は…ははははっ、生きている心地がしねぇ。


それならもう俺はいっそ………


無人の建物の陰で業務用のカッターナイフを

3cmほど押し出し、

そのまま何度も腕に斬りつける。


クチッ…グチャ…


斬り込みを入れた傷跡にそって、徐々に赤黒い

血が溢れて出ていく

が、10分もしないうちにやがて傷口は塞がる。


…どうやら先程の怪人との戦いで、精神をもっ

ていかれたようだ。


「ゾンビマンさん…です、よね？」


ふと見上げてみると俺の近所に住んでる

花子が買い物籠をぶら下げて突っ立って

いた。


「今日もまた無理なさったのですね？」


「別に大したことはない、それより 花子

、今の俺には…もう戦う気力が残っていない…

」


かすれ声で出た言葉がこれだ。情けねぇ


「…外傷は癒えても、心の傷って中々治らない

モノなのですね。でも大丈夫、いつだって私

はゾンビマンさんの味方ですよ！」


「そうだな……」

そう言いながら 花子にキスをした。


「ファッ！？な、あええええぇ？！！いきなり

何してるんですかい！！」


「なぁ、 花子が、俺の傷を癒してくれる

か…？」


「///わ、私で良ければぁ……//」



その後無茶苦茶なぐさめ(意味深)た。