次の日、あかりは目を覚まし、服に着替えるのであった。幸人と合流し、朝食のある場所に向かうのであった。
あかり達は朝食を食べながら、会話をしていた。
「何だ、お前俺を睨みつけて？」
「お前よくもあかりを怪我させたな！あかりが許しても俺はお前を許さんで！」
鬼宿が翼宿に声を掛け、翼宿はあかりに攻撃した鬼宿に怒りを見せるのであった。
「翼宿やめて！」
「あかりの言う通りだ。鬼宿は心宿に操られただけだ。喧嘩するな！」
あかりと幸人は鬼宿を庇い、翼宿に注意するのであった。
「何でや！あかり、幸人、あいつを許すんか！」
翼宿は納得しなかった。
「私は鬼宿に謝罪を受けたから、許すわよ。」
「俺も鬼宿があかりに罪悪感を感じていることがわかったぞ。それに俺も鬼宿を責めるつもりはない。」
あかりも幸人も鬼宿が蟲毒のせいで、おかしくなったことに気が付き、鬼宿を責めないようとしているのであった。
「あかりと幸人の言う通りだ。同じ仲間である以上争うのはよせ翼宿。」
星宿も翼宿に注意するのであった。
「あかり、幸人ありがとうな。俺を庇ってくれて、俺お前らに罪悪感を感じているんだ、すまねえ。」
鬼宿はあかりと幸人が庇ったことに感謝するのであった。
「鬼宿、私は貴方を助けることができて満足よ。」
「あかりの言う通りだ。気にすることはない。悪いのは心宿だ。俺もあかりもいつか心宿を懲らしめてやる。」
あかりも幸人も鬼宿に気を使い、いつか心宿を懲らしめようと決意するのであった。
「あかりさん、包容力のある女性ですね？幸人さんも温厚な男性ですね？」
張宿はあかりが包容力と幸人の温厚な態度に一目を置くのであった。
「あかり、あんたに頼みたいことがあるんだけど、あたしを女にしてほしいの。」
柳宿はあかりに朱雀の願いを女のしてほしいと依頼するのであった。
「え？柳宿本気なの？」
「柳宿、お前星宿様に未練があるんだな？」
あかりが驚き、幸人も柳宿が星宿に未練があることに気が付くのであった。
「ええ、そうよ。あたしが朱雀の願いで女にしてもらい、星宿様を慰めるつもりよ。あんた達はいつか元の世界に帰るでしょ？あたしはあんた達には幸せになってほしいの。」
柳宿はあかりに失恋した星宿を慰めようと決意し、あかりと幸人の幸せを願っていた。
「柳宿、ありがとう。」
「柳宿礼をいう。」
あかりと幸人は柳宿に感謝するのであった。
（星宿には申し訳ないことをしたわ。星宿に返事した方がよさそうね？）
（あかり、星宿様の告白断るんだろ？お前が星宿様との話し合いを一度した方がいいぞ。）
あかりと幸人は星宿のことで、話合いした方がいいと念話で会話するのであった。
その後、あかりは星宿の所に向かい、星宿と話合いをしようと決意するのであった。笛の音が聞こえ、あかりは張宿に声を掛けた。
「張宿、笛いい曲よ。」
あかりが笛を絶賛するのであった。
「あかりさん、ありがとうございます。星宿様の所に向かうのですね？」
張宿もあかりに感謝していた。
「ええ、そうよ。星宿に話したいことがあるからね。」
「そうですか？頑張ってください。」
あかりが星宿と話し合いをしようと決意し、張宿もあかりを激励するのであった。あかりは星宿の所に向かうのであった。張宿の隣にいた軫宿が声を掛けた。
「あかり、大丈夫そうだな？」
「ええ、あかりさんは真面目で凛とした女性ですから大丈夫です。」
軫宿も張宿もあかりの凛とした態度に一目を置くのであった。
あかりは星宿にいる場所に到着するが、中には星宿と井宿が話し合いをしていた。あかりはそれに気が付き、星宿と井宿の会話が終わるのを待っていた。