輪廻転生 連載中
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
BADENDを避けるために大切な事
すなわちそれは"ポジション"だ。多分私は途中で仕方なく助けられた一般市民だとして……どこのポジションにも付いていない
って事は…あとは私が術式を使えるのか呪力があるのか、そもそも"窓"にすらなれないパンピーだったらどうしようって話だ
(せめて補助監督にでもなれれば…)
ーコンコン
(次は誰が来るんだろう?)
「は〜い」
ドキドキしながら返事をすると扉が開く先にはスラッとした白衣の女性
(わー…硝子だ……可愛い)
リアルはこんなにも可愛いのか。高専時代の硝子も見たかったけど……今の硝子も十分べっぴんさんだ
「名無し…だったな家入硝子だ。どこか痛む所は?」
「ぇ!いや…特には……」
「そうか。じゃあやっぱり「硝子〜」
聞こえた声にドキリとする
この能天気そうな声…私が聞き間違えるものか
「ノックしろ、クズ」
(生五条悟来た)
普通に考えて呪術廻戦の中に転生してしまったのであれば五条悟不可避って生命的にヤバいと思う
体温と心音よ静まれ
確かそこらを上げるとバレてしまうはず
「やっぱノーダメじゃん。硝子手当てしてないんでしょ?」
「かすった所だけ消毒しただけだ。反転は回しちゃいない」
ノーダメ?ダメージ受けてないって事?それはおかしい。だって私ボロボロだったし…コンクリート直当たりした記憶もあるのに痛くないのはなんで?
「じゃあ名無しだっけ?君、反転持ってるんだよ。他者はどうだか知らないけど……自身に反転が出来てるんだから」
つまり私はパンピーじゃないと?
「自覚したのはつい最近か?」
「わ、私もそんなの持ってるなんて知らないです」
反転術式が使えるのは高専で硝子だけのはず。それならこれは
(高専潜入の第一歩なのでは!?)
「あ、あの!」
ここで言うしかない。この人を助けるためには…私が少しでも近くに行かないと。五条悟死亡BADENDを回避出来る可能性が低くなってしまう!
「なに?」
この人をなくすのはあまりにも勿体ないから
「私、呪術師になりたいです!」
二人が目を見開くのも無理は無い。だってたかが反転を偶然持ったパンピーが急に術師になりたいなんて言ってるんだから
「ん〜、僕は別に構わないと思うけど?反転使えるなら硝子と裏回れるでしょ」
「まず学長に会ってからだな。こっちとしては嬉しい事だ。数分だけでも睡眠時間が増えれば尚のことな。五条、お前が学長の所連れて行ってやんなよ。私はこの後運ばれてくるヤツら見てやらないといけないんだ」
『それまで少し寝かせろ』
そういった硝子が部屋から出ていく
『仕方ないなぁ』って呟いたのは私の推しだ。つまりこれ二人きりって言うかなりのチャンスタイム
「行こっか」
「はい…」
「なんで泣くの君、ウケるw」
私にとっては幸せな瞬間だ
もしかしたら助けられるかもしれないって考えれば余計に。初対面をからかうように笑う彼の性格は正しく"クズ"という所だろうけど……
(そんな所が悟らしくて好きなんだ)