ありえねーだろ
まるで静かな恋のような
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「硝子、名無しの熱ってどこから来るもん?」
「ん〜…普通に考えるなら産褥熱(さんじょくねつ)だと思うけど……それにしちゃ期間が長すぎる。それに…」
カルテに目を向けて唸る。勿体ぶらずに早く言えと急かすと硝子が再びため息をつく
「いや……これに関しちゃなんとも言えないんだけど…名無しの呪力に"何かが混ざってる"んだよ」
「混ざってる?なにがだよ」
「…はっきり言って呪霊に近い何かだ。それが何をしてくる奴なのかも、なんの呪霊なのかも読めない」
呪霊に近い何かが名無しに混じってる。そんでもって名無しがソイツの呪力に負けていると言うのなら…
「少なくとも…名無しより上の呪いって事だろ?」
「そういう事。子供に何も移ってないのが不幸中の幸いって所じゃない?」
「治せねぇの?」
俺は他者に反転が使えない。呪いの被害にあった場合に処置ができるのは高専で硝子と名無し二人だけだ
「普通の怪我や熱ならなんとなできるけど…。名無しが持ってる呪いがなんの呪いかも分からない状態じゃどうしようも出来ない。呪いからくる発熱の場合なら内から祓うしかないけど、当の本人がこれじゃな…」
「五条ー!蒼磨くんギャン泣きなんだけど!面倒見ろッ…親だろッ!」
医務室の扉を開けた歌姫が俺を呼びに来た。硝子が名無しは預かるから行ってこいと俺を追い出す
呼ばれて来てみれば蒼磨は文字通りギャン泣き。すぐに泣くのは泣き虫の名無しに似たのかただ単に赤ん坊だからなのか…
「おい、泣くなよ。お前本当に俺のガキなのか?」
抱き上げて揺すると蒼磨がしゃくりあげながら俺のシャツを鷲掴む
「泣き止んだ…。五条が親だって分かってんのね」
歌姫が有り得ないという顔で蒼磨の頬をツン…とつついた
「あったり前だろ。俺と名無しのガキだぞ」
「お母さんが早く目覚ましてくれるといいわね〜蒼磨くん」
名無しは今、その産褥熱のせいで目を覚まさない。しかもその熱がただの病気ではないと分かれば…
(名無しは今この瞬間、この原因の呪いからダメージを受けてるって事になる)
「ん〜…普通に考えるなら産褥熱(さんじょくねつ)だと思うけど……それにしちゃ期間が長すぎる。それに…」
カルテに目を向けて唸る。勿体ぶらずに早く言えと急かすと硝子が再びため息をつく
「いや……これに関しちゃなんとも言えないんだけど…名無しの呪力に"何かが混ざってる"んだよ」
「混ざってる?なにがだよ」
「…はっきり言って呪霊に近い何かだ。それが何をしてくる奴なのかも、なんの呪霊なのかも読めない」
呪霊に近い何かが名無しに混じってる。そんでもって名無しがソイツの呪力に負けていると言うのなら…
「少なくとも…名無しより上の呪いって事だろ?」
「そういう事。子供に何も移ってないのが不幸中の幸いって所じゃない?」
「治せねぇの?」
俺は他者に反転が使えない。呪いの被害にあった場合に処置ができるのは高専で硝子と名無し二人だけだ
「普通の怪我や熱ならなんとなできるけど…。名無しが持ってる呪いがなんの呪いかも分からない状態じゃどうしようも出来ない。呪いからくる発熱の場合なら内から祓うしかないけど、当の本人がこれじゃな…」
「五条ー!蒼磨くんギャン泣きなんだけど!面倒見ろッ…親だろッ!」
医務室の扉を開けた歌姫が俺を呼びに来た。硝子が名無しは預かるから行ってこいと俺を追い出す
呼ばれて来てみれば蒼磨は文字通りギャン泣き。すぐに泣くのは泣き虫の名無しに似たのかただ単に赤ん坊だからなのか…
「おい、泣くなよ。お前本当に俺のガキなのか?」
抱き上げて揺すると蒼磨がしゃくりあげながら俺のシャツを鷲掴む
「泣き止んだ…。五条が親だって分かってんのね」
歌姫が有り得ないという顔で蒼磨の頬をツン…とつついた
「あったり前だろ。俺と名無しのガキだぞ」
「お母さんが早く目覚ましてくれるといいわね〜蒼磨くん」
名無しは今、その産褥熱のせいで目を覚まさない。しかもその熱がただの病気ではないと分かれば…
(名無しは今この瞬間、この原因の呪いからダメージを受けてるって事になる)