木の葉の里創設期に
召喚されてしまった俺

うちはオビトだ


ちょっと聞いて欲しい事が有る



最近父さんことうちはマダラが
何を思ったのか俺に髪を伸ばすように
言ってきやがる

今まで召喚されてから数年
なんにも言って来なかったのに
どんな心境の変化だ…



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『＿＿＿って感じでよ…
この前唐突に髪を伸ばせとか
言い出したんだけどイズナ兄ちゃん
何か知らねえ？』

「あぁ～…
オビトは顔つきが兄さんに
よく似てるから同じ様に
して欲しいのかな？」

『えぇ～…
短い方が楽だし何で今更…？
(正直お揃いとか薄ら寒いんだが…)』

「まぁ、未来ではどうなのか知らないけど
ここでは男で髪が長い人も多い…
って言うか長い人の方が多いし」

『イズナ兄ちゃんも襟足だけ長いよな
俺、伸ばすと父さんみたいにモッサモサ
するからうっとおしいんだよな』



昔、父さんジジイバージョンに
扱かれてた時にめっちゃ長かった事が
有ったけど、まぁ邪魔だったしな…

おまけにジジイに似すぎて
グルグルとかに無茶苦茶揶揄われたし



「うちはの髪質って極端だからね…
伸ばした時兄さんみたいにツンツン撥ねるか
俺みたいにストレートに成るか…
まぁ、稀に突然変異的な例外は居るけど」

「あぁ、カガミか…クリンクリンだよな
（確かシスイの爺さんだったか…？）」



そんな話をしつつ
まぁ結局最初から俺に決定権は
ほぼほぼ無かったような物だから
髪を伸ばすことになった

まぁ･･･攻めてもの抵抗抵抗って事で
肩下10cm位まで何とか交渉した

本当は自分と同じくらいまで
伸ばさせたかったらしい･･･

ふざけんな十分長ぇだろ

縛ったとしても邪魔だし
熱いし手入れとか面倒すぎる


あ？手入れは父さんがやる？
イズナ兄ちゃんも？

何でそんなワクワク顔してんだ･･･
いや、今から紙紐買ってどうすんだ


今の俺がちょい長めの
ベリーショート位だから
目標の長さまではそこそこ
時間もかかるだろ



･･･ってかよ



『ちょっと思ったんだけどさ
俺が髪伸ばすじゃんよ
んで、なんかあってうちは以外の
特に千手とかの前に髪伸ばして
父さんそっくりな俺が出る事に
なったとするじゃんよ･･･』



・・・・・・・・・。



「あ、ダメだ
大騒ぎになる気がする
扉間のクソ野郎なんか嬉嬉として
誘拐なりなんなりしてきそう」

「あの野郎なら動けないオビトを
人質に何するか･･･」

『いや、動けねぇ訳じゃねぇよ』

「最悪捕まったら人体実験だとか
おっぱじめるんじゃないかな･･･」

「やっぱりオビトを外に出すのは
最小限にすべきか･･･」

『ふざけんなダメ親過保護共
外に出なけりゃ余計体壊すわ』



何でうちはの奴らはまず先に
囲い込もうとしやがるんだ

いや、うちは的には
その辺俺が例外なのは知ってんだが

そもそも、体が弱くはあるが
全く動けない訳じゃねぇから

なんなら神威使って逃げられるし
奇襲くらいなら出来るから


･･･2代目火影相手に
この体でどこまで抵抗できるかは
知らねぇけど



とりあえず
こんな例題上げても
髪を伸ばさせる意思は
曲がらないらしい






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