私の彼は左利き
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彼から連絡が来たのは夜の10時過ぎ
しかもそれはLINEではなく電話でだった
「も、もしも」
『何で一也と同じクラスになってんのさ!』
開口一番の怒号に思わずビックリしすぎて肩が震えた
受話器の向こうで『鳴、うるさい』なんて声が聞こえるのも致し方ないだろう
それに対して『うるさいなぁ!俺は今咲月に怒ってんの!』と聞こえてきて本当に申し訳ない気持ちになる
「ご、ごめんね、クラスは学校が決める事だから……」
『知ってるよそんなの!…とにかく!一也と倉持って奴には絶対関わんないで!特に一也!』
これは相当ご立腹らしい
「……うん、わかった」
『あと、二年になったからって何も変わんないからね!チアも吹奏楽部も禁止!俺以外応援するなんて絶対許さないし!』
「うん」
『一也になんて言われようが野球部のマネなんてやったら別れるから!』
「わかってるよ、大丈夫。それに、御幸一也は私を覚えてなかったから」
その事を告れば少しだけ間が空いた
『……ならいいけど』
これはヤキモチなのだと、不器用な彼なりの心配なのだと言い聞かせる
「だから大丈夫だよ。私は、鳴のだもん」
『……あっそ。それが分かってるならいいや。じゃ、俺疲れてるから』
「……うん、疲れてるのにごめんね。おやすみなさい」
直ぐに切れた電話に、私たちの終わりも近いのかな、なんて、浮かない気持ちを誤魔化すようにベッドに沈んだ
しかもそれはLINEではなく電話でだった
「も、もしも」
『何で一也と同じクラスになってんのさ!』
開口一番の怒号に思わずビックリしすぎて肩が震えた
受話器の向こうで『鳴、うるさい』なんて声が聞こえるのも致し方ないだろう
それに対して『うるさいなぁ!俺は今咲月に怒ってんの!』と聞こえてきて本当に申し訳ない気持ちになる
「ご、ごめんね、クラスは学校が決める事だから……」
『知ってるよそんなの!…とにかく!一也と倉持って奴には絶対関わんないで!特に一也!』
これは相当ご立腹らしい
「……うん、わかった」
『あと、二年になったからって何も変わんないからね!チアも吹奏楽部も禁止!俺以外応援するなんて絶対許さないし!』
「うん」
『一也になんて言われようが野球部のマネなんてやったら別れるから!』
「わかってるよ、大丈夫。それに、御幸一也は私を覚えてなかったから」
その事を告れば少しだけ間が空いた
『……ならいいけど』
これはヤキモチなのだと、不器用な彼なりの心配なのだと言い聞かせる
「だから大丈夫だよ。私は、鳴のだもん」
『……あっそ。それが分かってるならいいや。じゃ、俺疲れてるから』
「……うん、疲れてるのにごめんね。おやすみなさい」
直ぐに切れた電話に、私たちの終わりも近いのかな、なんて、浮かない気持ちを誤魔化すようにベッドに沈んだ