あかりと星宿がベルガード門に向かう。

「あかりさん、星宿君見事ね。これで依頼は完了よ。」
「ええ、ありがとうございます。」
「礼を言う。」
あかりも星宿もソーニャに感謝した。その後、あかりと星宿はクロスベルに戻り、ダドリーとエマに声を掛けられた。
「黒崎、星宿、お前達は共に行動しているのだな。紹介するぞ星宿、エマ君だ。」
ダドリーがあかりと星宿に声を掛けた。
「星宿さん、初めまして私はダドリーさんの同僚エマと言います。」
「私は朱雀七星士の星宿だ。よろしく頼む。」
エマと星宿はお互いに自己紹介するのであった。
「黒崎、お前が朱雀の巫女だったことはマクレインから聞いたのだ。」
「黒崎さん、異世界を救った英雄ですね?」
ダドリーがあかりが四神天地書で朱雀の巫女であったことに驚いたのであった。エマもあかりが四神天地書の世界を救った英雄であることに驚いた。
「ダドリーさん、エマさん、そうですね。私が朱雀の巫女で、アリオスさんが朱雀の守護者でした。青龍七星士と敵同士でしたが、私の世界に転生してからは改心しました。」
「私はあかりが紅南国を救った英雄であると共に、一人の女としてあかりを好きになったのだ。アリオスも紅南国を救った英雄なのだ。」
あかりと星宿は星宿の前世のことの出来事をダドリーとエマに話すのであった。
「そうか、青龍七星士の黒幕は誰なのだ。マクレインも知っているのだな?」
ダドリーはあかりと星宿に青龍七星士の黒幕を聞く。
「ええ、心宿でした。心宿は倶東国の皇帝のせいで心に闇ができました。」
「やつはかつてあかりとアリオスを殺そうとしたのだ。あかりの処女(おとめ)を奪おうと心宿はあかりを強姦しようとしたが、幸人と鬼宿のおかげで未遂に済んだのだ。」
あかりと星宿は青龍七星士の心宿のことを話すのであった。
「そうか、黒崎、お前は2度目の人生でも辛い思いをしたな。」
「ええ、そうですね。ディーター・クロイスに強姦されたことあれは一生忘れることができないです。」
「あかり、今の話は本当か?」
「ええ、私が竈門あかりとして2度目の人生で生きた頃に、クロイス親子の陰謀に巻き込まれ、私は敵だったころのアリオスさんに捕縛された後に、ディーターに強姦されたの。」
「黒崎はその後、マクレインのおかげで立ち直ったぞ。」
星宿が驚き、あかりもダドリーもあかりがディーター・クロイスに強姦されたことを話すのであった。
「そうか、お前は2度目の人生でも辛い目にあったのだな、あかり。」
「ええ、一時期ショックで自殺しようとしたけど、アリオスさんが私を励ましたおかげで立ち直ったわ。」
星宿があかりに同情し、あかりもアリオスのおかげで立ち直ったことを告げるのであった。
「黒崎とマクレインはお互いに心の闇を抱えていたのだ。家族を失ったことが原因だ。」
「私が一度目の人生で無惨に家族を殺され、鬼にされた禰豆子が鬼殺隊の水柱の富岡さんに顎を斬られてそのまま亡くなったことが原因で、アリオスさんはサヤさんを亡くしたこととシズクちゃんが失明したことが原因で心の闇ができたの。」
ダドリーがあかりとアリオスが家族を失ったことで心の闇ができたことを告げ、あかりもアリオスの過去のできごとを星宿に告げるのであった。
「あかりの過去は前世から知っているのだが、アリオスは妻を亡くし、シズクが失明したのだな。」
「ええ、過去には失明したシズクちゃんだったけど、今はキーアちゃんのおかげで失明が治っているわよ。」
「キーアと言う小娘の零の秘宝の力だ。」
あかりとダドリーはシズクの失明がキーアのおかげで直ったことを告げるのであった。
「そうか、あかりも病魔のせいで、失明したことがあったが、仲間である軫宿があかりの失明を治したのだ。」
「そうね、軫宿がいなかったら、私は失明したままだったから、軫宿には感謝してるわ。」
星宿とあかりは四神天地書の出来事を話すのであった。
「そうか、黒崎も失明したことがあったのだな。」
「黒崎さんが無事でよかったです。」
ダドリーが納得し、エマもあかりの無事に安心するのであった。その後、あかりと星宿はダドリーとエマと別れるのであった。
「あかり、お前はダドリーとは気が合うようだな。」
「ええ、そうね。私、ダドリーさんの正義感の強さに尊敬するわ。私も正義の為に戦って、いつか東仙さんの心の闇を救いたいわ。」
星宿はあかりとダドリーが気があうことに気が付き、あかりもダドリーの正義感の強さに尊敬し、いつか東仙を救おうと決意するのであった。
「私も東仙の心の闇を救うのだ。」
あかりの言葉に星宿も東仙の心の闇を救おうと決意するのであった。
その後、あかりと星宿はミシェルに依頼の報告をするのであった。
2/2ページ
スキ