またたびものっ!
長身とまでは行かないが、すらりとしていてスポーティーな感じの人…。
細身だが全身の筋肉がひき締まっていて、何かしらの運動で日々鍛練している感じである…。
金茶のサラサラストレートヘヤーをきらきらとなびかせながら、その人は振り返った。
「大丈夫か?…」
「あ…ありぎゃちょふ…お姉りゃん…凄ひっぴょれ!」
立派なレディとはきっと、この様な威風堂々とした人だわ。
…と人形は憧れの目で彼女を見つめた。
「…アイツ、ヤンって言うんだけどさ…
悪党じゃねえけど、商魂逞しい上にメカヲタク過ぎてアホで…」
ふむふむ…。
頷く人形…しかし、何処かでその名前聞いた様な…。
「ヤンしゃん…?
あにょの人トム君っれ名前にょお兄りゃんちょきゃいりゃひ?」
「知らないな…俺ここ来てまだ一年だからさ」
「しょうにゃんりゃ…。」
知り合いがいれば何とかなるかと思ったが、がっかり…。
「所でお前、何処から来たんだ?…迷子か?」
「ええちょぉ…内緒…。」
…人形の何となく訳ありな様子に気がつき、女性は、少し考え込んで…
「わかった!…この辺で一番の情報通の所連れてってやる!」
と、人形の手を引いた。
「ありぎゃちょふ!…お姉りゃん優しひりぇ」
彼女の顔を改めて見上げて見る人形…。
やや童顔チックな丸顔に丸い緑色の大きな優しい瞳。
髪型や体型も含め、家で可愛がっていた着せ換え人形に何となく似ているかも…。
なんて思いながら、饅頭顔の人形は好感を抱いていた。
「あにょ…あちゃしわぁ…さるさるっれ言ふにょ…。
お姉りゃんわぁ?」
「…俺は、未璃だ。」
…未璃お姉さん。
さるさるも大人になったら格好いい人になりたいわ。
…ちょっとトラブルもあったけど、これから素敵な事が始まりそうな予感…。
初めての冒険にうきうきしている人形だった。
(その頃だぁりんが、どんな顔してたかなんて気にも止めずに…。)
細身だが全身の筋肉がひき締まっていて、何かしらの運動で日々鍛練している感じである…。
金茶のサラサラストレートヘヤーをきらきらとなびかせながら、その人は振り返った。
「大丈夫か?…」
「あ…ありぎゃちょふ…お姉りゃん…凄ひっぴょれ!」
立派なレディとはきっと、この様な威風堂々とした人だわ。
…と人形は憧れの目で彼女を見つめた。
「…アイツ、ヤンって言うんだけどさ…
悪党じゃねえけど、商魂逞しい上にメカヲタク過ぎてアホで…」
ふむふむ…。
頷く人形…しかし、何処かでその名前聞いた様な…。
「ヤンしゃん…?
あにょの人トム君っれ名前にょお兄りゃんちょきゃいりゃひ?」
「知らないな…俺ここ来てまだ一年だからさ」
「しょうにゃんりゃ…。」
知り合いがいれば何とかなるかと思ったが、がっかり…。
「所でお前、何処から来たんだ?…迷子か?」
「ええちょぉ…内緒…。」
…人形の何となく訳ありな様子に気がつき、女性は、少し考え込んで…
「わかった!…この辺で一番の情報通の所連れてってやる!」
と、人形の手を引いた。
「ありぎゃちょふ!…お姉りゃん優しひりぇ」
彼女の顔を改めて見上げて見る人形…。
やや童顔チックな丸顔に丸い緑色の大きな優しい瞳。
髪型や体型も含め、家で可愛がっていた着せ換え人形に何となく似ているかも…。
なんて思いながら、饅頭顔の人形は好感を抱いていた。
「あにょ…あちゃしわぁ…さるさるっれ言ふにょ…。
お姉りゃんわぁ?」
「…俺は、未璃だ。」
…未璃お姉さん。
さるさるも大人になったら格好いい人になりたいわ。
…ちょっとトラブルもあったけど、これから素敵な事が始まりそうな予感…。
初めての冒険にうきうきしている人形だった。
(その頃だぁりんが、どんな顔してたかなんて気にも止めずに…。)