「…立派らレヂヒり成ゃるまれ…帰ららひ…じょ」

その日の朝…熱い決意を胸に、つたない字でご主人様に書き置きをしてその子は旅に出た…。

『たびにでます
いちにんまえになったら…かえってくるぴょ…さるちゃんヨリ』

「なっ…何だって！」

それを見た、その子のご主人様…もとい、自称だぁりんの青ざめた事…。
慌てて彼女の後を追い掛けて行きましたとさ。

「何か問題起こしてなきゃ良いけど…」

…彼等の旅は…いかにも波乱に満ちている様で…


Act.1…彼女はお年頃