ゲ〜ム2
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ゲームセット
僕の勝ちね
ゲーム2
「ねぇ[#da=1#]。アンタいつまで五条の返信渋るワケ?」
硝子が唐突にそう尋ねてきた
一切私を見ずに、まるで日常会話のように。補助監督から貰ったカルテを捲りながら
「渋ってないよ」
「ハハッ…とか言って三週間も経ってるけど。何かしらアクションしてやんなよ」
アクションったって…
「出来ないもん。五条だよ?」
「そうだね」
コーヒーを一口飲んだ硝子がカルテにメモを書きながら涼しい顔のまま口角を上げる
「五条が五条じゃなくてもさ、男なのに変わりはないよ。アイツはクズだから、放っておくとアホみたいな事考えるって言いたいの」
ビシッ
硝子が私にボールペンを向けた
驚く私を面白がるように笑う
「警告だよ」
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━
…
「警告かぁ…やっぱりすぐに返事しないのも申し訳ないのかな」
五条は御三家の一人
次期当主の呪術師だ
家柄も何もかも、一般家庭から出てきた私とは天と地ほどの差がある
そりゃ、大人しく考えれば私は五条のことが好きだ。高専の頃から見習っていて、凄いなぁって
見てるうちに小さな仕草だとか変な行動とか、私を安心させてくれるその笑顔とか
でも現実がそうはさせない
「[#da=1#]」
声が聞こえてドキッとした。いつの間にそこに居たのか、自販機の前で棒立ちしていた私に五条が声をかける
「お前、そこから五分近く動いてねーけど…そんなに何飲むか迷ってんの?」
「えっと」
五条に告白されてから私たちは必要最低限の事しか話さなくなっていた。そんな中で急な日常会話
(気まず…昔の私ならどうしてたっけ?)
五条と話す時
「何飲みたいの、奢ってやるよ」
「…いらないよ」
「そう?じゃあ僕コーラ」
(あ…)
『[#da=1#]〜、俺コーラがいい』
その時
「五条」
「なに?」
ープシュッ
缶のプルタブが開いた音と同時
「…あのね」
まるで中身が溢れるように
三年間の私が抱えた想いが溢れた
「私も好きだよ。五条の事」
「…」
「高専の頃からずっと」
でも
「でもね、ダメだって分かってたから」
"五条悟"だから
「言えなかった。ごめん」
「…」
こっちは死ぬ程恥ずかしいのに五条はダンマリだ。返事するのが遅すぎた?
「五条?」
「あー……分かった分かった。取り敢えず今こっち見ないでくれる?」
(こっち見んなだと?)
人が死ぬ程頑張って決断下したってのにそっぽ向いてコーラ飲んでるよコイツ!
「ずるいよ!」
声をかけると同時、五条は微かに振り向く。それをスキありと私は目隠しをずり下ろした
「お前な…」
ずり下ろした先の眼はいつもの青なのにどこか熱帯びた色を含んで私を見つめていた
「ぁ…はは、最強でも照れるもんなんだ…ね…」
急な沈黙の中で五条は『ヤメだヤメ』と手を振る。私は私で柄になく照れてる五条にかける声がそれ以上出てこない
…五条side…
「[#da=1#]はさ、僕が"五条"だから返事渋ってたんだろ?」
「え?」
「硝子から聞いた」
[#da=1#]の好き嫌いって言うよりも"五条家"が邪魔をしてる
[#da=1#]は確かにただの呪術師だ。特別強い訳でもないし、正直特級に勝てる程の実力もない。五条家にとっては煙たがられるだろう
でもそれがなんだって?
「僕(五条悟)の選んだ女が間違えてるってさ、それ。僕に対しての"無礼"って言うんだよね」
「?」
「こう言ったらどうなると思う?」
俯く[#da=1#]にズイッと近寄って満面の笑みを向ける。彼女は面食らったように目を瞬かせていた
「[#da=1#]を嫁に迎えられないなら、僕は当主として五条家には戻りませ〜ん」
だって僕だから
どんなワガママでも通せる
「流石にさ、人の恋路くらい家にぶっ壊されたくないんだよね」
ぽんっ
[#da=1#]の頭を撫でるように手を乗せた
「だからさ、お前もそんな考え込むなよ。僕の家がどうとかブッチャケどーでもいいじゃん。見合いとかで知らねー家系の術師の女と結婚したって嬉しくもなんともないし、それなら僕は[#da=1#]がいい」
「ごじょ…「五条五条ってさ、お前は傑の事をちゃんと名前で呼ぶ癖に…僕の事ちゃんと名前で呼んでくれたことないよね」
頬をプクッと膨らませた[#da=1#]が小さな声で俯いたまま、頬を染めて口を開く
「……さと…る?」
「待って…これ想像以上にクるな」
「何が?」
「やめて、問い詰めないで」
僕がNGしても彼女はスイッチが入ったように意地悪そうな顔で口角を上げる
「な〜〜にがクるのかな?さとるくん」
人の気も知らないで
「さとるくーん!さ、と、るく…んむ」
さっきまで張っていた無下限を解いて僕は彼女に口づける。舌をねじ込めば甘い吐息。[#da=1#]の唾液と僕の唾液が二人の口内を行き来する
「ッ〜…さ、ッ!」
ドンドン僕を叩く[#da=1#]はつゆ知らず。僕にそんなひよわな攻撃が効くものか
「ハハッ、エロい顔してる。午後授業残ってるんでしょ?[#da=1#]センセー」
「誰のせいだと思って…」
少し潤んだ瞳
これ以上は僕が止まれない
「週末予定空けといて。カップル限定スイパラ割引の店、野薔薇が妬ましそうに見てたところに行こうよ」
ゲームセット
「…週末ね」
「楽しみにしてるよ」
僕の勝ち
END
僕の勝ちね
ゲーム2
「ねぇ[#da=1#]。アンタいつまで五条の返信渋るワケ?」
硝子が唐突にそう尋ねてきた
一切私を見ずに、まるで日常会話のように。補助監督から貰ったカルテを捲りながら
「渋ってないよ」
「ハハッ…とか言って三週間も経ってるけど。何かしらアクションしてやんなよ」
アクションったって…
「出来ないもん。五条だよ?」
「そうだね」
コーヒーを一口飲んだ硝子がカルテにメモを書きながら涼しい顔のまま口角を上げる
「五条が五条じゃなくてもさ、男なのに変わりはないよ。アイツはクズだから、放っておくとアホみたいな事考えるって言いたいの」
ビシッ
硝子が私にボールペンを向けた
驚く私を面白がるように笑う
「警告だよ」
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━
…
「警告かぁ…やっぱりすぐに返事しないのも申し訳ないのかな」
五条は御三家の一人
次期当主の呪術師だ
家柄も何もかも、一般家庭から出てきた私とは天と地ほどの差がある
そりゃ、大人しく考えれば私は五条のことが好きだ。高専の頃から見習っていて、凄いなぁって
見てるうちに小さな仕草だとか変な行動とか、私を安心させてくれるその笑顔とか
でも現実がそうはさせない
「[#da=1#]」
声が聞こえてドキッとした。いつの間にそこに居たのか、自販機の前で棒立ちしていた私に五条が声をかける
「お前、そこから五分近く動いてねーけど…そんなに何飲むか迷ってんの?」
「えっと」
五条に告白されてから私たちは必要最低限の事しか話さなくなっていた。そんな中で急な日常会話
(気まず…昔の私ならどうしてたっけ?)
五条と話す時
「何飲みたいの、奢ってやるよ」
「…いらないよ」
「そう?じゃあ僕コーラ」
(あ…)
『[#da=1#]〜、俺コーラがいい』
その時
「五条」
「なに?」
ープシュッ
缶のプルタブが開いた音と同時
「…あのね」
まるで中身が溢れるように
三年間の私が抱えた想いが溢れた
「私も好きだよ。五条の事」
「…」
「高専の頃からずっと」
でも
「でもね、ダメだって分かってたから」
"五条悟"だから
「言えなかった。ごめん」
「…」
こっちは死ぬ程恥ずかしいのに五条はダンマリだ。返事するのが遅すぎた?
「五条?」
「あー……分かった分かった。取り敢えず今こっち見ないでくれる?」
(こっち見んなだと?)
人が死ぬ程頑張って決断下したってのにそっぽ向いてコーラ飲んでるよコイツ!
「ずるいよ!」
声をかけると同時、五条は微かに振り向く。それをスキありと私は目隠しをずり下ろした
「お前な…」
ずり下ろした先の眼はいつもの青なのにどこか熱帯びた色を含んで私を見つめていた
「ぁ…はは、最強でも照れるもんなんだ…ね…」
急な沈黙の中で五条は『ヤメだヤメ』と手を振る。私は私で柄になく照れてる五条にかける声がそれ以上出てこない
…五条side…
「[#da=1#]はさ、僕が"五条"だから返事渋ってたんだろ?」
「え?」
「硝子から聞いた」
[#da=1#]の好き嫌いって言うよりも"五条家"が邪魔をしてる
[#da=1#]は確かにただの呪術師だ。特別強い訳でもないし、正直特級に勝てる程の実力もない。五条家にとっては煙たがられるだろう
でもそれがなんだって?
「僕(五条悟)の選んだ女が間違えてるってさ、それ。僕に対しての"無礼"って言うんだよね」
「?」
「こう言ったらどうなると思う?」
俯く[#da=1#]にズイッと近寄って満面の笑みを向ける。彼女は面食らったように目を瞬かせていた
「[#da=1#]を嫁に迎えられないなら、僕は当主として五条家には戻りませ〜ん」
だって僕だから
どんなワガママでも通せる
「流石にさ、人の恋路くらい家にぶっ壊されたくないんだよね」
ぽんっ
[#da=1#]の頭を撫でるように手を乗せた
「だからさ、お前もそんな考え込むなよ。僕の家がどうとかブッチャケどーでもいいじゃん。見合いとかで知らねー家系の術師の女と結婚したって嬉しくもなんともないし、それなら僕は[#da=1#]がいい」
「ごじょ…「五条五条ってさ、お前は傑の事をちゃんと名前で呼ぶ癖に…僕の事ちゃんと名前で呼んでくれたことないよね」
頬をプクッと膨らませた[#da=1#]が小さな声で俯いたまま、頬を染めて口を開く
「……さと…る?」
「待って…これ想像以上にクるな」
「何が?」
「やめて、問い詰めないで」
僕がNGしても彼女はスイッチが入ったように意地悪そうな顔で口角を上げる
「な〜〜にがクるのかな?さとるくん」
人の気も知らないで
「さとるくーん!さ、と、るく…んむ」
さっきまで張っていた無下限を解いて僕は彼女に口づける。舌をねじ込めば甘い吐息。[#da=1#]の唾液と僕の唾液が二人の口内を行き来する
「ッ〜…さ、ッ!」
ドンドン僕を叩く[#da=1#]はつゆ知らず。僕にそんなひよわな攻撃が効くものか
「ハハッ、エロい顔してる。午後授業残ってるんでしょ?[#da=1#]センセー」
「誰のせいだと思って…」
少し潤んだ瞳
これ以上は僕が止まれない
「週末予定空けといて。カップル限定スイパラ割引の店、野薔薇が妬ましそうに見てたところに行こうよ」
ゲームセット
「…週末ね」
「楽しみにしてるよ」
僕の勝ち
END
1/1ページ