雑記

完結篇4DX観てきました!

2025/09/16 21:50
遅ればせながら、4DXなるものを初体験してきました!まさか令和の時代に再びスクリーンで完結篇を観られるなんて……と感涙にむせび泣いています。とりあえず完結篇の感想は後述するとしまして、まずは4DXデビューの感想から語りたいと思います。


正直4DXは2D映画と比べると割高なので気が進まない部分もありましたが、実際に体験してみると映画鑑賞というよりは体感型のアトラクションに近く、個人的にはとても楽しめたので追加料金はかかりますが値段に見合っているなと感じました。序盤から思っていた倍以上もの振動で畳みかけられ、膝に乗せたバッグごと座席から振り落とされるかと内心とてもヒヤヒヤしました……舐めてました、4DXの揺れを。あまりにも揺れるので(あれ、これ夢の国のアトラクションみたいにシートベルトあったっけ?私だけシートベルト着用し忘れてる??)と銀さんが過去の世界にタイムスリップするあたりでめちゃくちゃシートベルト探してました。なかったです。
完結篇が好きというのもありますが、4DXを観る機会が今後あまりないだろうとも思ったので、気づけば3回も劇場に足を運んでいました。すっかり4DXの虜になってます。座席の位置が原因なのか、1、2回目の上映ではいまいち感じられなかった神楽ちゃんのツバが3回目にははっきりと体感できてご満悦です。個人的には銀さんが魘魅を見つけて雷雨の中飛び出していくシーンが、冷風と水飛沫の効果もあってまるで自分もその場にいるような気分になってとてもテンションが上がりました。なんなら序盤の攘夷戦争の回想シーンも(あれ、私って攘夷戦争に参加してたっけ……なんか陰から白夜叉殿をお慕いしていたモブだった気がする……)とありもしない記憶が想起されたので、五感に語りかける試みって効果絶大なんだなって思いました。
1週目に劇場に行ったときは、まだ4DXの揺れに慣れていないのもあって、銀さんがパンパンパンパン映画泥棒の頭をタンバリン奏者のごとく叩くたびに座席が振動しまくるのでひとりでめちゃくちゃ爆笑してました。とくに戦闘シーンでは座席が暴れ馬みたいに揺れまくるので荷物はシアター前のコインロッカーに預けることを切実におすすめします。そして前述のとおりシートベルトがないので、体がどんどん前のめりになって後頭部を背もたれに打ちつけるハメになるし、腰がそこそこ痛くなるので腰痛持ちの方はご注意です。ですがそれを踏まえても、観てよかったと思える興味深い体験になったので、痛みなくして得るものなしを体現した面白いコンテンツだなと感心しています。……やっぱりシートベルトはあったほうがいいと思うけど。


以下、完結篇に狂った人間の感想という名の書き散らしです。限界オタクすぎて恥ずかしいです。


前置き(自分語り乙、みたいな内容なのでご注意ください)





完結篇。万事屋よ永遠なれ。この文字列を見るだけで滾るものがあります。内容自体がすばらしいのもそうですが、私にとってはとても思い入れのある映画です。というのも、完結篇は私が銀魂に出会ってから実際に劇場に足を運んで観た初めてのアニメ銀魂だからです。そこから本格的に銀魂にハマったという経緯もあります。

当時、私の家ではひ○りTVの契約をしていて、なんかよくわからないけど見放題のアニメ一覧にあったからという理由で銀魂を観ていた記憶があります。まだ銀さんが新八をイジる際の下ネタの意味もわからない年頃でした。そんなだから話の意味もわからず、とりあえず観るかという具合で適当に銀魂をテレビで流していました。詳しくは覚えていないのですが、そこまで熱中して観ていなかった気もするので、当時もアニメは放送されていたはず(たぶん18時くらい……?すでにゴールデンタイムを左遷されたあとだったかもしれない)ですがリアルタイムで銀魂に触れることはありませんでした。そんな中、銀魂の劇場版が公開するよ〜、というCMがテレビで放映されたときの衝撃はいまだに忘れられません。観に行きたい!!と強く思ったのを覚えています。まだ九ちゃんとツッキーの存在も知らなかったのに。九ちゃんツッキーとの初対面が完結篇だったのは今思い返すと笑えてきます。
あのCMがテレビで流れた瞬間、そこで初めて私は自発的に銀魂に触れたい!銀魂を楽しみたい!と感じたのだと思います。若干スピってるような表現にはなりますが、目の前の世界が急に開けたみたいな感覚でした。今思うと、完結篇が私にとっての銀魂の始まりだったのかなと思います。劇場横のグッズ売り場でなけなしのお金を払ってクリアファイルや諸々のグッズを買って……あのときが散財オタクの始まりでもあったかもしれないと思うと複雑な気持ちでもあります。
初めてリアルタイムで触れる銀魂、劇場の期待に満ちた熱気、珍宝のシーンで小さく吹き出す観客の反応、さっちゃんの号泣にもらい泣きした当時の自分……完結篇を観返すたびに十数年前のことが思い出されます。タイムスリップの時間軸の流れがよくわからず、でも今みたいに自分だけの力で何回も劇場に行ける大人ではなかったので、うんうん唸りながら劇場での記憶を頼りにひとり考察したり。今では時間とお金さえあれば何度だって劇場に足を運べるし、SNSや個人サイトで他人の感想に簡単に触れることができます。そう思うと、当時TSUT○YAでDVDをレンタルしまくって貪るように観ていた私(結局ひ○りTVはその後解約しちゃったので……笑)もずいぶん遠いところまできたんだな〜と謎の感慨に耽っています。それでも変わらず銀魂が好きなんだから、作品との出会いってよくわからないものですね。当時はまさか大人になっても銀魂にハマっていて、いまだにグッズを買ったりしているだろうとは思いもしませんでした。そういう思いがけない出会いが人生に彩りを与えてくれることを私は銀魂に教えてもらいました。ありがとう銀魂、ありがとう空知先生、銀魂に関わっているすべての方々、いつもありがとうございます。





DVDで完結篇を観返すたびに思うのが、あぁ〜空知先生が完結篇を生み出してくれた世界線に生きててよかった〜、です。それに尽きます。今回もエンドロールが終わってシアター内の照明がつくたびに思ってました。空知先生ありがとう、私はこの世界に生まれてこれてよかった。

映画の内容について語る前に……まずキービジュアルが良すぎる〜〜!万事屋ver.と白夜叉ver.がありますが、もれなくどちらもすばらしくて今回が完結篇初体験の方はきっと観る前から卒倒していたと思います。私も3週目特典のA4ポスターを劇場スタッフの方に手渡しされた際、銀さん&白夜叉の顔が良すぎてあやうく卒倒しかけました。そのまま行くべきシアターを見失い反対方向に歩を進めていました。竹内進二さん、歌川律子さん、素敵なキービジュをありがとうございます!

タイムスリップものなんて全人類が好きに決まっているのに、そこに銀さんがいなくなって崩壊した5年後の世界──なんて注釈がついた日には全銀魂ファンが沸くのも当たり前です。掴みが強烈すぎます。攘夷戦争や白夜叉と、豪華すぎる内容に観る前から拍手喝采です。私は白夜叉をロマンの塊みたいな存在だと思っていて、と同時に私の性癖を歪めたとんでもない男だとも認知しているんですが、そんな白夜叉が劇中でキーパーソンかつおふざけなしで描写されていることにとても興奮しました。しかも白夜叉本人は劇中で多くを語らず、銀さんを取り巻く環境や人物たちによって白夜叉、ひいては坂田銀時の輪郭があらわになっていく。つまり白夜叉は劇中ではあくまでサブ的要素でしかない。そんな白夜叉が命を落とし、それ以降の世界に坂田銀時が存在しない時間軸があったという末恐ろしい事実をさらっと流してしまうのだから空知先生と製作陣の胆力には心底驚かされます。
新八神楽を筆頭としたお馴染みメンバーの5年後ビジュアル、実は世界を滅ぼした元凶は自分で、それを阻止する(自身を殺す)ために過去と未来を行き来するという衝撃の内容、坂田銀時の負った業。完結篇を構成するすべての要素が、本当に原作者の手から生み出されたのかと思うほど銀魂ファンの欲望を形にした内容で、もう何度も観ているのにいまだにこれが公式なのかと疑ってしまう節があります。こんな設定でこんな展開があったらいいな〜、というファンの妄想が、原作者や製作陣からはっきりと形を伴った作品として生み出され、しかもその作品は想像をはるかに超える感動や興奮を私たちにもたらしてくれる……銀魂ファンとしてこんなに嬉しいことはありません。だからこそ私は完結篇がこの世に存在することをなかば奇跡みたいなものだと思っていて、きっと何かが違っていたら完結篇とは出会えなかっただろうという気持ちをいつも抱えているので、こと完結編に関してはいつも全方面に感謝しています。4DXを上映してくれたことにも感謝でいっぱいです。本当にありがとうございます。

銀さんがいなくなったら新八と神楽ちゃんって仲違いするまでになっちゃうんだ……の気持ち。世界が崩壊して2人とも失ったものは多いだろうけど、きっとそれだけじゃここまで溝が深くなるはずもないわけで。金魂篇でぱちぐらに存在を忘れられた銀さんの憔悴具合を思い返すと、やっぱり万事屋は似たもの同士の集まりなんだと再認識します。想像ですが、万事屋の3人ってみんな両親を早くに亡くしていたりそもそも家族と触れ合う機会に乏しかったりして、お互いがお互いに甘える部分が大きいんじゃないかと思います。加えて、万事屋は真選組や鬼兵隊などと違って死を前提としない。いつか何らかの理由で失われるかもしれない未来を見据えて、覚悟を持って人生を共にはしていない。むしろ万事屋は今あるものを失わずに、生きることを何よりも前提としているので、それが果たされなかったときの反動も大きいんだろうなと。それを踏まえて、『お前らだけは俺のこと、忘れないでくれよな』とぱちぐらに告げた銀さんの心情を思うと切実に胸が締め付けられる思いです。
完結篇では現代、5年後、15年前の3人の銀さんが登場しますが、私は今までずっと5年後──魘魅銀さんに大きく感情移入していました。江戸を中心に蔓延し始めた殺人ウィルスの元凶が自分だと気づいた際の銀さんの胸中を察すると涙が出そうになります。自刃を試みて失敗し、護るべきものが失われていくさまを目の当たりにしながら、この世界に坂田銀時はいてはならない存在だと自覚するその過程を想像すると、劇中5分あまりの描写で終わらせていい業の深さではないと実感します。もう誰にも彼を救えないまま、誰にもその苦しみに寄り添ってもらえず死んでいく坂田銀時の横顔を見ているとあまりにも鬱々とした気分に苛まれてきて……けれど自分がこんな有り様だからこそ、誰にも看取られず、誰にも悟られずにすべてを終わらせられるのならば、もう後戻りのできない魘魅銀さんにとってはそれが唯一の救いなのかもしれないという考えも生まれ……魘魅銀さんについて思いを巡らせていると陽が沈むのが早いです。ひとり暗闇の中を歩いていく銀さんの後ろ姿が目に焼き付いています。けれど今回、4DXで完結篇を観ていたときの私は現代の銀さんメインで感情移入していたんですよね。毎回さっちゃんの号泣シーンに涙腺が緩くなる私ですが、今までは何気に流していた攘夷時代での長谷川さんとの邂逅、そこでの『てめーが一人ぼっちでさみしいだろうと思って、こうして酒持ってきてやったんだろ』というセリフに唐突に胸を打たれまして……そのとき私は、ひとりですべてを背負い込んでひとりですべてを終わらせようとしていた、ずっと暗闇の中を突き進んできた銀さんはもとは同じ1人の人間だったことに今さら気づいたんです。3人ともそれぞれ護りたいもののために身を犠牲にして多くの傷を負って、それはみんな陸続きの坂田銀時という同一の人間の歩んだ軌跡だったことを長谷川さんの言葉で強く実感しました。一人ぼっちでさみしいだろう……その素朴ともいえる言葉に、そうだきっと、銀さんはずっとさびしくて、苦しくてつらくて、自分の存在を忘れてほしくなんかなくて、本当はもっとずっと生きていたかったはずで…………そういった思いが溢れてきてしまって、そのシーンからずっと涙を堪えられないままエンドロールを迎えてしまいました。同時に、今まで救われずに死んでいったと思っていた魘魅銀さんも実際はその言葉に救われていたんじゃないかと考え直すこともできて。ぱちぐらの呼びかけに『ああ、どこへだって行ってやるさ』と返した現代の銀さんと魘魅銀さんは、ベクトルが違うだけでその原動力はきっと同じなんだろうと思います。大切なものを護るためならば修羅の道でも、仲間の隣でも、どこへだって行ける。それが坂田銀時という侍の強さであり弱さでもあるんだろうと思います。



総じて完結篇はすばらしいという結論に至りますが、これだけ文字数を割いても詳しく語り切れない部分が多々あるので、個人的に語りたいポイントを下記に箇条書きでまとめました。単純な萌え語りや考察に満たない妄想ばかりなので、流し見程度の感覚で読んでもらえると助かります。

・5年後の新八が頻繁にメガネをカチャカチャやってるのはお妙さんの医療費で家計が苦しいから(個室料金もかかるだろうし)、鼻当て緩んでるのも直せずにいるのかな〜、説(でも鼻当てくらいなら眼鏡屋で無料交換してくれそう)。目付きが鋭いのも、メガネを新調できなくて度数が合わないから余計にそう見える?
・鼻ほじってる銀さんの写真、わざわざ写真立てに入れてある理由として、銀さんが過去から5年後の世界にやってくるまでは源外庵に飾られていた説。源外が時間泥棒の製作に行き詰まった際、卓上に立てかけられた銀さんのアホヅラを眺めて自身を奮い立たせていたとか。心が挫けそうになっても、銀さんの最期の願いを遂行するために、ときには酒に溺れながらも時間泥棒の製作は諦めない源外の姿を想像すると涙腺にくる。
・白夜叉を背後から刺し殺すシーン、劇中ではその後は描写されなかったけど、途中まで天人と攘夷軍の混戦状態だったのに銀さんが白夜叉に刀を突き刺した瞬間(過去から長谷川さんたちがタイムスリップしてきている)周囲に誰もいなくなったから、その時点で世界線が上書きされたのかもしれない。つまり銀さんによる自分殺しが成功した世界線では、実際あんな感じで戦場を駆ける白夜叉を背後から刺し殺すかたちでとどめを刺したんだろうなと。あんな戦場のど真ん中で白夜叉が息絶えていたら格好の的だし、近くにいる天人に首もぎ取られて首無し死体になってそうだなって……。そんな白夜叉の遺体が背負われた状態で自陣に運ばれてきて、首から上が無いから身元もわからないはずなのに、こんな戦場で白装束を身に纏っているのは1人ぐらいだってみんな見当がついてしまって……。
・初期案の白夜叉に扮装する銀さんも見てみたかった気持ち。白夜叉の姿で戦う銀さん、原作でも見ることはついぞ叶わなかったので。戦場を駆ける前の口上もCV.杉田さんで聞いてみたかった。
・銀さんビッグカメラでポイント貯まるほど何買ってるの。というか銀さんってポイントすぐに使わず貯めとく派なんだ(知らぬ間にポイント大量に失効してて発狂してそう)。
・白夜叉、僧兵もろとも魘魅を1人で殲滅してる?
・白詛に罹った者は半月を待たずに死に至る、つまりお妙さんが白詛を患ったのはつい最近で、半月が経つ前にと新八がさっちゃんやツッキー、九ちゃんに急いで連絡を入れたのかもしれない。
・5年後新八の『俺は万事屋の故郷を、万事屋である事を捨てるつもりはない』にひどく安心する万事屋スキー。
・銀さんが源外の頭を意図せずかち割ったシーン、仲が悪いはずなのに同じ方向にはけていく5年後ぱちぐらかわいい。
・5年後新八、劇中では常に憂いを帯びた顰めっ面なのに元来の愛嬌が隠せてないのとても愛おしい。以前の服装に着替えたあとの、顔つきだけ大人びてる見た目のギャップがたまらない。とくに河原でのカットは眼福。
・最後の白夜叉の微笑みを額縁に入れて飾りたい。


長くなりましたが、4DX完結篇の感想は以上となります。完結篇には筆舌に尽くし難い魅力が詰まっているので、どのように感想をまとめようかと悩んだ結果、これほどの長文になってしまいました。今回こうして十数年ぶりに劇場のスクリーンで完結篇を鑑賞できたこと、改めて内容について深く考える機会を与えてくれた公式には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。何年経っても完結篇の思い出を胸に抱えて生きていきます。
重ね重ねになりますが、4DX完結篇の上映、ありがとうございました!


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