西廊国で奎宿と昴宿と出会う。

一方、アリオスは星宿の所に向かうのであった。
「星宿、何故あかりに別れを告げた。奎宿殿に何か言われたのだろう?」
「アリオス、すまぬ。そうだ、私は奎宿殿にあかりと別れるように告げられたのだ。巫女と七星士はこの世界では結ばれぬとあかりは別の男と幸せになってもらいたいのだ。」
アリオスの言葉に星宿もあかりを突き放し、あかりの幸せを願うのであった。アリオスはそれを聞いて、星宿を殴るのであった。
「馬鹿か!お前はあかりを泣かせた!惚れた女を泣かせるなんて俺が許さんぞ!お前があかりを突き放すなら、俺があかりを幸人と再会させるぞ。その方があかりにとって幸せになれることだ。」
アリオスは星宿に激怒し、あかりと幸人を再会させようと決意するのであった。
「アリオス、すまぬ。」
星宿も申し訳ない顔をするのであった。
「皆大変だよ。婁宿が青龍側に拉致されたよ!」
昴宿があかり達に婁宿が青龍側に拉致されたことを報告する。
「アリオスさん、私達で婁宿さんを助けましょう。」
「ああ、あかり変身しろ!」
「ええ、ゴールドサンクリスタルパワーメイクアップ!」
あかりは変身し、アリオスの馬に乗り、婁宿を助けに向かうのであった。
一方、星宿はあかりとアリオスが婁宿を助けに向かったことを知り、あかりとアリオスを追いかけるのであった。
(あかり、すまぬ。お前を泣かせて。私はお前を好きだ。)
星宿も鬼宿達よりも先にあかりとアリオスの後を追いかけるのであった。
あかりとアリオスは婁宿のいる場所に到着をした。あかりとアリオスの後を追いかけた星宿も現れるのであった。
「あかり、すまぬ。私はお前が好きだ。」
「星宿、私と貴方はこの世界では結ばれないんでしょ。私は元の世界で幸人さんと結婚するわ。さようなら。」
あかりは星宿を突き離そうとするのであった。
「星宿、そういうことだ。お前ではあかりを幸せにすることはできない。」
アリオスもあかりの為に行動をするのであった。
「アリオス、少し席を外すのだ。私はあかりと話したいのだ。」
「ああ、わかった。あかりと仲直りしろ。あかりお前もだ。」
「ええ。」
「ああ。」
アリオスの言葉にあかりも星宿も了承するのであった。あかりと星宿はアリオスが席を外した所で話し合いをするのであった。
「あかり、すまぬ。お前を泣かして傷付けてしまったのだ。」
「星宿、私は元の世界にいつか帰らなくてはいけないの。貴方とはもう終わりよ。」
「私はお前が好きだ。」
あかりの言葉に星宿もあかり抱きしめ、キスをするのであった。
「私、星宿と別れたくない。好きよ。」
「私もだ、あかり。」
あかりと星宿は和解し、よりを戻すのであった。その後、席を外したアリオスが戻り、あかりと星宿に声を掛ける。
「あかり、星宿、仲直りできたな。婁宿殿を助けるぞ。」
「ええ。」
「ああ。」
アリオスの言葉にあかりと星宿も了承するのであった。
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