あかりとアリオスは太一君からの試練。

あかりとアリオスは鬼宿達の所に向かい声を掛けた。
「皆ごめんね。待たせて申し訳ないわ。」
「すまないな、宮殿に戻るぞ。」
あかりもアリオスも鬼宿達に声を掛け、戻ろうとするのであった。
あかりは星宿に声を掛ける。
「星宿、後で話があるから私の部屋に来て。」
「ああ。」
あかりの言葉に星宿も了承するのであった。
アリオスも鬼宿に声を掛ける。
「鬼宿、後で俺の部屋に来てくれ。重大な話がある。」
「ああ。」
アリオスの言葉に鬼宿も了承するのであった。
その後、夜になり、あかりは星宿を待っていた。
あかりの部屋の場面。
「あかり、太一君との間に一体何があったのだ?」
「星宿、ええ実は太一君に星宿との恋を忘れろと告げられたの。巫女は朱雀を呼び出す時は処女(おとめ)でなくてはならないのよ。私も朱雀を呼び出すまでは星宿との恋を忘れるつもりよ。」
あかりは巫女として役割をしようとするのであった。
「何故だ!太一君はあかりに辛い試練を与えたのだ!私が何のためにお前と両思いになれたのにお前は辛くないのか!」
星宿はあかりに叱咤するのであった。
「私だって辛いわよ!仕方がないじゃない!朱雀を呼び出すまでは私が強姦されないように気を付けなくてはいけないのよ!」
あかりは辛そうな表情で叫ぶのであった。
「あかり、すまぬ。きついことを言ってお前を傷つけてしまった。朱雀を呼び出したら結婚しよう。」
「ええ、星宿好きよ。」
「ああ。」
あかりと星宿は抱きあい、キスを交わすのであった。
一方、アリオスの部屋の場面。
「鬼宿、あかりが朱雀を呼び出すために星宿と恋を忘れろと告げられた。俺もあかりの決意を見守るつもりだ。」
「アリオス、ふざけんな!あんたはそれでいいのかよ!あんたはあかりの師匠だろ!」
アリオスの言葉に鬼宿も激高するのであった。
「俺だってあかりにはできるだけ辛い思いをさせたくはない。あかりが強姦されないように俺が守らなくてはならないぞ。」
「わりいな、きついことを言って。あんたはあかりの幸せを願っているんだろ?」
アリオスもあかりを守ろうとし、鬼宿もアリオスがあかりの幸せを願っていることに気が付くのであった。
「俺はあかりには借りがある。いつかあかりに借りを返すつもりだ。」
「ああ、俺もあかりには借りがあるぜ。いつか俺もあかりに借りを返すぜ。」
アリオスと鬼宿はあかりに借りがあり、いつか返そうと決意するのであった。
「ああ。」
アリオスも了承するのであった。
一方、あかりと星宿はキスをした後、声を掛ける。
「星宿、私いつか貴方の妻になるわ。」
「ああ、私の最愛の妻はお前だ。」
あかりと星宿はいつか結婚し夫婦になろうと決意するのであった。
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