DevilMayCry(短編)
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ダンテ「そういや花子、彼氏とかいねーの?」
オーナーの無茶な質問は、いつも唐突だ。
「…ボーイフレンドならいますけど。」
ダンテ「へぇ。どんな奴?」
オーナーが、興味津々といった顔でソファから身
を乗り出す。
「……年下で、生意気で、我儘な、」
ダンテ「うん」
「……放っておけない人です。」
ダンテ「ヒュー!」
口角を上げながらやや古い茶化し方でからかわれた。
「笑わないで下さい!そんなんじゃないんですか
ら!」
私はムキになって反論した。オーナーはなおも笑
っている。
ダンテ「悪い悪い!アンタ男っ気無さそうだった
からさ。」
「オーナーは?」
ダンテ「俺?俺は、そうだな……。彼女ってよ
り、セフレならいるぜ!」
オーナーは親指を立ててウインクする。私は思わ
ず呆れてしまった。
「……最低っすね。」
オーナー「まぁそう言うなよ、そもそも俺は特定
のLadyを持たねえからなぁ。」
「……そうなんですか?」
「ああ。よりどりみどりってヤツ?……あ〜、で
も最近はご無沙汰だな。」
ソファーで寛いでいるオーナーが意味ありげに向
かいの私を見た。私は首を傾げる。
ダンテ「俺今、お前が一番好みなんだけどな?」
主人公「!?」
頬杖をつき微笑するダンテの言葉に私はぎょっと
して固まったが、彼はかまわず話を続けた。
ダンテ「あの人間嫌いのバージルが弟子を取るな
んてどんな屈強なヤロウかと思ったら、人畜無害
みたいな子猫ちゃんだったからな。驚いたぜ。」
「……。」
ダンテ「ここに来てから結構経つだろ?でもアン
タって中々落ちねえんだよなぁ。他のヤツはすぐ
俺に落ちるのにさ?」
悪魔の襲撃で学生寮を壊され、途方もなくなった
時にバージル様と出会い、かれこれ事務所に住ん
でから1ヶ月近く経つが、住み始めの頃はさりげ
ない日常会話に冗談交じりでよく口説かれたこと
を不意に思い出した。(今でもだが)
「(プレイボーイめ)……私はそう簡単に落ちま
せんよ。」
言われっぱなしもなんだか癪なので、私はムッと
して言い返した。するとダンテが突然立ち上がっ
たかと思うと、耳元でいつもより低い声で囁いた。
ダンテ「試してみるか?」
「っ!//」
オーナーの色気は反則だ。思わずドキリとしてし
まう。するとダンテは私の横に座り肩を抱いた。
「ちょ、ちょっと……冗談はやめてください!私
はそういうつもりで住まわせて貰ってるわけじゃ
ないんですから!」
ダンテ「へぇ?じゃあどういうつもりだ?」
「……っもう!////」
オーナーが私の顎を掴むと強引に上向かせる。そ
してそのまま顔を近づけてきた。吸い込まれそう
なスカイブルーの瞳と目が合い、心臓が早鐘を打
つ。私は動揺して目を泳がせた。
ダンテ「嫌なら突き飛ばせよ?」
「オーナー…」
もうすぐそこまで唇が近づいて来た。私はぎゅっ
と目を閉じて覚悟したその時ー……バンッ!と勢
いよく事務所のドアが開いた。そこには衣服のあ
ちこちが綻んだ怒り心頭な様子の私の師、バージ
ルが立っていた。
バージル「昼間から何を盛っている貴様…」
ダンテ「うわっ!バージル、もう帰っのかよ
ぅ!」
バージル「黙れ愚弟、人が長期任務から帰ってき
たかと思えば…、そこに直れ!その腐った根性を
叩き直してやる!!」
いきなり現れてダンテを殴り始めたバージルに私
は唖然とした。
(はぁっ、た、助かった…ありがとうございます
バージル様。でも、)
何故か少し残念な気分にもなった花子であっ
た。
あとがき:
ダンテ「あ〜、痛ぇ……。ったく、相変わらず容
赦ねえな!もしかして妬いてんのか?」
バージル「…たわけが。弟子の貞操の危機を感じ
ただけだ。」
オーナーの無茶な質問は、いつも唐突だ。
「…ボーイフレンドならいますけど。」
ダンテ「へぇ。どんな奴?」
オーナーが、興味津々といった顔でソファから身
を乗り出す。
「……年下で、生意気で、我儘な、」
ダンテ「うん」
「……放っておけない人です。」
ダンテ「ヒュー!」
口角を上げながらやや古い茶化し方でからかわれた。
「笑わないで下さい!そんなんじゃないんですか
ら!」
私はムキになって反論した。オーナーはなおも笑
っている。
ダンテ「悪い悪い!アンタ男っ気無さそうだった
からさ。」
「オーナーは?」
ダンテ「俺?俺は、そうだな……。彼女ってよ
り、セフレならいるぜ!」
オーナーは親指を立ててウインクする。私は思わ
ず呆れてしまった。
「……最低っすね。」
オーナー「まぁそう言うなよ、そもそも俺は特定
のLadyを持たねえからなぁ。」
「……そうなんですか?」
「ああ。よりどりみどりってヤツ?……あ〜、で
も最近はご無沙汰だな。」
ソファーで寛いでいるオーナーが意味ありげに向
かいの私を見た。私は首を傾げる。
ダンテ「俺今、お前が一番好みなんだけどな?」
主人公「!?」
頬杖をつき微笑するダンテの言葉に私はぎょっと
して固まったが、彼はかまわず話を続けた。
ダンテ「あの人間嫌いのバージルが弟子を取るな
んてどんな屈強なヤロウかと思ったら、人畜無害
みたいな子猫ちゃんだったからな。驚いたぜ。」
「……。」
ダンテ「ここに来てから結構経つだろ?でもアン
タって中々落ちねえんだよなぁ。他のヤツはすぐ
俺に落ちるのにさ?」
悪魔の襲撃で学生寮を壊され、途方もなくなった
時にバージル様と出会い、かれこれ事務所に住ん
でから1ヶ月近く経つが、住み始めの頃はさりげ
ない日常会話に冗談交じりでよく口説かれたこと
を不意に思い出した。(今でもだが)
「(プレイボーイめ)……私はそう簡単に落ちま
せんよ。」
言われっぱなしもなんだか癪なので、私はムッと
して言い返した。するとダンテが突然立ち上がっ
たかと思うと、耳元でいつもより低い声で囁いた。
ダンテ「試してみるか?」
「っ!//」
オーナーの色気は反則だ。思わずドキリとしてし
まう。するとダンテは私の横に座り肩を抱いた。
「ちょ、ちょっと……冗談はやめてください!私
はそういうつもりで住まわせて貰ってるわけじゃ
ないんですから!」
ダンテ「へぇ?じゃあどういうつもりだ?」
「……っもう!////」
オーナーが私の顎を掴むと強引に上向かせる。そ
してそのまま顔を近づけてきた。吸い込まれそう
なスカイブルーの瞳と目が合い、心臓が早鐘を打
つ。私は動揺して目を泳がせた。
ダンテ「嫌なら突き飛ばせよ?」
「オーナー…」
もうすぐそこまで唇が近づいて来た。私はぎゅっ
と目を閉じて覚悟したその時ー……バンッ!と勢
いよく事務所のドアが開いた。そこには衣服のあ
ちこちが綻んだ怒り心頭な様子の私の師、バージ
ルが立っていた。
バージル「昼間から何を盛っている貴様…」
ダンテ「うわっ!バージル、もう帰っのかよ
ぅ!」
バージル「黙れ愚弟、人が長期任務から帰ってき
たかと思えば…、そこに直れ!その腐った根性を
叩き直してやる!!」
いきなり現れてダンテを殴り始めたバージルに私
は唖然とした。
(はぁっ、た、助かった…ありがとうございます
バージル様。でも、)
何故か少し残念な気分にもなった花子であっ
た。
あとがき:
ダンテ「あ〜、痛ぇ……。ったく、相変わらず容
赦ねえな!もしかして妬いてんのか?」
バージル「…たわけが。弟子の貞操の危機を感じ
ただけだ。」
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