「あかり、幸人、どうしたの？あの子は？」
柳宿はあかりと幸人に亢宿のことを聞くのであった。
「ええ、亢宿は川の中に溺れたわよ。」
「ああ、亢宿は自殺したぞ。」
あかりと幸人は亢宿が川に溺れ、自殺したことを星宿達に告げるのであった。
「川に落ちてまず助からねえ！」
鬼宿も亢宿の状況を説明するのであった。
「そう、あの子が青龍七星士だったとはね？」
「死んでよかったとは言えぬ。張宿が偽物だと気が付かなかった我々が甘すぎたのだ。」
柳宿が納得し、星宿も自分たちの甘さを後悔するのであった。
「何でですか！あんなやつは死んでよかったんですよ！自業自得やないですか！あいつは死んで当然。」
翼宿は亢宿が死んでよかった思うのであった。
「翼宿、そんなこと言わないで！彼は心に迷いがあったわよ！」
「あかりの言う通りだ。亢宿は俺と同じ温厚だ。それにあまり戦いに向いていないぞ！」
あかりと幸人は亢宿が心に迷いがあり、温厚で戦いに向いていないことに気が付くのであった。
「僕もそう思います。」
少年があかり達に声を掛けた。
「え？」
「なっ！」
あかりと幸人が驚き、鬼宿達も驚くのであった。
その後少年が現れるのであった。
「こら！何だお前！」
兵士が少年声を掛けた。
「待てー。」
星宿は兵士に声を掛け、止めた。その後、少年は草笛を吹くのであった。
「もしかしてあなたが草笛を？」
「俺達のピンチを救ったのがお前なんだな？」
あかりと幸人はピンチを救ったのが少年だと気が付くのであった。
「はい、僕は朱雀七星士の張宿です。科挙の受験勉強の最中でしたが、貴方方の危機を察し、こちらに来ました。」
張宿はあかり達のピンチを救ったことを告げるのであった。
「え？科挙の受験勉強なの？」
「そうか、役人を決める試験だったのか？」
あかりと幸人は科挙の受験勉強に驚くのであった。
鬼宿達も科挙の試験に合格した張宿に一目を置くのであった。
その後、あかり達は炎の様子を見るが、現れたのが太一君であった。
「え？太一君ですか？」
「もしかして、俺とあかりに重大な話があるのですね？」
あかりと幸人は太一君の登場に驚き、重大な話があることに気が付くのであった。
「そうじゃ、まったくせっかく鏡を用意したのにお前達は朱雀七星士を集め損ねたもう永久に朱雀を呼び出せぬぞ愚か者め！」
太一君はあかりと幸人を叱りつけるのであった。
「太一君、申し訳ありませんでした。私達悔しいです！」
「太一君、申し訳ありませんでした。俺達がいかに無力化を思い知りました、青龍七星士の一人亢宿が偵察していたのにまったく気が付かず、朱雀召喚の失敗をしてしまいました。しかし、俺もあかりも朱雀召喚を諦めたくないです！」
あかりと幸人は自分達がいかに無力化を知り、悔しそうになるのであった。
「あかり、幸人、おぬしら少しは成長したようじゃのう？おぬしらが今までの巫女と守護者の中で一番優秀のようしゃな？他に朱雀を呼び出す方法はあるのじゃ。」
太一君もあかりと幸人は真面目で優秀であることに一目を置くのであった。
「ええ、わかりました。私は朱雀の巫女として最後まで責任を果たしたいと思います。」
「ええ、わかりました。俺も朱雀の守護者として最後まで責任を果たすつもりです。あかりをサポートもするつもりです。」
あかりが巫女として、幸人が守護者として最後まで責任を果たそうと決意するのであった。
「我々もあかりと幸人を援護するのだ。」
「俺もあかりと幸人に協力するぜ？」
星宿と鬼宿もあかりと幸人の決意を聞き、二人を守ろうと決意するのであった。柳宿達もあかりと幸人を守ろうと決意するのであった。