私の彼は左利き
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二時間通しであった始業式が終わり、クラスに帰ってまた二時間のHR
新しい教科書と時間割が配られ、担任からの大して有難くもないお話と、自己紹介
そこで先程のクラモチと言う人は野球部だと確定した
不幸中の幸いなのかうちのクラスの野球部は二人だけのようで、HRが終われば私はそっとスマホでLINEを開く
当たり前だが彼からの返信はなかった
『野球部は2人です』
そう送信して静かにスマホを閉じる
そして誰にも気づかれないようにため息をついた
帰り支度をして教室を出る
野球部の二人は真っ先にグラウンドへかけて行ったようだ
もう若干活気づいている野球部のグラウンドを見ながら正門を出る
スマホを取り出せばチカチカと光が点滅しているのを見て慌ててLINEを開いた
『誰』
想定した通りの人物からの想定通りのLINEを見て立ち止まる
勿論聞かれるだろうとは思っていたので、小さく深呼吸して名前を打ち込む
『クラモチって人と、ミユキカズヤ』
御幸一也は敢えてカタカナで表記した
フルネームを漢字で知っているとなれば、さらに彼の機嫌を損ねかねない
私にできる精一杯のご機嫌取りだ
そこから既読はついたものの、連絡は止まった
もしかしたら彼も部活に向かったのかもしれない
不機嫌丸出しの彼を想像し、以前聞いた“雅さん”という方に心の中で全力の謝罪をしておいた
新しい教科書と時間割が配られ、担任からの大して有難くもないお話と、自己紹介
そこで先程のクラモチと言う人は野球部だと確定した
不幸中の幸いなのかうちのクラスの野球部は二人だけのようで、HRが終われば私はそっとスマホでLINEを開く
当たり前だが彼からの返信はなかった
『野球部は2人です』
そう送信して静かにスマホを閉じる
そして誰にも気づかれないようにため息をついた
帰り支度をして教室を出る
野球部の二人は真っ先にグラウンドへかけて行ったようだ
もう若干活気づいている野球部のグラウンドを見ながら正門を出る
スマホを取り出せばチカチカと光が点滅しているのを見て慌ててLINEを開いた
『誰』
想定した通りの人物からの想定通りのLINEを見て立ち止まる
勿論聞かれるだろうとは思っていたので、小さく深呼吸して名前を打ち込む
『クラモチって人と、ミユキカズヤ』
御幸一也は敢えてカタカナで表記した
フルネームを漢字で知っているとなれば、さらに彼の機嫌を損ねかねない
私にできる精一杯のご機嫌取りだ
そこから既読はついたものの、連絡は止まった
もしかしたら彼も部活に向かったのかもしれない
不機嫌丸出しの彼を想像し、以前聞いた“雅さん”という方に心の中で全力の謝罪をしておいた