輪廻転生 連載中
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「君が例の事件に巻き込まれた、反転術式が使えると言う一般市民だな?」
ホントだ…マジで可愛いを作ってる!今作ってるのは新しい呪骸なのかな?
(本物の夜蛾センだ…!)
「そうです」
「君は何故、呪術師になる事を望むんだ?」
「あーぁ始まった」
知ってるよ。虎杖くんも同じ質問されて、回答に迷ってた事。虎杖くんは『生き様で後悔したくない』そう言って合格したんだよね
(私の答えは一つだけ)
「助けたい人がいるんです」
「身内か?」
「いいえ、赤の他人です」
「何故、赤の他人を助けようとする?」
何故?そんなの聞くまでもないじゃん
「赤の他人でも一人の人間の命です。助ける理由なんて要りません。その人は失うに惜しい存在だから。私は戦いたいんです」
「ぉ〜、ご立派」
私の後ろで『ふ〜ん』なんて声が聞こえた。ふ〜んだろうがへ〜だろうがなんでも言ってればいい。私は正しくこの人を助けたいから。あわよくば七海や野薔薇ちゃんだって助けたい
「……それを聞いている分には、君には"未来"を分かっているかのように見受けられる。呪術高専で務めたいという事は…その助けたい人とやらがここに居るというのか?」
学長は呪骸を作る手を動かしたまま私にそう問いかけた
「そうです」
「呪術師を守る為に、呪術師になろうと言うのか?」
「呪術師だって人間です」
学長の手が止まった
微かに感じた視線を私はまっすぐ見返す
「守る理由も戦う理由も、術師だろうが非術師だろうが関係ありません」
この先に待ち受ける地獄が私の存在でどれ程変わってくれるかなんて分からない。だけど、少しでも変わるのなら抗ってみたいんだ
「悟、高専を案内してやれ」
「へー、合格?はいはーい行くよ」
前を歩く悟は『一発合格なんてよくやったじゃん』って面白そうに笑った。私は別にそんな事ないと返す。素直な答えを言っただけだって
「それ正論?」
「正論、嫌いでしたっけ」
「そうだね。好きじゃないかな」
変なの、私今相当ヤバいポジに立ってる。でもまず……そもそも私は今どの展開にいるんだろう?野薔薇ちゃんが居たってことは…もう宿儺は虎杖くんに受肉した感じなのかな?
「名無しさ」
「はいッ!!え?なに?」
考え事をしている最中で急に名前呼びされたわたしは素っ頓狂な声で返事をする。悟は変なものでも見たかのように口元を引き結んでいた
(やだ、好感度下がりそうな反応したかも…死にそう)
「いや、助けたい人がいるって言ってたからさ。誰の事助けたいの?高専関係者なんでしょ?ソイツ」
「そうですよ」
「僕が当ててあげようか」
「いくら五条…さんでも言いませんから」
「名前さ呼び捨てでいいけど」
「え?」
唐突な質問の切り替えに思わず足が止まった。同じく足を止めた悟は目隠しを首元までずり下ろし、からかうような口調で言葉を繋ぐ
「野薔薇から聞いたよ。知りもしないはずの僕の名前言ってたって。知り合いなのかって疑われてさ」
「あ……」
「君の助けたい人って、僕?」
そう言って振り向いた悟は困ったように口角を上げている。初めて見た綺麗な青、それを見れば私は嘘なんてつけないって思った
ホントだ…マジで可愛いを作ってる!今作ってるのは新しい呪骸なのかな?
(本物の夜蛾センだ…!)
「そうです」
「君は何故、呪術師になる事を望むんだ?」
「あーぁ始まった」
知ってるよ。虎杖くんも同じ質問されて、回答に迷ってた事。虎杖くんは『生き様で後悔したくない』そう言って合格したんだよね
(私の答えは一つだけ)
「助けたい人がいるんです」
「身内か?」
「いいえ、赤の他人です」
「何故、赤の他人を助けようとする?」
何故?そんなの聞くまでもないじゃん
「赤の他人でも一人の人間の命です。助ける理由なんて要りません。その人は失うに惜しい存在だから。私は戦いたいんです」
「ぉ〜、ご立派」
私の後ろで『ふ〜ん』なんて声が聞こえた。ふ〜んだろうがへ〜だろうがなんでも言ってればいい。私は正しくこの人を助けたいから。あわよくば七海や野薔薇ちゃんだって助けたい
「……それを聞いている分には、君には"未来"を分かっているかのように見受けられる。呪術高専で務めたいという事は…その助けたい人とやらがここに居るというのか?」
学長は呪骸を作る手を動かしたまま私にそう問いかけた
「そうです」
「呪術師を守る為に、呪術師になろうと言うのか?」
「呪術師だって人間です」
学長の手が止まった
微かに感じた視線を私はまっすぐ見返す
「守る理由も戦う理由も、術師だろうが非術師だろうが関係ありません」
この先に待ち受ける地獄が私の存在でどれ程変わってくれるかなんて分からない。だけど、少しでも変わるのなら抗ってみたいんだ
「悟、高専を案内してやれ」
「へー、合格?はいはーい行くよ」
前を歩く悟は『一発合格なんてよくやったじゃん』って面白そうに笑った。私は別にそんな事ないと返す。素直な答えを言っただけだって
「それ正論?」
「正論、嫌いでしたっけ」
「そうだね。好きじゃないかな」
変なの、私今相当ヤバいポジに立ってる。でもまず……そもそも私は今どの展開にいるんだろう?野薔薇ちゃんが居たってことは…もう宿儺は虎杖くんに受肉した感じなのかな?
「名無しさ」
「はいッ!!え?なに?」
考え事をしている最中で急に名前呼びされたわたしは素っ頓狂な声で返事をする。悟は変なものでも見たかのように口元を引き結んでいた
(やだ、好感度下がりそうな反応したかも…死にそう)
「いや、助けたい人がいるって言ってたからさ。誰の事助けたいの?高専関係者なんでしょ?ソイツ」
「そうですよ」
「僕が当ててあげようか」
「いくら五条…さんでも言いませんから」
「名前さ呼び捨てでいいけど」
「え?」
唐突な質問の切り替えに思わず足が止まった。同じく足を止めた悟は目隠しを首元までずり下ろし、からかうような口調で言葉を繋ぐ
「野薔薇から聞いたよ。知りもしないはずの僕の名前言ってたって。知り合いなのかって疑われてさ」
「あ……」
「君の助けたい人って、僕?」
そう言って振り向いた悟は困ったように口角を上げている。初めて見た綺麗な青、それを見れば私は嘘なんてつけないって思った