一方、アリオスは自室にいた。bgmは空の軌跡「月明りの下で」である。
「アリオス今いいか？」
「鬼宿か？かまわんぞ？」
鬼宿の言葉にアリオスも了承するのであった。
「わりいな。アリオス、あんたいつからあかりと出会ったんだ？あかりの剣の師匠なんだろ？」
「ああ、少し話すのが長くなるが大丈夫か？」
「ああ、大丈夫だぜ。」
「そうか、俺の過去を話すぞ。」
「ああ。」
アリオスの言葉に鬼宿もアリオスの過去を聞こうと決意するのであった。bgmは空の軌跡「 胸の中に」である。
「俺には妻がいた。車の爆発事故で、サヤを亡くし、シズクがその時に失命をした。」
「アリオス、あんたカミさんがいたんだな？」
アリオスの言葉に鬼宿もアリオスが妻を亡くしたことに驚くのであった。
「ああ、俺はクロスベル警察をやめて遊撃士に転職をしたぞ。」
「カミさんを亡くして辛い思いをしたんだな？あかりもおふくろさんを亡くしたと聞いたぜ。」
アリオスの言葉にあかりも母親を亡くしたことを鬼宿が驚くのであった。
「ああ、あかりの場合は真咲さんがグランドフィッシャーに殺されたそうだ。あかりはいつか仇を打とうとしているぞ。俺もあかりを援護するつもりだ。」
「アリオス、あんたあかりと別の世界で出会ったんだろ？」
「ああ、俺とあかりは最初は敵同士だった。」
「まじかよ。あかりとあんたは敵同士だったのかよ！」
アリオスの言葉に鬼宿はあかりとアリオスが敵同士だったことに驚くのであった。
「ああ、俺がクロイス家の陰謀の計画に加担し、あかりは特務支援課と共に俺と対決し、あかりが俺の攻撃に気が付き、結界を出した。その後、俺があかりを捕縛し、オルキスタワーに連行をした。」
「今はあかりと和解したんだろ？」
「ああ、今は和解しているぞ。話の続きだ、あかりはクロイス氏に強姦され、その後手首を斬り、自殺しようとしたぞ。但し、あかりが２度目の人生だ。」
「まじかよ！あかりは２度目の人生で敵に汚されたのかよ！今はどうなんだ？」
「ああ、あかりは３度目の人生では幸人がこの世界にいないことに絶望をしたが、俺とカシウスさんであかりを励ましたぞ。」
あかりは３度目の人生では処女であるため、恋はまったくしなかったのであった。
「その幸人という奴があかりの初恋だったのかよ！」
「ああ、あかりの最愛は幸人だったが、幸人は別の世界に転生し、あかりとは離ればなれだ。」
「あかり、今は星宿様と両思いだぜ。」
「ああ、あかりに愛を与えた星宿こそあかりにとって最愛の男だ。」
鬼宿とアリオスはあかりと星宿の仲を見守る決意をするのであった。
「アリオス、俺はあんたのことを尊敬するぜ。」
「ああ、礼を言うぞ。」
鬼宿の言葉にアリオスも感謝するのであった。
鬼宿と星宿はあかりとアリオスの辛い過去を知って、ますます二人を守ろうと決意をするのであった。柳宿も、井宿も鬼宿と星宿からあかりとアリオスの過去を聞いたため、同情し、守ろうと決意をするのであった。