始まり
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「あと…38日…」
それが、私の残りの時間だった。
エジプトでのDIO討伐の激闘はまるで嘘だったかのように空は青く澄んでいる
その青は元々そうなのか、それとも私の残りの運命を嘲笑うために青くなったのか。
自分を落ち着かせるためなのか、呆れなのか、よくわからないため息を吐いた。
私には幼い頃から、人には見えないものが見えた。
『サテラ、誰とお話してるのかな?』
『…お友達』
『お友達?お友達ならあそこにいるじゃない。ほらみんなと一緒に遊んでおいで?』
それはスタンドと呼ばれるものらしい。
誰かが言った、主の精神の具現化のようなものとのこと。
幼い頃私はずっと”それ”と一緒にいた。
最初は、小さい粒のようなものだった。
しかし成長するに連れ、それは形をなしてゆく。
『……死神みたい』
小学生になる頃までその名前をずっと分からなかった。
昔話のまとめられた、分厚い本をパラパラめくってみて、ようやく見つけた一枚。
骸骨のような仮面をし、真っ黒なローブを頭から被る”それ”__
私のスタンド。右手には大鎌、左手には蝋燭。
そしてそれは徐々にリアルに、油絵の最初の、色の殴り描きの中から、真珠の耳飾りの少女が振り返り姿を表したのだ。
『貴方、見た目と違うのね』
小学校3年生ぐらいの頃、それがどういったものなのかわかった。
私のスタンドはおどろおどろしい見た目とは対比に、その特殊能力は回復というものであった。
スタンドには能力がある。それは、私の場合 “回復”だった。
死神が人を癒やすだなんて滑稽な話。
しかし、その能力には対価があった。
『蝋燭、減るんだ』
あれは中学に通っていた夏の頃
道端で轢かれ、血まみれになっていた鳩を救ってやったとき
たまたま目に入ったソレ
最初は言葉通り、そんな程度だった。冷蔵庫の牛乳が少なくなってる。また買わなきゃな。そんな軽い感覚。しかし、その量が減るごとに、身体に異変が出てきた。
『……あ』
『どうしたんだ?サテラ!?』
気づいたときには遅く。
どうやらその蝋燭は私の寿命を示すらしい。
DIOを無事に倒せたあと、私は極度の心臓の苦しさと吐血に倒れた。
そのおよそ4日後。一番最初に私は見知らぬ天井が目に入った。
そして、一番最初に聞いた言葉。
___それが
【持ってあと、38日程度かと思われます。そうすれば心臓が止まってしまいます】
__ああ。そっか。死ぬのか
それだけだった。それ以上何も感じることはなかった。
怖くなんかない。けれど__少しだけ悔しかったような心残りもある。
「おいおい!なんの冗談だよ…!そんなわけねーだろ!?こいつは結構図太えんだ!銃で打たれても死ななかったんだぞ!」
「しかし、こればかりは…心臓の鼓動を増やすことなんて今の医療では申し訳有りませんが、不可能です」
「っざけんじゃねー!!このヤブ医者が!!」
「よせポルナレフ!八つ当たりは止めろ!」
「こればっかりは譲れねーぜ!花京院!お前もなんとか言えよ!承太郎も黙ってねーで!サテラが死ぬかもしれねーんだぞ!?」
「僕は…」
「…話は大体分かったわ」
「「「「サテラ!?!?」」」」
一斉に皆の目がこちらを向く。
「人間いつかは寿命が来るもの。それが早かっただけ。だからそんなにショックじゃあないわ」
「……」
「しかし__」
「大丈夫よ。ジョセフさん。それに残り38日もある」
「…サテラ」
「折角DIOを倒せたのよ。もっと喜んでほしいわね。そうじゃなきゃあ私の頑張りが無駄になるじゃあない」
少し外の空気を吸ってくる。そう言って私は病室を後にし、屋上に行った。
それが、私の残りの時間だった。
エジプトでのDIO討伐の激闘はまるで嘘だったかのように空は青く澄んでいる
その青は元々そうなのか、それとも私の残りの運命を嘲笑うために青くなったのか。
自分を落ち着かせるためなのか、呆れなのか、よくわからないため息を吐いた。
私には幼い頃から、人には見えないものが見えた。
『サテラ、誰とお話してるのかな?』
『…お友達』
『お友達?お友達ならあそこにいるじゃない。ほらみんなと一緒に遊んでおいで?』
それはスタンドと呼ばれるものらしい。
誰かが言った、主の精神の具現化のようなものとのこと。
幼い頃私はずっと”それ”と一緒にいた。
最初は、小さい粒のようなものだった。
しかし成長するに連れ、それは形をなしてゆく。
『……死神みたい』
小学生になる頃までその名前をずっと分からなかった。
昔話のまとめられた、分厚い本をパラパラめくってみて、ようやく見つけた一枚。
骸骨のような仮面をし、真っ黒なローブを頭から被る”それ”__
私のスタンド。右手には大鎌、左手には蝋燭。
そしてそれは徐々にリアルに、油絵の最初の、色の殴り描きの中から、真珠の耳飾りの少女が振り返り姿を表したのだ。
『貴方、見た目と違うのね』
小学校3年生ぐらいの頃、それがどういったものなのかわかった。
私のスタンドはおどろおどろしい見た目とは対比に、その特殊能力は回復というものであった。
スタンドには能力がある。それは、私の場合 “回復”だった。
死神が人を癒やすだなんて滑稽な話。
しかし、その能力には対価があった。
『蝋燭、減るんだ』
あれは中学に通っていた夏の頃
道端で轢かれ、血まみれになっていた鳩を救ってやったとき
たまたま目に入ったソレ
最初は言葉通り、そんな程度だった。冷蔵庫の牛乳が少なくなってる。また買わなきゃな。そんな軽い感覚。しかし、その量が減るごとに、身体に異変が出てきた。
『……あ』
『どうしたんだ?サテラ!?』
気づいたときには遅く。
どうやらその蝋燭は私の寿命を示すらしい。
DIOを無事に倒せたあと、私は極度の心臓の苦しさと吐血に倒れた。
そのおよそ4日後。一番最初に私は見知らぬ天井が目に入った。
そして、一番最初に聞いた言葉。
___それが
【持ってあと、38日程度かと思われます。そうすれば心臓が止まってしまいます】
__ああ。そっか。死ぬのか
それだけだった。それ以上何も感じることはなかった。
怖くなんかない。けれど__少しだけ悔しかったような心残りもある。
「おいおい!なんの冗談だよ…!そんなわけねーだろ!?こいつは結構図太えんだ!銃で打たれても死ななかったんだぞ!」
「しかし、こればかりは…心臓の鼓動を増やすことなんて今の医療では申し訳有りませんが、不可能です」
「っざけんじゃねー!!このヤブ医者が!!」
「よせポルナレフ!八つ当たりは止めろ!」
「こればっかりは譲れねーぜ!花京院!お前もなんとか言えよ!承太郎も黙ってねーで!サテラが死ぬかもしれねーんだぞ!?」
「僕は…」
「…話は大体分かったわ」
「「「「サテラ!?!?」」」」
一斉に皆の目がこちらを向く。
「人間いつかは寿命が来るもの。それが早かっただけ。だからそんなにショックじゃあないわ」
「……」
「しかし__」
「大丈夫よ。ジョセフさん。それに残り38日もある」
「…サテラ」
「折角DIOを倒せたのよ。もっと喜んでほしいわね。そうじゃなきゃあ私の頑張りが無駄になるじゃあない」
少し外の空気を吸ってくる。そう言って私は病室を後にし、屋上に行った。
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