そして、演奏が終わった後、あかりと幸人は今後のことで話し合いをした。
「あかり、朱雀を呼び出したら、元の世界に帰ってカシウスさんとアリオスさんに四神天地書の出来事を話すぞ。」
「幸人さん、ええわかったわ。朱雀を呼び出してこの世界が平和にした後、元の世界に帰って藍染がいつか暗躍するはずだから、カシウスさんとアリオスさんに報告しましょう。」
あかりと幸人は今回の出来事を朱雀を呼び出して、平和の世界にした後に、藍染が暗躍することとカシウスとアリオスに報告しようと決意するのであった。
「あかり、好きだ。俺の側にいてくれ。」
「ええ、幸人さん貴方が好きよ。私も貴方の側にいたいわ。」
幸人とあかりがお互い好きであることを自覚し、その後抱きしめ合い、あかりと幸人はキスを交わすのであった。それを、星宿、鬼宿、柳宿はあかりと幸人を見守るのであった。
「あかり、私では幸人には勝てぬのだな？」
「星宿様、あかりと幸人は私達と出会う前からの相思相愛の仲です。」
「星宿様、俺達にできることはあの二人を温かく見守るべきです。
星宿があかりが幸人一筋であることに驚き、柳宿と鬼宿もあかりと幸人の仲を見守るのであった。
一方、心宿とセリシエルはある人物を呼び出した。
「心宿さん、セリシエル様、お呼びでしょうか？」
角宿は心宿とセリシエルに声を掛けた。
「角宿、お前の兄は偵察に向かっているようだな？」
「亢宿を朱雀側に偵察に向かわせたようじゃのう？」
心宿とセリシエルは角宿に亢宿を偵察に向かわせたことを聞くのであった。
「ええ、俺の兄がもうすぐ朱雀側を抹殺するそうです。」
角宿も亢宿があかり達を抹殺することを告げるのであった。
一方、あかりと幸人のキスシーンを見た星宿はあかりと幸人に背を向け、一人きりになっていた。
「あかり、幸人、幸せになるのだ。」
星宿は切ない顔をするのであった。その後、星宿の前にある女性が声を掛けた。
「陛下、大丈夫ですか？」
女性が声を掛けた。
「そなたは鳳綺か？」
星宿は鳳綺に驚くのであった。鳳綺は柳宿と瓜二つの女性であった。
「ええ、あかりさんと幸人さんを温かく見守り、私が陛下のおそばにいます。」
鳳綺も星宿の為にそばで見守ろうとするのであった。
「そうか、鳳綺私はいますぐには切り替えることはできぬかもしれぬ。私はあかりと幸人の仲を応援するつもりだ。」
星宿はあかりには未練があるものの、鳳綺が星宿に思いを寄せていることを知り、鳳綺の気持ちに答えようと決意する星宿であった。
一方、偽物の張宿である青龍七星士亢宿は笛を吹いていた。あかり達を抹殺するために気を少しずつ送りこんでいた。
（あかりさん、幸人さん、貴方方には死んで頂きます。貴方方が一番警戒心が強い方なのに、油断している。朱雀七星士も抹殺させていただきます。）
亢宿が心の中で、あかり達を抹殺しようと決意するのであった。
あかりと幸人はキスをした後、月を眺めていた。
「幸人さん、月がきれいね？」
「そうだな、この世界にも月がきれいだな？」
あかりと幸人は夜の月を見て、感動するのであった。その後、あかりと幸人はそれぞれ自室に戻り、次の日に向けて就寝するのであった。