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これが俺の生きる世界


「とりあえず
ナルセ君の事は宜しく頼む

……後、うちのサソリがもの凄い親バカでな…
ナルセが行くなら自分も木の葉に居ると
譲らなかったので付ける事になった」

「俺はナルセと一緒に暮らす
暁の忍務は木の葉から行くから問題はねぇ」

「ほっほっほ
仲が良いのは良い事じゃな」

「では俺は任務が有るのでな
もう行かねばならないが
火影殿、くれぐれも宜しく頼む」

「うむ、任された」

「では…」



ーーーペイン退場ーーー



『三代目の爺ちゃん
暫くの間宜しくお願いします』

「世話になる」

「うむ、此方こそよろしく頼む

それにしても
ナルセが木の葉に来てくれるとはのぉ…
彼奴が喜ぶわい」


火影は穏やかな笑みを浮かべ
嬉しそうに呟いた



「『…?、彼奴?』」


火影の呟きに対し、親子は顔を見合わせ
疑問の表情を浮かべた


「ナルトじゃよ…

彼奴にはナルセの事は話して
おいたんじゃよ
赤い髪をした双子の兄が居ると

ナルセの話をした時にのぉ
彼奴は…ナルトは心底嬉しそうに笑ってのぉ」


〜〜〜

「本当か爺ちゃん⁉︎
俺にもちゃんと家族が居るんだな!
俺ってば一人ぼっちじゃなかったんだな‼︎」


〜〜〜


火影がナルセの事を話したのは
ナルトが8歳の頃だった

自我がはっきりして周りの話などに
敏感になる頃やはり家族が居ない事に
ナルトはだいぶ沈んでいた

しかも、ただでさえ一人ぼっちなのに
周りの子供達が

「親無し」やら
「お前に家族なんか居るわけが無い」

など言っていた事も有り
一時期は精気のない顔をして笑わなくなり
ついには全く部屋から出なく
なってしまっていたのだ

それを見兼ねた火影が彼に話したのが
双子の兄であるナルセの事だった

ナルトは自分には兄が居る
ちゃんと家族が居るんだと知ってからは
少し前の沈んで居た姿が嘘の様に
元気なっていったのだ



「ナルトにとってお前さんは
唯一の心の支えなんじゃよ」

『…俺もナルトの事は知ってる
里の人達に随分と嫌われてるみたいだな…』

「あぁ…九尾に限らず人柱力の奴らは
基本的に里の人間に歓迎されてねぇからな
かなり酷い扱いを受けていると聞いたが……」

↑(イタチ情報)


「恥ずかしい話じゃが……
お前さん達は人柱力に理解が有るから
良いがのぅ…」

「そもそも、抜け忍自体が
里と合わなかったハズレ物ばかりで
暁も例に漏れずだ」



大き過ぎる力は
どうにも誤解を産みやすくて
いけない、とボヤく大人たちを見て
ナルセはニッと笑った



『俺達がナルトを不容易に傷つける事は
まず無いから安心してくれよ』


「ふっ……
それなら安心じゃな
サソリよお前さんはどうじゃ?」


「……可愛いナルセの弟だからな
何かあれば俺も手ェ位貸してやるよ」

「…あぁ、有難う、宜しく頼む
さて、随分と長話してしまったの
お前たちを家に案内せんといかんな」

『待てよ
爺ちゃんは忙しいだろ?
場所だけ教えてくれれば大丈夫だからさ
里の案内図みたいな物イタチが作ってくれたから』



よっこいしょ
と言って立ち上がる火影を
ナルセが止め、イタチお手製の
木の葉案内図を出す

「ん?そうか、すまんな
ふむ、随分良く出来た案内図じゃな
…ん、お前たちの家はここの森の
この辺りじゃな」



地図に印を付けてもらい
三代目に軽く挨拶をして
部屋を出た



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「ナルセ、俺は明日忍務が有るが
昼過ぎには帰るからな
お前は夕方ごろまでアカデミーだろ?」


『ああ
転入して午前はレクやって
午後から卒業試験

……ってかこれ、わざわざ転入
する意味無いよな?』



夕食後のまったりした時間が流れる中
サソリが話し出した明日の予定

明日ナルセはアカデミーに
転入する事になっている

しかし、明日は卒業試験なので
ナルセが言ったように
わざわざ転入する意味は無いのである



「一応額当てを貰うにあたって
同期になる奴らとの顔合わせも
意味してるらしいからな」

『…仕方ないってことか』

蠍「あぁ、終わったら
迎えに行ってやるから
門の前で待ってろよ」

『分かった
そうだ父さん…ナルトのこと
九尾の小僧じゃ無くて
名前で呼んでやりなよ?』


「話してみて名前を呼ぶに値すると
判断したら呼んでやるよ」



其の後二人は暫く今後の事について
話をした後就寝した

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