私の彼は左利き
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「お前さ、いっつもそうなわけ?」
「はぁ?何が」
電話を切った直後、部屋に来ていたチームメイトであるカルロが口を挟む
こっちは咲月が一也と同じクラスだって聞いてはらわた煮えくり返ってるというのに、空気読めよ、と不機嫌さを隠すことも無い
「だから、咲月ちゃん。彼女だよな?」
「は?今更何言ってんの?カルロって偶に救いようのない馬鹿だよね。咲月はずっとオイラのモノでしょ」
「あぁ?」
流石にイラッとしたらしいカルロが軽く腰を上げるが、隣に居る白河にどつかれていた
ざまあみろ
「…彼女は鳴の“モノ”なんだ」
「は?当たり前でしょ。何なのさ」
白河にまでスッキリしない事を言われれば怒りは更にヒートアップする
「いや別に。ただ、鳴の彼女は大変だなって思っただけだよ」
「意味わかんねーよ」
「意味分かんねぇから、彼女、青道に行ったんじゃねぇの」
さっきの仕返しとばかりのカルロの一言に、体がピクっと反応する
自分の中の一番触れられたくない話題に、怒りが頂点に達しながら睨み付つけると流石に不味いという顔をして「悪ぃ、言いすぎたわ」と降参のポーズを取った
ずっと一緒だったというのに、彼女は俺が居る稲実に来ることを拒んだ
泣きそうな顔をするくらいなら一緒に来れば良かったのに、それでも咲月は来なかった
「ホント、意味わかんねー」
その独り言は思ったより静かな部屋に響いた
「はぁ?何が」
電話を切った直後、部屋に来ていたチームメイトであるカルロが口を挟む
こっちは咲月が一也と同じクラスだって聞いてはらわた煮えくり返ってるというのに、空気読めよ、と不機嫌さを隠すことも無い
「だから、咲月ちゃん。彼女だよな?」
「は?今更何言ってんの?カルロって偶に救いようのない馬鹿だよね。咲月はずっとオイラのモノでしょ」
「あぁ?」
流石にイラッとしたらしいカルロが軽く腰を上げるが、隣に居る白河にどつかれていた
ざまあみろ
「…彼女は鳴の“モノ”なんだ」
「は?当たり前でしょ。何なのさ」
白河にまでスッキリしない事を言われれば怒りは更にヒートアップする
「いや別に。ただ、鳴の彼女は大変だなって思っただけだよ」
「意味わかんねーよ」
「意味分かんねぇから、彼女、青道に行ったんじゃねぇの」
さっきの仕返しとばかりのカルロの一言に、体がピクっと反応する
自分の中の一番触れられたくない話題に、怒りが頂点に達しながら睨み付つけると流石に不味いという顔をして「悪ぃ、言いすぎたわ」と降参のポーズを取った
ずっと一緒だったというのに、彼女は俺が居る稲実に来ることを拒んだ
泣きそうな顔をするくらいなら一緒に来れば良かったのに、それでも咲月は来なかった
「ホント、意味わかんねー」
その独り言は思ったより静かな部屋に響いた