一方、唯は青龍を呼び出す方法を魔人から聞き、青龍を呼び出そうと決意するのであった。
「あかりと幸人が北甲国に？」
唯があかりと幸人が北甲国に向かうことに驚く。
「はい、おわかりになられましたか？唯様。朱雀の巫女と朱雀の守護者は貴方と完全に敵対する覚悟を決めたそうです。戦ってでも、貴方よりも先に神座宝を手に入れようとしています。」
「すぐに用意して北甲国に行くよ。」
唯が心宿にすぐに向かうよう命じるのであった。
「わかりました。我ら青龍七星士、全力を持って唯様をお守りいたします。朱雀の巫女と朱雀の守護者と朱雀七星士を倒し、必ずや、神座宝を唯様の手に。」
心宿も唯の命令に了承し、あかり達と戦おうと決意するのであった。
（あかり、幸人、あんた達がその気ならあたしも一歩も引かない。望みどおり戦ってあげる。あんた達が心宿にとって一番厄介みたいね？）
唯もあかりと幸人と完全に敵対し、戦おうと決意するのであった。
一方、船に乗ったあかりと幸人は星宿を除いた朱雀七星士達を呼び出した。
「全作戦要因に告げる。これより北甲国の神座宝の捜索および、青龍側との戦いを始める。」
「俺達で必ず、青龍側を倒し、朱雀を呼び出すぞ、いいな？」
あかりが作戦号令を掛け、幸人も鬼宿達に声を掛けた。
「ああ。」
「ええ。」
「なのだ。」
鬼宿、柳宿、井宿、翼宿、軫宿、張宿も了承した。
その後、北甲国に着くまではあかり達は自由に過ごすのであった。
一方、現世では、セーラー戦士本部にシルフィアが四神天地書を読み、あかりと幸人の無事を祈るのであった。
あかりの兄 奎介は、親友の哲也と共にセーラー戦士本部に向かうのであった。
「貴方があかりの兄の奎介ね？私はあかりのパートナーのシルフィアよ。」
「シルフィア、俺はあかりの兄の奎介だ。あがりがセーラーサンで、幸人君が地球の騎士なんだな。」
シルフィアが自己紹介するのであった。奎介もシルフィアに自己紹介するのであった。
「ええ、そうよ。あかりと幸人には、私が四神天地書の世界に向かうよう命じたの。白兵戦に慣れているあかりと幸人が一番適任よ。」
「あかりと幸人君は朱雀を呼び出したら、こっちの世界に帰ってこれるのか？」
「ええ、大丈夫よ。あかりと幸人は四神天地書の世界を平和にした後に、現世に帰ってくるそうだから、安心して？」
奎介の言葉にシルフィアもあかりと幸人が無事に帰ってくることを告げるのであった。
「俺、安心したよ。」
「奎介、あかりちゃんと幸人君なら大丈夫だ。あの二人を信じよう。」
奎介が安心し、哲也もあかりと幸人の無事を祈るのであった。