短編
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昔から少しだけ霊感が強い方だった
たまに人には見えないものが見えるな〜という程度のもので、不便を感じる程ではなかったが……
「……は〜……」
ここ最近、忙しさからかなんだかあまり体調がよくない
頻繁に立ちくらみがあるし、夜もちゃんと寝ているのに翌朝疲れが取れていなかったり、目覚めも悪い
栄養ドリンクで誤魔化してみても一時の効果しか得られず、精神的にも参ってきてしまう
このままではケアレスミスが増えそうだな、とまた深いため息をつく
「最近顔色悪いけど大丈夫……?」
「え?あ、あぁ、うん。ちょっと疲れてるみたいで……」
挙句隣のデスクの子に心配されてしまう始末
本当に不甲斐ない
こうなったら神頼み、ならぬ鬼頼みでもしてみるか……と、ぼんやり考える
その鬼とは少し前に出会ったが、鬼らしからぬ心優しい人物だった
話を聞いてくれるくらいはしてくれるだろう
お供え物のお酒でも持っていこうか
そう言われれば、何となく体調が優れなくなったのは1週間ほど前のお花見の時だったか、と思い出す
あの時は見事な満開で、穴場の桜には私たちだけしかいなかった
春の嵐も多かったし、もう散ってしまっただろうか
「いっ……」
そう考えていればズキッと頭が痛む
ついに頭痛まで出てくるなんて勘弁してよ……と私は改めて集中し直してパソコンに向き直った
たまに人には見えないものが見えるな〜という程度のもので、不便を感じる程ではなかったが……
「……は〜……」
ここ最近、忙しさからかなんだかあまり体調がよくない
頻繁に立ちくらみがあるし、夜もちゃんと寝ているのに翌朝疲れが取れていなかったり、目覚めも悪い
栄養ドリンクで誤魔化してみても一時の効果しか得られず、精神的にも参ってきてしまう
このままではケアレスミスが増えそうだな、とまた深いため息をつく
「最近顔色悪いけど大丈夫……?」
「え?あ、あぁ、うん。ちょっと疲れてるみたいで……」
挙句隣のデスクの子に心配されてしまう始末
本当に不甲斐ない
こうなったら神頼み、ならぬ鬼頼みでもしてみるか……と、ぼんやり考える
その鬼とは少し前に出会ったが、鬼らしからぬ心優しい人物だった
話を聞いてくれるくらいはしてくれるだろう
お供え物のお酒でも持っていこうか
そう言われれば、何となく体調が優れなくなったのは1週間ほど前のお花見の時だったか、と思い出す
あの時は見事な満開で、穴場の桜には私たちだけしかいなかった
春の嵐も多かったし、もう散ってしまっただろうか
「いっ……」
そう考えていればズキッと頭が痛む
ついに頭痛まで出てくるなんて勘弁してよ……と私は改めて集中し直してパソコンに向き直った