あかりと星宿は依鈴と共に慊人の所に向かう。

あかりと星宿は依鈴と待ち合わせ、その後、3人で草摩家の本家に向かうのであった。あかりと星宿と依鈴はある人物を会うのであった。慊人の母親である草摩煉である。
「依鈴ちゃん、その子たちは?」
「あたしの護衛のあかりと星宿だ。」
「そう、あかりちゃんと星宿君ね?貴方達にも頼みたいことがあるわ。ある箱を私の所に持ってきてほしいの。」
「ええ、わかりました。」
「ああ、了解した。」
「あたしも春の呪いが解けるなら、大丈夫だ。」
煉の言葉にあかり、星宿、依鈴は了承するのであった。その後、あかり、星宿、依鈴は慊人の部屋にある箱を見つけるのであった。
「依鈴さん、煉さんの所に急ぎましょう。」
「ああ、わかった。」
あかりの言葉に依鈴も了承するのであった。その後、慊人があかり、星宿、依鈴の前に現れるのであった。
「その箱にさわるな!」
「依鈴さん、ここは私と星宿が引き受けます。貴方は煉さんの所に行ってください。」
「あかりの言う通りだ。そなたのやるべきことは煉殿の依頼を終わらせることなのだ。」
「あかり、星宿、わかった。あたし、先に行くよ。」
あかりと星宿の言葉に依鈴も了承するのであった。
「黒崎あかりと宿南星哉か?お前達余計なことをしてくれたな!依鈴と同じく、僕も本田透と黒崎あかりと宿南星哉が嫌いだ!」
慊人はあかりと星宿を殴るのであった。
「慊人さん、貴方を拘束します。」
「草摩慊人、遊撃士教会の規則に基づき、貴様を逮捕する。罪状は傷害罪の容疑で貴様を拘束する。」
あかりと星宿は慊人を取り押さえ、手錠を慊人に掛けるのであった。
「僕の拘束を離せ!」
「いいえ、ダメです!貴方は依鈴さんにも怪我をさせたと第三者が見かけたそうです。」
「貴様は謝っても許されぬ行為をしたのだ!最早見過ごせぬ草摩慊人!」
慊人が抵抗するが、あかりと星宿は冷酷な表情をするのであった。その後、事前に待機をしていた警察が慊人を連行するのであった。あかりと星宿は依鈴と煉の所に向かうのであった。
「煉さん、慊人さんは私と星宿で逮捕しました。」
「煉殿、草摩慊人は由希達を傷付けたのだ。これは許される行為ではないのだ。」
「そう、慊人を逮捕したのね?私もこれであの人と一緒に居られるわ。」
あかりと星宿の言葉に煉も感謝するのであった。警察は慊人を取り調べ、精神鑑定の結果、慊人が精神病だと気が付き、その後、慊人を草摩家の精神病院に強制入院させるのであった。
依鈴は慊人が逮捕されたことに驚くのであった。
「あかり、星宿、ありがとう。これで春を慊人からの呪縛から解放できるよ。」
「依鈴さん、どういたしまして。これで潑春とよりが戻せます。」
「案ずるな、潑春を今から呼び出すのだ。後はそなたと潑春と2人きりで話すと言い。」
依鈴が感謝し、あかりと星宿は依鈴と潑春を復縁させようと決意するのであった。その後、あかりが潑春に電話するのであった。
「もしもし、潑春。私と星宿は依鈴さんと一緒に居るわよ。」
「あかり、リンを助けてくれてありがとう。俺は今からそっちに向かう。星宿にもよろしく伝えてくれ。」
「ええ、わかったわ。気を付けてね。」
「ああ。」
あかりとは依鈴と潑春を和解させようと潑春を呼び出すのであった。
「春、あたし春に迷惑を掛けた。」
「リン、気にしなくていい。リンが無事だったのはあかりと星宿のおかげだ。あかり、星宿、リンを助けてありがとう。」
「潑春、どうしましまして。」
「礼には及ばぬ。潑春、依鈴と2人きりで話すのだ。」
潑春の言葉にあかりと星宿も潑春を気に掛けるのであった。
「私と星宿も二人きりになりたいから、席を外すわ。」
「わかった、あかり、星宿、幸せになってくれ。」
「ええ。」
「ああ。」
潑春があかりと星宿に感謝し、あかりと星宿も潑春と依鈴を二人きりにさせようと決意するのであった。あかりと星宿も別の場所に移動し、二人きりになるのであった。
「依鈴さんと潑春、うまくいくといいわね。」
「あかり、そうだな。私たちにできることは潑春と依鈴を見守ることなのだ。」
「ええ、そうね。あの二人ならきっと幸せになれるわ。」
「ああ、そうだな。あかり、好きだ。」
「ええ、私も好きよ。星宿。」
あかりと星宿も抱きあい、キスを交わすのであった。
一方、あかりと星宿が去った後に、潑春と依鈴も二人きりになるのであった。
「リン、よりを戻してくれ。」
「うん、あたしも春が好きだ。」
潑春と依鈴は抱きあい、キスを交わすのであった。その後、あかりと星宿の所に向かい、あかりと星宿のキスシーンを見かける潑春と依鈴であった。あかりと星宿も潑春と依鈴にキスシーンを見られるのであった。
「え?潑春と依鈴さん?」
「お前達、私とあかりの口づけを見たのだな?」
「ああ、あたしも驚いたよ。あかりと星宿が恋人同士だったんだね。春から聞いたよ。」
「あかり、星宿、ごめん。俺がリンに話した。」
「いいえ、いずればれるから気にしていないわ。」
「ああ、透、由希、夾も私とあかりが付き合っていることを知っているのだ。」
「そっか、本田さん、由希、夾も知っていたんだな?」
「ぐれ兄も知っているんだね?」
「ええ、そうですね。紫呉さんとはとりさんも綾女さんも紅野さんも私と星宿が付き合っていることを知っています。」
「利津と楽羅と杞紗と燈路も私とあかりが付き合っていることを知っているのだ。」
潑春と依鈴の言葉にあかりと星宿は由希達もあかりと星宿が恋人同士だと知っていることを告げるのであった。
「そっか、あかりが朱雀の巫女で、星宿が朱雀七星士だね。」
「あたしも驚いたよ。異世界同士の恋なんて、正直実感がわかないんだけど。」
「ええ、そうですね。私と星宿は四神天地書では結ばれませんでしたけど、私の世界に星宿を転生させたおかげで、星宿と結ばれました。」
「ああ、四神天地書の世界は巫女と七星士は結ばれぬのだ。あかりが朱雀を呼び出し、四神天地書の世界を平和にし、朱雀七星士、青龍七星士、玄武七星士、白虎七星士を転生させたのだ。」
あかりと星宿も四神天地書の世界のできごとを潑春と依鈴に話すのであった。その後、あかりと星宿は潑春と依鈴と別れ、セーラー戦士の本部に向かうのであった。
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