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…しかし古いだけでは無さそうな壊れ様のソファーである。何だろうか…よく見ると机の角にもエグれた様な傷。
…カラン…。
足に何かが当たる…。
「やっ薬莢…。」
思わず息を飲んだが、
「ああ…昨日も懲りずにやっとったからの…あ奴等。」
エマイユはそれだけ言うとお茶を一口飲んだ。
「あのう…何か出るの?…ここ…」
やはり危険地帯の様だ。
「面白い余興をする輩が二人程のぉ…ほれ、お茶じゃ…飲め。」
エマイユがお茶を入れてくれた。良い匂いがする高級そうな紅茶である。使用しているカップとポットも白磁の綺麗な花模様で上品だ。…何だか場所とマッチしていない…。
「やはりお茶は地球産じゃのぅ…」
と、まったり優雅にしているこの人も妙に不思議な雰囲気で、何かマッチしていない…。耳や首や腕に大振りの金のアクセサリーが光っているが、それも実に似合っていて、アラビアンナイトにでも出てくるお姫様の様だ。
「何見ておるのじゃ…タロウ、何かついとるか?わらわの顔に…」
つい見入ってしまい彼女に聞かれてしまった。
「いっいや…別に」
…何か緊張するな…何の話をしたら良いだろうか…。
テーブルの上に目をやると、ガラスの器に果物が盛られている。…色は黄緑でライチ位の大きさだ。
「…この果物珍しいね…初めて見たよ。」
と呟いたら。
「わらわの故郷エルマストリア産のマンディモグアークじゃ!…美味いぞ」
エマイユは嬉しそうな顔をして俺に勧めた。
「じゃあ…頂きます!」俺はそれをほうばったが…