「おじ様、父さんがおじ様に迷惑を掛けて申し訳ございません。」
「あかり君、君が気にすることはない。私は真咲と婚約者同士だったんだぞ。」
「え？母さんとおじ様が婚約していたのですか？」
「ああ、私と真咲は純血統滅却師だった。真咲は虚を取り込んでしまい、叶絵が母に密告をしたことが原因で、婚約解消をしたぞ。」
「そうだったんですね？あの時はやむを得ない事情だったんだと思います。私はおかげで父さんと母さんの娘として生きることができました。」
竜弦の言葉にあかりも一心と真咲の娘でよかったと満足するのであった。
「そうか、あかり君、私は君みたいな娘が欲しかった。雨竜なんて、反抗期で駄目だ。」
「おじ様、きっと雨竜とはいつか和解ができます。叶絵おば様もきっとおじ様と雨竜とは仲直りしてほしいと考えるはずです。」
竜弦の言葉にあかりもいつか雨竜と竜弦が和解できることを祈るのであった。
「あかり君、君はセーラーサンであり、遊撃士だな？」
「ええ、そうです。おじ様、私はセーラーサンでもあり、遊撃士でもあります。魔獣退治と民間人と保護をしています。」
竜弦があかりがセーラー戦士兼遊撃士であることに驚くのであった。あかりもそれを肯定するのであった。その後、あかりの前に星宿と雨竜が表れるのであった。
「竜弦、あかりに迷惑を掛けるな！」
「お前には関係ないだろう。あかり君の方がいい子で素直だぞ。」
雨竜が竜弦に激高し、竜弦もあかりの方がマシであることを雨竜に告げるのであった。
「雨竜、竜弦殿と争うのは止せ。あかりが悲しむのだ。」
「星宿の言う通りよ。雨竜、おじ様と喧嘩しないで！」
星宿もあかりも雨竜を止めるのであった。
「あかり、すまない。宿南先輩も申し訳ございません。」
雨竜もあかりと星宿に申し訳ない顏をするのであった。その後、雨竜が去るのであった。
「あかり君、宿南君、すまないね。息子が君達に迷惑を掛けた。」
「おじ様、いいえ気にしないでください。」
「竜弦殿、案ずるな。いつか雨竜と和解ができる時がくるのだ。」
「ああ、そうだな。あかり君、宿南君、礼を言う。」
あかりと星宿の言葉に竜弦も感謝するのであった。