鬼宿の家族で、末っ子の結蓮があかりと幸人に声を掛けた。
「あかりお姉ちゃん、幸人お兄ちゃん、兄ちゃんを助けてありがとう。あかりお姉ちゃんにこれあげるね。」
結蓮はあかりに首飾りを渡すのであった。
「結蓮ちゃん、ありがとう。よかったわね。あなたの家族が無事で。」
「結蓮、お前の兄はお前をかわいがっていたぞ。」
あかりと幸人は結蓮のことを気に掛けた。
「あかり、幸人ありがとな？結蓮があかりに餞別を渡したいそうだ。お前らいずれ結婚するんだろ？この地方じゃ花嫁が身に着けるもんだが、お前らは朱雀を呼び出したら元の世界に帰るんだろ？受け取ってくれ。」
鬼宿は家族を救ったあかりと幸人に感謝した。
「鬼宿、ええありがたく受け取るわ。」
「お前の妹の餞別だが見事だ。」
あかりが餞別を受けとり、幸人も結蓮の餞別を絶賛するのであった。
「あかりお姉ちゃん、幸人お兄ちゃん、恋人同士ね。頑張ってね。」
「ええ。」
「ああ。」
結蓮の言葉にあかりと幸人は返事をした。鬼宿の家族は星宿の計らいで、
都の街に家を与え、鬼宿の家族は星宿の感謝するのであった。その後夜に、星見祭と言う祭りがあったため、あかりと幸人はこの世界の衣装にきがえるのであった。
「幸人さん、この世界の服似合うわね。」
「あかり、お前も似合っているぞ。」
あかりと幸人は紅南国の衣装に着替え、あかりが髪をアップにし、女性用の衣装を着る。幸人も鬼宿がいつも来ている服に似た物を着るのであった。その後、あかりと幸人は鬼宿、美朱、翼宿、柳宿と合流した。
「皆、お待たせ。」
「俺もあかりもこの世界の夜の街は初めてだ。」
あかりが声を掛け、幸人も町の夜に驚くのであった。その後、あかりと幸人は遊んだり、食事をしたりと楽しむのであった。あかりと幸人は鬼宿と美朱に声を掛けられた。
「あかり、幸人。俺の家族を救ったお礼だぜ。」
「あかりちゃん、幸人君あなた達お似合いね。」
鬼宿はあかりと幸人を祭りに誘ったのは家族を救ったことである。美朱もあかりと幸人カップルをお似合いだと告げるのであった。
「鬼宿、美朱ありがとう。私と幸人さんを祭りを誘ってくれて。」
「礼を言う。俺もあかりもこの世界に来てよかったぞ。」
あかりも幸人も鬼宿と美朱に感謝するのであった。その後、あかり、幸人は宮殿に戻り、入浴した後に歯磨きし、それぞれ自室に戻るのであった。
次の日、あかりと幸人は荷物の整理を自室でしていた。
あかりの部屋
「変身ブローチに、４次元ポーチがあれば十分ね？」
幸人の部屋
「セーラークリスタルに、４次元ポーチがあれば十分だな？」
あかりと幸人は変身道具と４次元ポーチがあれば十分だと考えるのであった。
前日に星宿と井宿と張宿が北甲国に向かう際には船で行った方がいいと話し合いが決定したため、あかりと幸人はその意見に賛成するのであった。
その後、あかりと幸人は４次元ポーチからポラロイドカメラを取り出し、あかり、幸人、朱雀七星士達で記念写真を撮ってもらうのに星宿の付き人に依頼し、ボタンの押し方を教えたのであった。
あかりの右隣が幸人で、左隣が星宿であった。無事に記念撮影が終わり、写真がすぐにできたのであった。
「幸人さん、写真できたわね。」
「ああ、記念撮影してよかったな？」
あかりも幸人も旅に向かう前に記念撮影してよかったと安心するのであった。準備が終わり、星宿はあかりに声を掛けた。
「あかり、私は旅に行けぬのだ。」
「ええ、そうね。星宿は皇族であり、皇帝陛下なのね？私も幸人さんも前世では王族で、私が王女で幸人さんが王子よ。」
星宿があかりに旅に行けないと告げ、あかりも納得し、前世であかりと幸人が王族であることを星宿に告げるのであった。
「そうか、お前と幸人は今でも王族の血を引いているのだな？」
星宿があかりと幸人の王族を血を引いているかを聞く。
「ええ、私がいずれサンキングダムの女王で、幸人さんが国王になるわ。」
あかりも幸人もいずれ、王族として政治活動をすることを星宿に告げるのであった。
「そうか、道理で気品があるのだな？それよりもあかり、私は旅には行けぬがお前に剣を渡そう、持っていくがいい。」
「え？いいの？星宿の大切な剣でしょう？」
星宿はあかりに剣を渡し、あかりも驚くのであった。
「いいのだ。この神剣がお前の身を守ってくれるのだ。持っていくのだ。」
「ええ、ありがとう。私も餞別にこれを渡すわ。」
あかりが星宿に渡したのはグラールロケットであった。
「あかり、この首飾りは一体何なのだ？」
星宿があかりに聞く。
「ええ、これはグラールロケットいう首飾りで、状態異常を防げるわよ。幻覚や毒などの状態異常を事前に防げるから星宿に持ってほしいの。私と幸人さんは予備にグラールロケットがあるから大丈夫よ。」
あかりはグラールロケットの効果を星宿に説明し、気に掛けるのであった。
「そうか、ありがたく受け取らせてもらおう。あかり、気を付けるのだ。」
星宿はあかりから受け取ったグラールロケットを持ち、あかりを見守るのであった。あかり達は船に乗り、北甲国に向かうのであった。残った星宿はあかり達を見送り、その後宮殿に戻るのであった。
一方、船に乗ったあかりと幸人は星宿を除いた朱雀七星士達を呼び出した。
「全作戦要因に告げる。これより北甲国の神座宝の捜索および、青龍側との戦いを始める。」
「俺達で必ず、青龍側を倒し、朱雀を呼び出すぞ、いいな？」
あかりが作戦号令を掛け、幸人も鬼宿達に声を掛けた。
「ああ。」
「ええ。」
「なのだ。」
鬼宿、柳宿、井宿、翼宿、軫宿、張宿も了承した。
その後、北甲国に着くまではあかり達は自由に過ごすのであった。
一方、現世では、セーラー戦士本部にシルフィアが四神天地書を読み、あかりと幸人の無事を祈るのであった。