一方、幸人も自室にいた。鬼宿が幸人に声を掛けた。bgmは「月明りの下で」である。
「幸人、今いいか？」
鬼宿が幸人に聞く。
「鬼宿か？ああ構わんぞ。」
幸人も了承した。
「わりいな。幸人、市丸のことで聞きたいことがあるんだがいいか？」
鬼宿が市丸のことを聞こうとしていた。
「ああ、市丸さんのことを話すが、少し長くなるぞ大丈夫か？」
幸人も鬼宿に市丸の過去を説明しようとしていた。
「ああ、かまわねえぜ。」
鬼宿も了承した。bgmは「月下の想い」である。
「市丸さんは幼馴染の女性がいる。護廷十三隊十番隊副隊長の松本乱菊さんだ。あの二人は両思いなのに、市丸さんは乱菊さんの為に、藍染を憎んでいるぞ。」
幸人は市丸の幼馴染が乱菊であり、市丸と乱菊が両思いだと鬼宿に告げるのであった。
「幸人、藍染は何者だ？」
鬼宿が幸人に藍染のことを聞く。
「ああ、護廷十三隊五番隊隊長の藍染惣右介だ。あいつは東仙さんも部下にしているぞ。東仙さんが女性の親友を失った時に、出会ったそうだ。市丸さんも藍染の部下のふりをして、いつか藍染を殺そうとしているぞ。」
幸人は藍染の部下が市丸と東仙だと告げ、市丸がいつか藍染を殺そうとしていることを鬼宿に告げるのであった。
「市丸は何故藍染を恨んでいるんだ？」
鬼宿は市丸が藍染を恨んでいることを幸人に聞くのであった。
「ああ、２度目の人生で乱菊さんから聞いた話だと、市丸さんが過去に留守の際に残虐な藍染によって一緒に暮らしていた心優しい乱菊さんが襲われ、彼女の魂魄の一部が奪われるという事件が起きたぞ。愛する女性である乱菊さんの仇を討つためであり、彼女の奪われた魂魄を奪い返すためだだそうだ。」
幸人も市丸が愛する乱菊の為に行動をしていることを鬼宿に告げるのであった。
「藍染外道だな！市丸のヤツ、汚れ役を買って乱菊の為に藍染に復讐しているのかよ。」
鬼宿は藍染に怒りを見せ、市丸が乱菊のために行動していることに驚くのであった。
「ああ、市丸さんは決して悪人ではないぞ。あかりも東仙さんを助けようとしているぞ。」
幸人も市丸が悪人ではないと告げ、あかりが東仙を助けたいことを鬼宿に告げるのであった。
「あかりが東仙を助けようといているのかよ。」
鬼宿はあかりが東仙を助けることに驚くのであった。
「そうだ、東仙さんは死神に復讐したかったそうだ。女性の親友歌匡さんがいたぞ。彼女は夫である綱彌代時灘に殺されたことが原因で、藍染の部下になったそうだ。」
「まじかよ。東仙が心の闇が原因で、藍染の部下になったのかよ！」
鬼宿は東仙の心の闇ができたことで、藍染の部下になったことに驚くのであった。
「ああ、東仙さんは本来正義感が強く、人格者だ。親友がもう一人いるぞ。人狼の狛村さんだ。後、部下もいたぞ。檜佐木さんも東仙さんを慕っていたぞ。あかりは狛村さんと檜佐木さんと仲がいいぞ。」
幸人は東仙の性格が正義感が強く、人格者であり、親友の狛村と部下の檜佐木がいて、あかりが狛村と檜佐木と仲がいいことを告げるのであった。
「そうか、お前は市丸と知りあいと仲がいいんだな？」
鬼宿は納得をするのであった。
「ああ、市丸さんの幼馴染の乱菊さんと市丸さんの部下の吉良さんだ。」
幸人も２度目の人生で、乱菊と吉良と仲良くなるのであった。市丸の件で特に二人とは仲良くなるのであった。
「幸人、お前戦闘になるとあかりと同じ冷酷なんだな？」
鬼宿が幸人とあかりが戦闘になると冷酷になることを聞くのであった。
「ああ、俺とあかりが１度目の人生で、鬼舞辻無惨が俺とあかりの家族を殺したぞ。あの男は藍染以上に外道だ。」
幸人は自身とあかりの家族を殺したのが無惨だと鬼宿に告げるのであった。
「幸人、お前とあかりにとって仇が無惨だったのかよ！」
「ああ、俺もあかりも無惨が憎かった。鬼に対する憎悪も、怒りと悲しみを背負って生きていた。血塗られた俺が、闇を抱えた俺なんかが…・…。」
幸人も無惨に対して憎しみを抱き、あかりと共に冷酷なセーラー戦士として行動をしてた。鬼に対する憎悪もあり、怒りと悲しみを背負い、辛い思いをするのであった。
「幸人、復讐に捕らわれることはないぜ？お前もあかりも今では自由の身だ。お前は一人じゃねえぜ。」
鬼宿も幸人とあかりが辛い思いをしたことを知り、励ますのであった。
「ああ、本当は俺も家族と仲良く過ごしたかった。無惨のせいで人生が台無しになった。俺が無惨に殺された後に、あかりが幻の金水晶を全解放をして無惨を倒したが、代償にあかりがそのまま息を引き取って亡くなったんだ。うううう……」
幸人も大正時代に家族を失って辛い思いをしたが、悲しむ余裕がまったくなかったのだ。今の時代でようやく解放され、感情が爆発し、涙を静かに流し、泣くのであった。
「幸人、泣きたいだけ泣けよ。他の七星士には内緒にするぜ。」
鬼宿が幸人に気を使い、そのまま幸人の肩を手にあて、慰めるのであった。幸人が泣き止んだ後に鬼宿に声を掛ける。
「鬼宿すまない。無様な姿を見せて申し訳ないな。俺も精神的に脆くなったな。」
幸人も家族を失ったことで涙を流すことができたのだ。
「気にすんな。俺もお前とあかりの味方だぜ。」
鬼宿があかりと幸人の味方だと激励をするのであった。
「ああ、礼を言う。鬼宿。俺と友達でいてくれ。」
幸人も鬼宿に友達でいてほしいと告げるのであった。
「ああ。」
鬼宿も幸人と友達でいようと決意をした。
鬼宿と星宿はあかりと幸人の辛い過去を知って、ますます二人を守ろうと決意をするのであった。柳宿も、井宿も鬼宿と星宿からあかりと幸人の過去を聞いたため、同情し、守ろうと決意をするのであった。