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パーティーの幕開け!

ドォーーン!!

今日も宇宙を漂うボロ船の中に爆発音と硝煙が立ち込める…。
「ごほっごほっ!…またなの?ティマってばぁ!…実験の時はしっかりハッチ閉めてって言ってるのに!」長い腰までの黒髪を一本の三つ編みにした小柄な少女がむせながら嘆いた。
「鈴、閉め忘れたと言うよりか立付けがもはやガタガタだからな…この船」薄金髪のショートヘアーのキリッとしたスレンダーな少女が冷静に呟く。
…そう、ここは宇宙船だが隙間風すら吹き込んできそうな勢いのボロ屋である。
中古の貨物船を改造したものであるが、もはや何時スクラップになってもおかしくないゴミ船…。
そんなボロ屋の日常の平凡なひとこまがこれだった…。
「実に趣のある住家じゃ…」ごちゃごちゃして汚いリビング(として利用しているが…単なるハッチの集合地点)の片隅で優雅にお茶をしながら…ウェーブの黒髪の美しい、褐色の肌をした少女も呟く…。
「趣って言うか…ただのボロだよね」鈴と呼ばれた三つ編みの少女は半ば飽きれて言った。
「別にのぉ…わらわは気に入っておるぞ…。雑多でせせこましくて…実に風情があるの…」褐色の少女は全く動じずお茶を味わい続けながらそう答えた。

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