ありえねーだろ
まるで静かな恋のような
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視界に広がる青と雲
ジワジワ照りつける太陽
それを同時に感じながら俺は起き上がった。倦怠感も痛みもなし、呪力消費もなし
「……」
少し隣、俺より前に血を流した同級生が目に入る。少し固まりかけた血溜まりに俺の血が混じって渦巻く
目を覚ましていない。つまり反転術式が出来ていない証拠
「そう…だよな……」
奇襲を掛けられてぶっ刺されたのは出血量の多い脇腹。さらに蹴りまで入れば名無しがいくら反転上手でも回せっこない
『行けって…言ったでしょ……馬鹿…』
俺があの時、無下限をかけていれば…
『なにやってんの』
あの瞬間でも動けていれば……
『悟』
もう戻らない
どうにも出来ない
名無しは…
傑は?
天内と黒井さんは…?
「行こう……きっと無事じゃねぇ…。アイツの狙いは天内だ。天内を連れて向かった先は盤星教だろ……」
妙に頭が冴える。何故だろうか?
立ち上がって踏んだ血溜まりに手を伸ばした
「心配すんなよ。お前も連れてくって…」
賞金になる"証拠"があるんじゃここには置いていけない。抱き上げて盤星教の本拠地に向かった
その間、名無しはピクリとも動かなかった
ジワジワ照りつける太陽
それを同時に感じながら俺は起き上がった。倦怠感も痛みもなし、呪力消費もなし
「……」
少し隣、俺より前に血を流した同級生が目に入る。少し固まりかけた血溜まりに俺の血が混じって渦巻く
目を覚ましていない。つまり反転術式が出来ていない証拠
「そう…だよな……」
奇襲を掛けられてぶっ刺されたのは出血量の多い脇腹。さらに蹴りまで入れば名無しがいくら反転上手でも回せっこない
『行けって…言ったでしょ……馬鹿…』
俺があの時、無下限をかけていれば…
『なにやってんの』
あの瞬間でも動けていれば……
『悟』
もう戻らない
どうにも出来ない
名無しは…
傑は?
天内と黒井さんは…?
「行こう……きっと無事じゃねぇ…。アイツの狙いは天内だ。天内を連れて向かった先は盤星教だろ……」
妙に頭が冴える。何故だろうか?
立ち上がって踏んだ血溜まりに手を伸ばした
「心配すんなよ。お前も連れてくって…」
賞金になる"証拠"があるんじゃここには置いていけない。抱き上げて盤星教の本拠地に向かった
その間、名無しはピクリとも動かなかった