彗星
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私は魔族だ。でも普通の人間より何倍も生きるってだけで魔法が使えたりするわけじゃない。不老長寿ってのを除けば本当に只の人間。そんな私は今、ドレークの船に乗っている。
「お疲れ様、コーヒーいる?」
「あぁ、ありがとうサテラ」
今から15年ほど前にドレークと北の海の島で出会って、それから離れ離れになって10年前にまた再会した。あの時はあんなに小っちゃかったドレークがこんな大きくなるなんてと驚いた。それも今やSWORDの隊長になるなんて。椅子に座って地図とにらめっこしているドレークの頭を撫でる。
「…子供じゃないんだ」
むすっとした表情でドレークはこちらを見上げる。その青い目は相変わらず海みたいにきれいで。
「ごめんごめん。でも、大きくなったなって思って」
「お前が変わらないだけだろう」
「それもそっかぁ」
そのままドレークの髪をわしゃわしゃと撫でているとふと手を掴まれた。
「なぁサテラ…昔の約束、覚えてるか?」
「約束?」
「あぁ……おれが一人前の大人になったらの話だ」
確か、何年か前にドレークが大きくなったら一緒にいようって言ってたな…でも実質今おんなじ船で暮らしてるし家族みたいなことかと納得していた。
「うん、覚えてるよ」
「本当か……?」
「うん。私がドレークと離れ離れになってからもずっと覚えてた」
そう言うと、ドレークはどこかホッとしたような表情を浮かべて私の手を握る手に力が入った。
「サテラ……その、俺は……大きくなって強くなった」
そして、私を抱き寄せ耳元で小さく呟いた。
「サテラ…おれと結婚してくれ」
「え?」
「あんたへのおれの気持ちはあの日会った時から変わってない」
「でも私、魔族だし…」
ドレークの腕から抜ける。寿命だって人間と違う。きっとドレークは私とこれ以上の関係でいたら不幸になってしまう。そう口にしようとした時、強い力で再び抱きしめられた。
「俺はサテラだから結婚したいんだ」
「……でも、私は寿命も違うし、人間じゃないし」
「それでも好きだ。あんたが魔族だって関係ない。おれが好きになったのはサテラという1人の女性だ」
「後悔しない?」
「あぁ、しないさ」
ひどく優しい瞳は数十年前とおんなじで。再び交わす口づけには終わりが来る。人生もそんなもので、きっと彼は最期の時が私より先に来てしまう。でもそれまではずっと変わらず彼を愛したい。そんな願いを込めてドレークの首に腕を回した。
「お疲れ様、コーヒーいる?」
「あぁ、ありがとうサテラ」
今から15年ほど前にドレークと北の海の島で出会って、それから離れ離れになって10年前にまた再会した。あの時はあんなに小っちゃかったドレークがこんな大きくなるなんてと驚いた。それも今やSWORDの隊長になるなんて。椅子に座って地図とにらめっこしているドレークの頭を撫でる。
「…子供じゃないんだ」
むすっとした表情でドレークはこちらを見上げる。その青い目は相変わらず海みたいにきれいで。
「ごめんごめん。でも、大きくなったなって思って」
「お前が変わらないだけだろう」
「それもそっかぁ」
そのままドレークの髪をわしゃわしゃと撫でているとふと手を掴まれた。
「なぁサテラ…昔の約束、覚えてるか?」
「約束?」
「あぁ……おれが一人前の大人になったらの話だ」
確か、何年か前にドレークが大きくなったら一緒にいようって言ってたな…でも実質今おんなじ船で暮らしてるし家族みたいなことかと納得していた。
「うん、覚えてるよ」
「本当か……?」
「うん。私がドレークと離れ離れになってからもずっと覚えてた」
そう言うと、ドレークはどこかホッとしたような表情を浮かべて私の手を握る手に力が入った。
「サテラ……その、俺は……大きくなって強くなった」
そして、私を抱き寄せ耳元で小さく呟いた。
「サテラ…おれと結婚してくれ」
「え?」
「あんたへのおれの気持ちはあの日会った時から変わってない」
「でも私、魔族だし…」
ドレークの腕から抜ける。寿命だって人間と違う。きっとドレークは私とこれ以上の関係でいたら不幸になってしまう。そう口にしようとした時、強い力で再び抱きしめられた。
「俺はサテラだから結婚したいんだ」
「……でも、私は寿命も違うし、人間じゃないし」
「それでも好きだ。あんたが魔族だって関係ない。おれが好きになったのはサテラという1人の女性だ」
「後悔しない?」
「あぁ、しないさ」
ひどく優しい瞳は数十年前とおんなじで。再び交わす口づけには終わりが来る。人生もそんなもので、きっと彼は最期の時が私より先に来てしまう。でもそれまではずっと変わらず彼を愛したい。そんな願いを込めてドレークの首に腕を回した。
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