とした態度とあかりの持つ包容力なのだ。私を愛することを教えてくれたあかりが本気で好きになった女だ。」
「星宿、私も貴方と出会うまでは一人だったわ。私を愛してくれてありがとう。」
「あかり、礼には及ばぬ。神座宝を探し、朱雀を呼び出そう。」
「ええ、朱雀を呼び出し、この世界を平和にするわよ、星宿、井宿。」
「ああ。」
「なのだ。」
あかりの決意に星宿と井宿も了承するのであった。
あかり、星宿、井宿の前にアリオス、鬼宿も現れるのであった。
「あかり、俺も井宿の過去の話をあかりが昏睡している時に聞いたぞ。」
「アリオスさんも井宿の過去の話を既に知っていたのですね?」
「ああ、俺以上に井宿の方が絶望していたそうだ。井宿の婚約者を井宿の親友に奪われ、その後、洪水で、婚約者と親友を失くした井宿は自殺しようとしていたそうだ。」
あかりの言葉にアリオスもあかりが昏睡していた時に、井宿から辛い出来事を聞いていた為、知っていた。
「あかり、俺もアリオスから井宿の過去の話を聞いて驚いたぜ。」
「鬼宿、そうね。井宿は一人で抱え込んでいたのよ。井宿の心の闇を私達で失くしましょう。」
「あかり、そうだな。井宿もお前には一目を置いていたぜ。」
あかりと鬼宿は井宿の心の闇が無くなることを祈るのであった。
その後、あかり、星宿、アリオス、鬼宿は円陣を組むことになった。
「アリオスさん、今回は私が円陣で声を掛けます。」
「あかり、頼んだぞ。朱雀側のリーダーはお前だ。」
「アリオスの言う通りだ。あかりの方が適任なのだ。」
「あかり、お前ならできるぜ。」
「星宿、鬼宿、ありがとう。早速だけど、行くわよ。」
「「「ああ。」」」
あかりの言葉にアリオス、星宿、鬼宿も了承するのであった。
「全作戦要因に告げる、これより北甲国と西廊国の神座宝を手に入れ、朱雀を召喚する!」
「「「ああ。」」」
あかりの作戦号令にアリオス、星宿、鬼宿が了承するのであった。
「緊張しました、アリオスさん。」
「あかり、よく頑張ったな、お前の作戦号令見事だったぞ。」
「アリオスの言う通りだ、あかり、見事だ。」
「あかり、さすがじゃねえか、星宿様に匹敵する作戦号令だったぜ。」
「そうね、青龍側を倒すために、いつも以上に気合を入れたの。心宿は外道で、青龍七星士を捨て駒扱いしているわよ。」
「あかりの言う通りだ。心宿は神座宝を手に入れるためだったら、仲間を捨て駒扱いするつもりだ。非情で、あいつに慈悲などない。俺とあかりで奴を倒すしかない。」
「アリオスさんの言う通りよ。心宿も闇を抱えているけど、自分の仲間にも話さないつもりね。あいつを殲滅するしかないわ。」
「そうか、私も覚悟できているのだ、あかり、アリオス。」
「星宿様の言う通りだ。俺も覚悟をできているぜ、あかり、アリオス。」
「ありがとう、星宿、鬼宿。」
「礼を言うぞ。星宿、鬼宿。」
星宿と鬼宿が朱雀七星士の誇りを掛け、あかりとアリオスを守ろうとし、あかりとアリオスも感謝するのであった。
一方、倶東国も青龍を呼び出せないのであった。
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