人魚姫
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あの後、何とか耐えきった私は車から降りてお礼を言う
正直、どんな話をしたかなど全く覚えていない
とにかく酔わないように、全神経を外に集中させていた
「お疲れ様ですー」
居酒屋の暖簾を潜れば見知った顔は直ぐに見つかった
もう結構な人数が集まっていて驚いた
あと来ていないのは園長先生とテツヤ先生くらいだ
「あれ?2人できたの?」
「あ、はい。丁度出る所だったみたいで一緒に車に乗せてもらったんですよ」
ほなみ先生に訊ねられ、適当な席に座りながらコートとマフラーを脱ぐ
「えぇー?孝太郎先生、私が乗せてってお願いしたら車汚いからダメだって言ったじゃないですかー!」
「いやー、すみません。僕、車には特別な人しか乗せないようにしてるので」
「えっ」
「……は?」
彼の言葉に固まったのは、彼を狙ってると話題の多恵先生と私だった
「ほら、テツヤ先生とか若い男の先生も入ってきたし、うかうかしてられないかなって思いまして……」
「……すみません、僕は既婚者なので、市ノ瀬さんとは何もありませんよ」
「ひぃっ?!」
突然のカミングアウトに軽く引いていたら、これまた突然、隣から声がして飛び上がるほど驚いた
そこに居たのは勿論
「く、黒子くん……」
「はい」
「き、聞いてた?今の。……っていうか、結婚、してたんだね」
「えぇ。はい。」
思わず素になってしまったのだが、彼は気にする素振りもなく、どちらも肯定で頷いた
「えー!テツヤ先生の奥さんなんて、気になるなー!」
という、ほなみ先生のフォローで多恵先生以外の興味はそちらに移ったようだった
正直、どんな話をしたかなど全く覚えていない
とにかく酔わないように、全神経を外に集中させていた
「お疲れ様ですー」
居酒屋の暖簾を潜れば見知った顔は直ぐに見つかった
もう結構な人数が集まっていて驚いた
あと来ていないのは園長先生とテツヤ先生くらいだ
「あれ?2人できたの?」
「あ、はい。丁度出る所だったみたいで一緒に車に乗せてもらったんですよ」
ほなみ先生に訊ねられ、適当な席に座りながらコートとマフラーを脱ぐ
「えぇー?孝太郎先生、私が乗せてってお願いしたら車汚いからダメだって言ったじゃないですかー!」
「いやー、すみません。僕、車には特別な人しか乗せないようにしてるので」
「えっ」
「……は?」
彼の言葉に固まったのは、彼を狙ってると話題の多恵先生と私だった
「ほら、テツヤ先生とか若い男の先生も入ってきたし、うかうかしてられないかなって思いまして……」
「……すみません、僕は既婚者なので、市ノ瀬さんとは何もありませんよ」
「ひぃっ?!」
突然のカミングアウトに軽く引いていたら、これまた突然、隣から声がして飛び上がるほど驚いた
そこに居たのは勿論
「く、黒子くん……」
「はい」
「き、聞いてた?今の。……っていうか、結婚、してたんだね」
「えぇ。はい。」
思わず素になってしまったのだが、彼は気にする素振りもなく、どちらも肯定で頷いた
「えー!テツヤ先生の奥さんなんて、気になるなー!」
という、ほなみ先生のフォローで多恵先生以外の興味はそちらに移ったようだった
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