虐められないけど過保護に成りました
いーつのーことーだかー
思いだしてごーらんー♪
・・・。
何時の事どころか
何年前だよ
もう、僕ら中学生に成ってるよ
とばしすぎたかな?
それより、
あの行き成りファーストキス伝説
から、かっちゃんは事あるごとに
キスしたがるようになった
今ではとんでもないキス魔です
「俺達は婚約者だから
いっぱいキスしても良いんだぞ!」
って言うもんだから
思わず、
「恋人期間は無くてもいいの?」
って返したら
ちょっと考えてから
「じゃあ、婚約中の恋人だ!」
って、ハジケんばかりの
笑顔をいただきました
テラカワユス
原作にもいた幼馴染?
っぽいかっちゃんの舎弟っぽい
悪ガキ二人も
僕らの事は諦めて傍観してる
他のいじめっ子枠の子供達も
かっちゃんの溺愛加減を
見ているので
僕に手を出す事は
一切ないです
一度だけ、小学校が違って
僕らの事知らない奴が
マジキモイ!
みたいな事があったけど
案の定、かっちゃんがブチギレ
手酷い報復を喰らい
それ以来一切、手も口も
出してこなくなった
ガキ大将つぉおい…
学校の先生も
と言うか、社会全体的に
強個性は崇める対象なのか
大人ですらかっちゃんには
何も言わない
何も言わない原因には
もう一つ理由が有って
基本的に、かっちゃんが
例えるなら
”愚かでない暴君”
と言った感じで
大人ですら考えない良作を
出したり
カリスマ性やリーダーシップに
長けていて
生徒がうるさい時に
先生が何か言うより
かっちゃんが何か一声上げた方が
よっぽど静かになったり、と
そんな事が多々あって
かっちゃんは人の意見を
まともに聞く事は無いけど
間違う事も早々ないから
先生達も割と放任気味だ
ただ、かっちゃんは
僕の意見は聞いてくれるし
良いと思ったら取り入れてくれる
ので、
何か重要な事で
これだけは聞いてもらいたい
って事は僕を通すようになった
それでも、かっちゃんは
とんでもない独占欲の塊だから
あんまりこれを多用すると
「俺のデクをパシリにしやがった」
って認識されて
大騒ぎするから
この手を使うのは
本当に大事な話の時だけ
要するに
奥の手、だ
それに、かっちゃんが暴れても
止められるのが、かっちゃんの
お母さんを除けば
近場には僕だけだから
最後の砦扱いされたりもする
だけど、この
暴れるかっちゃんを止める時に
ごり押しの、当たって砕けろ
精神で突っ込んじゃだめだ
それで怪我しようもんなら
嫁に怪我させたって言って
とんでもなく凹むから
この子、結構めんどくさいのよ
そこが可愛くもあるけど
原作の拗れ具合よりは
よっぽどマシだわな
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