外では雨が降っていた。柳宿達は鬼宿が来ていることに驚くのであった。
「鬼宿が来ていると言うのは本当なの？」
柳宿は鬼宿が現れたことに驚くのであった。
「間違いありません。兵士の言うことに本当だそうです。」
張宿も兵士の言葉を信じ、報告するのであった。
星宿はあかりを守るために鬼宿を倒そうと決意するのであった。
（あかり、すまぬ。私は洗脳された鬼宿でもお前を傷つけた者は許すことはできないのだ。）
その後、星宿は鬼宿のいる外に到着するのであった。
「朱雀の巫女と朱雀の守護者はどこだ？」
鬼宿は星宿にあかりと幸人はどこかを聞くのであった。
「鬼宿！あかりと幸人には指一本触れさせぬ！どうしてもと言うのなら私と戦え鬼宿！」
星宿はあかりと幸人には指一本伏させないと告げ、特にあかりを守ろうとしていた。その後、予備の剣と投げたのであった。
「その剣を受け取れ、武器を持たぬ者とは戦えぬ！」
星宿は鬼宿に正々堂々と戦おうとしていた。
「……おもしれえ・…・」
鬼宿は剣を受けとり、剣を抜き、構えるのであった。星宿も剣を構えるのであった。
「星宿様にとってこれは誇りを守る為の戦いよ。あかりと幸人も以前敵と戦った際に命を守る為の戦いと誇りを守る為の戦いがあると教えられたのよ。」
柳宿はあかりと幸人に2つの戦い方があると教えられ、命を守る為の戦いと誇りを守る為の戦いがあると教えてもらったのであった。あかりと幸人は鬼と戦う際に冷酷な表情で戦ったことがあったが、同時に自分の誇りを守ろうと戦いをしたことがあったため、無惨を倒すために自身の誇りを掛け、鬼を倒したことがあったのだ。伊之助と善逸にそれを見せたこともあったため、伊之助も善逸もあかりと幸人の教えを守り、鬼と戦う際には、誇りを守るための戦いをしたのであった。
「私はあかりと幸人に教えてもらったのだ。この戦いは私自身の誇りを守る為の戦いだ。勝負だ鬼宿！」
星宿もあかりと幸人の為に誇りを守ろうと戦いをしようとするのであった。
「いいぜ！お前を殺し、その後に朱雀の巫女と朱雀の守護者も殺すぜ！」
鬼宿も勝負に決着を付けようとしていた。
その後、星宿は鬼宿を斬りつけるのであった。
「はああああ！」
星宿は気の力を使い、剣で鬼宿を斬りつけるのであった。
「うっ！」
鬼宿はダメージを受けた。しかし、戦闘不能にはならなかったのであった。星宿と鬼宿はお互いに剣を交えていた。
「鬼宿！お前はあかりと幸人を守ることを忘れたと言うのだな！」
「知らねえな！」
星宿は鬼宿の声を掛け、鬼宿も激高したのであった。
「星宿様を止めなくていいんですか？」
張宿は星宿を止めないかを柳宿達に聞くのであった。
「無駄よ。あの方はあかりを守る為に戦っているの。陛下は鬼宿を殺そうとしているわね。最早誰にも止められないわ。」
柳宿も星宿があかりを守る為に戦っていることに見守ろうとしていた。
その後、鬼宿は星宿に剣を腹に刺されるのであった。