あかり達は無事に西廊国に到着して、そこで白虎七星士と出会うのであった。bgmは「国境警備も楽じゃない」である。
「お前らが朱雀の巫女と朱雀の守護者だな？俺は白虎七星士の奎宿だ。」
「あたしは白虎七星士の昴宿だよ。」
老夫婦の白虎七星士の二人があかりとアリオスに声を掛けた。
「奎宿さんと昴宿さんですね。初めまして私は朱雀の巫女であるあかりと言います。」
「奎宿さん、昴宿さん、初めまして私は朱雀の守護者のアリオスと言います。以後お見知りおきを。」
あかりとアリオスも奎宿と昴宿に自己紹介をした。
「お師匠、お久しぶりです。」
「鬼宿じゃねえか、会わない間に立派になったなあ。」
鬼宿と奎宿は昔からの知り合いであった。
「鬼宿、もしかして奎宿さんが拳法の師匠なの？」
「鬼宿が素手で鍛えているのは奎宿さんが教えたおかげなのだな？」
「ああ、おかげで強くなったぜ。」
あかりとアリオスの言葉に鬼宿も肯定するのであった。
「あかりちゃん、美人だな？」
奎宿があかりの両手を持ち、ナンパするのであった。
「え？奎宿さん困ります。」
「奎宿さん、あかりから離れてください。」
あかりが困惑し、アリオスも奎宿に注意をするのであった。
「アリオス君、ごめんね、うちの旦那が迷惑を掛けて。あたしの代わりに注意をしてもらって助かったよ。」
「いいえ、気にしないでください。私は女性にナンパをする男が許せないので、昴宿さんも悩みがあったら相談してください。」
「アリオス君は紳士だね。」
昴宿が謝罪し、アリオスも昴宿を気に掛け、昴宿もアリオスの紳士な対応に一目を置くのであった。
「あかりさん、男性にもてるのですね？」
「朱雀の巫女も大変なんだな？」
亢宿と角宿はあかりが男にもてることに驚く。
その後、あかり達は食事をしたとに白虎召喚の出来事の話を聞くのであった。星宿は奎宿に呼び出された。巫女と七星士は結ばれないと告げられ、あかりとは別れろと告げられるのであった。
星宿はあかりを呼び出すのであった。
「あかり、すまぬ。私ではお前を幸せにすることができぬ。別れよう。」
「嫌！私星宿と別れたくない！星宿の馬鹿！」
星宿の言葉にあかりも納得しなかったのである。あかりは星宿と喧嘩し、アリオスの所に向かうのであった。
「あかり、星宿と一体何があった？」
「アリオスさん、ええ私突然星宿に別れを告げられました。辛いです。うううう……あああああっ……。うわあああああああああん……！」
アリオスがあかりを心配し、あかりも泣き出すのであった。
「あかり、辛かったな。今は泣きたいだけ泣け。」
「ええ。」
アリオスの言葉にあかりもアリオスに頭を撫でてもらい、泣き出すのであった。あかりが泣き止んだころ、あかりが声を掛ける。
「私、星宿と喧嘩したので、今は気まずいです。」
「そうか、俺の方で星宿を説得をする。お前は一人で抱え込むな。」
「ええ。」
あかりの言葉にアリオスは星宿を説教しようと決意するのであった。
あかりは星宿を避けるのであった。あかりと星宿の様子がおかしいことに気が付いた鬼宿はあかりに声を掛ける。
「あかり、星宿様と何があったんだ？」
「ええ、私星宿に別れを告げられて喧嘩したの。今は気まずいから星宿と顔を合わせるつもりはないわ。」
「あかり、一人で抱え込むんじゃねえよ。星宿様もきっと苦しんでいるぜ。今でもあかりが好きなはずだぜ。」
「鬼宿、ええありがとう。貴方が友達でよかったわ。」
「ああ。」
あかりが感謝し、鬼宿もあかりを励まして満足するのであった。