ありえねーだろ
まるで静かな恋のような
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(頭いった…)
ズキンと痛む頭を押さえて周りを確認する。見慣れた高専の医務室だ
「おいコラッ、グラサン取るなって言ってんだろ」
扉の向こうから声が聞こえる。医務室をガラッと開けた悟は蒼磨を抱き抱えて片手に袋をぶら下げていた
「悟」
「名無し、目覚めたのか?」
「うん、まだあまりスッキリしないけど…取り敢えずね」
ホッとしたように肩を下げた悟は蒼磨を私の隣にあったベッドに寝かせて袋を漁る
「健康に良さそうなの買ってきたんだけど、食う?」
「ありがと。貰うね」
心做しか嬉しそうな悟に少し胸の奥が甘酸っぱくなって…それと同時に心配かけたなって思って……
「悟、ごめんね」
「お前、よく謝るよな。言っとくけど今こーなってんのは大方俺が名無しをちゃんと守ってやらなかったから」
自分用のコーラ缶をプシュッと開けた悟は少し拗ねたように私から目を逸らした
(そんな顔して欲しいわけじゃないんだけど…)
暗い悟は悟らしくない
やっぱり私がパッと盛り上げてあげないと
「悟、頑張って蒼磨の事、育てていこうね」
「蒼磨には俺を抜かすくらいに強くなってもらうつもりだから」
「危ない事させないでよね?」
蒼磨なら大丈夫だと思った。だって"五条悟"の子供だから。悟と同じくらいに強くなって…傑を助けてあげて欲しい
それでまた傑と悟が笑いあって同じ道を歩めるように…
高二の夏の出来事だった
〜第一章 まるで静かな恋のような
END
ーNEXT…来る12月24日
ズキンと痛む頭を押さえて周りを確認する。見慣れた高専の医務室だ
「おいコラッ、グラサン取るなって言ってんだろ」
扉の向こうから声が聞こえる。医務室をガラッと開けた悟は蒼磨を抱き抱えて片手に袋をぶら下げていた
「悟」
「名無し、目覚めたのか?」
「うん、まだあまりスッキリしないけど…取り敢えずね」
ホッとしたように肩を下げた悟は蒼磨を私の隣にあったベッドに寝かせて袋を漁る
「健康に良さそうなの買ってきたんだけど、食う?」
「ありがと。貰うね」
心做しか嬉しそうな悟に少し胸の奥が甘酸っぱくなって…それと同時に心配かけたなって思って……
「悟、ごめんね」
「お前、よく謝るよな。言っとくけど今こーなってんのは大方俺が名無しをちゃんと守ってやらなかったから」
自分用のコーラ缶をプシュッと開けた悟は少し拗ねたように私から目を逸らした
(そんな顔して欲しいわけじゃないんだけど…)
暗い悟は悟らしくない
やっぱり私がパッと盛り上げてあげないと
「悟、頑張って蒼磨の事、育てていこうね」
「蒼磨には俺を抜かすくらいに強くなってもらうつもりだから」
「危ない事させないでよね?」
蒼磨なら大丈夫だと思った。だって"五条悟"の子供だから。悟と同じくらいに強くなって…傑を助けてあげて欲しい
それでまた傑と悟が笑いあって同じ道を歩めるように…
高二の夏の出来事だった
〜第一章 まるで静かな恋のような
END
ーNEXT…来る12月24日
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