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罪滅ぼしと救済目指したは良いけどこれで良いんだろうか…?



久しぶりだなお前ら

俺だ、うちはオビトだ



あれから随分たって
木ノ葉隠れの里が完成した

まぁ、まだまだ出来たばかりで
里のシステムやなんかも
トライアンドエラーって感じだが
忍以外の一般人も増えてきて
俺の知ってる木の葉に
着々と近付きつつある


けど、俺が居るせいか
俺の知ってる未来とはやはり
違いも結構あって
個人的に1番大きいのが
イズナ兄ちゃんが生きている事だと思う

俺がジジイに聞かされてた話では
千手扉間との戦闘で致命傷を受けて
ジジイに瞳を託し死んで行ったらしい

しかし、ここでは俺が皆に教えた
未来の治療法やそれはそれはよく効く
薬(めっちゃ臭い)があったおかげで
致命傷を受けたもののしっかりと
生き延びた

託され、移植した事で
永遠の万華鏡写輪眼になるはずだった
眼はどうしたのかって言うと
これも俺の知識を元に
【必殺!お目々交換の術!!】で
父さんとイズナ兄ちゃんの眼を
入れ替えて移植して二人とも
永遠の万華鏡写輪眼にする事に成功した

移植するにもなんか精神的だったり
血がどれだけ近いかで難易度や
成功率が変わるらしいけど
実の兄弟な上うちはらしい
極度のブラコンな2人には
なんの問題も無かった

うちはの身内贔屓()は
他のいろんな一族でも有名らしい

なんせ2代目火影が作ったと言う
穢土転生も元を辿れば
うちは特攻の為に考え出した術
らしいからな……

まぁ、完成したのは和解後
だった訳だが



あとはあれだ
父さんと千手柱間との仲違い

あれはどうも起こる気配が
まるでない

正直俺は、どっちが火影になるかで
揉めたり、父さんの解りにくさ
故に他族の奴らや里の一般人達と
拗れまくってああなったのかと
思ってたが

最近はなんか違うように見えてきて
仕方がない…

なぜなら、柱間が
壊滅的に書類仕事…と言うか
デスクワーク全般が全く出来ないからだ

オマケにそれで千手の頭領が
何故務まったのか不思議な程に
金銭の管理もズボラだ
賭け事好きもあいまって
どんぶり勘定にも程がある

俺的にはあのズボラ極まりない
仕事態度に意外と几帳面なジジイが
耐えられなくなったってとこに
1票入れたい


いや、まぁ…
何かの【象徴】としては
この(よく言えば)朗らかな
性格はトップに向いてるんだろうが

どうやらそう言う政治的なものは
今までは全て扉間に丸投げ
だったらしい

改めて火影の仕事をやらせてみた
ものの、しっちゃかめっちゃかで
見なければならない範囲が
広がった事で扉間だけでは手に負えず
あまりにずさんな処理に
仕事キッチリな父さんが見兼ねて
手を出し、結果父さんが
火影の補佐(仕事的には秘書?)
的な枠に収まった

帰ってきた父さんはそれはそれは
ウンザリしたように愚痴をこぼし
俺を抱きしめながら盛大な ため息を吐いた

ここでは俺も居るしイズナ兄ちゃんも
生きていてそばに居るからなんとか
休める場所も有ってマシだろうが
本来のジジイの所はどうなってた事か…

恐らくだが、仕事内容はそんなに
変わらないだろう、けど
俺やイズナ兄ちゃんと言う緩和材
無しで【その背中や結果で語る】な
タイプの勘違い受けやすいジジイが
上手くやれたとは思えねぇ

それに、尊大な態度のくせに
実は今まで我儘を言わず
周りの望むように、期待に応えられる
様に…と動き続けてきたジジイには
相当ストレスだろう

大事な家族を全て失い
守ろうとしていた一族の奴らからも
極一部を覗き理解されず
里を守る為に戦えば鬼の様だと
恐れられ……
更に言い出しっぺの柱間は能天気に笑い
里長として中途半端な仕事のくせに
やたらと慕われて………

そりゃ病むわな
「火影になったのが柱間様で良かった」
「うちはマダラがなってたと思うと
恐ろしくて叶わん」
とか言われりゃキレるわ

「実質火影の仕事やってんの
俺なんだが!!?」

くらいは言いたくなるだろう
外交とかではその朗らかさが
ウケることも有るから何とも言えないが
周囲の警戒、相手が本当に信用できるか
ヤバそうなら迎撃や適切な処理()は
父さんの仕事になってるから
完全にオーバーワークだ


な訳で俺は取り敢えず
絶対父さんが笑って死ねるまで
一緒にいようと思います。

そして、もうちょい大きくなったら
お仕事手伝おうと思います。





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