ありえねーだろ
まるで静かな恋のような
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「行けって…言ったでしょ……馬鹿…」
高専の瓦礫に埋もれた名無しが埃にむせながら俺に声をかける
「やなこった。お前死ぬだろ、弱いもん」
「カッコつけんなっての」
何言ってんだか、こっちは無下限かけなかった事を死ぬほど後悔してるってのに
「反転術式追いついてねーやつに言われたくねぇな」
「あっそ」
ふぅっと後ろで息を吐く音が聞こえる。正面のヤツに意識を傾けようとした時、後ろにいた名無しの呪力が揺らいだ
(止ま……っ…た?)
「一人の女によそ見か。まだガキだな」
誰かも分からねぇソイツは
俺の喉を掻き分けるように鋭利に切りつけた。流れ出る鮮血は止めどなく溢れる
あぁ……
痛い、苦しい……憎い
『悟』
反転術式は負のエネルギー
『…ね、悟。無限使わなくていいからね』
お前に甘えた俺が悪いんだ
大切なら守るべきだった
好きだってバレてもいいから……
自分の身を削っても…無限をかけるべきだったんだ
お前のムカつく顔が好きだった
世話焼きすぎて腹立って
二度とやんなって怒った時、お前は傑に世話を焼くようになって…それが許せなかった。気に食わなかったんだ
笑顔が好きだった
冗談に聞こえてマジなのも
俺が冗談で言った事をマジにしたのも
(好きだったんだ)
でもな、お前は死んだんだろ?
呪力を感じない
六眼で感じるはずの多すぎるお前の情報を、感じない
出来るだろうか?
今のこの吐き気のするほどの気持ちを……負のエネルギーに変えて
「術式……反…転」
高専の瓦礫に埋もれた名無しが埃にむせながら俺に声をかける
「やなこった。お前死ぬだろ、弱いもん」
「カッコつけんなっての」
何言ってんだか、こっちは無下限かけなかった事を死ぬほど後悔してるってのに
「反転術式追いついてねーやつに言われたくねぇな」
「あっそ」
ふぅっと後ろで息を吐く音が聞こえる。正面のヤツに意識を傾けようとした時、後ろにいた名無しの呪力が揺らいだ
(止ま……っ…た?)
「一人の女によそ見か。まだガキだな」
誰かも分からねぇソイツは
俺の喉を掻き分けるように鋭利に切りつけた。流れ出る鮮血は止めどなく溢れる
あぁ……
痛い、苦しい……憎い
『悟』
反転術式は負のエネルギー
『…ね、悟。無限使わなくていいからね』
お前に甘えた俺が悪いんだ
大切なら守るべきだった
好きだってバレてもいいから……
自分の身を削っても…無限をかけるべきだったんだ
お前のムカつく顔が好きだった
世話焼きすぎて腹立って
二度とやんなって怒った時、お前は傑に世話を焼くようになって…それが許せなかった。気に食わなかったんだ
笑顔が好きだった
冗談に聞こえてマジなのも
俺が冗談で言った事をマジにしたのも
(好きだったんだ)
でもな、お前は死んだんだろ?
呪力を感じない
六眼で感じるはずの多すぎるお前の情報を、感じない
出来るだろうか?
今のこの吐き気のするほどの気持ちを……負のエネルギーに変えて
「術式……反…転」